• 更新日: 2019/10/07

2019年10月7日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年10月7日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前週末比35円53銭高の21,445円73銭で寄り付いた後に失速し、マイナス圏へ。その後も軟調に推移している。

米国の景気や米中貿易協議の動向に対する警戒感から、徐々に売りが強まった模様。後場は前週末比53円24銭安の21,356円96銭で寄り付いた。

ドル円は、中国が今週の米中貿易協議において、通商合意の範囲を狭めるとの報道があったことから、オセアニア時間中に1ドル106円67銭台まで下げてスタートしたが、その後は水準をやや上げた。

先週末の米雇用統計の失業率が低水準となったことが好材料となった模様だが、ドル買い一服となった後は上値の重い展開に。

本日より開始する次官級の米中貿易協議を前に様子見ムード。積極的な商いを手控える向きが強い。

先週金曜日の早朝のドル円は、前日のニューヨーク時間中に発表された米ISM非製造業景況指数の弱い内容を受けたドル売りが一服し、1ドル106円90銭台まで買い戻された。

しかし、日経平均が小幅続落したことや、米経済指標の軟調を受けた利下げ観測の高まりから、再び水準を下げる展開に。1ドル106円70銭台まで下落した後は、米雇用統計の結果発表を前に方向感のない状態が続いた。動きが出たのは、ニューヨーク時間がスタートしてから。この日発表の9月の米雇用統計が、非農業部門就業者数が事前予想を下回る結果となった一方で、失業率が事前予想を上回ったことからドル円は水準を上げた。

この日発表された9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+13.6万人と事前予想の同+14.5万人を下回った。他方、失業率は事前予想の3.7%を下回る3.5%と50年ぶりの低水準となった。

さらに、不完全雇用率も7.2%から6.9%に低下し、19年ぶりの低水準となったうえ、8月の非農業部門雇用者数も従前の前月比+13万人増から同+16.8万人と上方修正された。

また、フルタイムの雇用を希望しながらもパートタイムで働く労働者や積極的な職探しをしていない人が含まれる不完全雇用率も、7.2%から6.9%に低下した。

失業率は予想以上の改善を見せたが、時間当たり平均賃金は前月比横ばいとなり、就業者の増加は、以前は20万人前後の増加が見られたことを考慮すると、もの足りない印象だ。

7月と8月の非農業部門雇用者集は合計4.5万人の上方修正をしたものの、3か月平均では15万人増と、前回の17.1万人増に比べて鈍化している。

小売りは8か月連続の雇用減少、建設業の雇用は小幅な伸びとなり、製造業の雇用は0.2万人の減少となった。

好悪材料入り混じる結果となった米雇用統計を受けてドル円はいったん下げたものの、失業率の低下を好感し、一時1ドル107円13銭まで円安が進んだ。

しかし、ナバロ米大統領補佐官がCNNのインタビューに対し、「(雇用統計が)極めて良好なものになったが、この結果を受けてFRBの積極的な利下げが阻まれてはならない」「ドルが過大評価されているために、米国の輸出が阻害されているからだ」と述べたことを受けて、ドル円は再び1ドル106円台に水準を下げた。

このように、9月の米雇用統計の結果を受けてドル円はいったん水準を上げる展開となったが、NYダウと比較すると上昇は弱い。

就業者数と時給の伸びが鈍化していることに加え、先日のISM製造業景況指数の悪化もあり、追加利下げの可能性が意識されているようだ。

ただ、失業率の大幅低下は景気悪化に対する懸念を後退させている。先週金曜日に米ワシントンで開かれた討論会に出席したパウエルFRB議長は「米経済はいくつかのリスクに直面しているが、全体的には良好な状態にある」「この状態をできる限り長く維持するのが我々の役目だ」と述べた。

ただ、金融政策の道筋については言及しなかった。

なお、冒頭でも書いたとおり、本日から次官級の米中貿易協議が開始する。中国は米国との通商合意の範囲を狭めるとの報道があり、消極的な姿勢を示している模様だ。

トランプ米大統領が弾劾調査に直面していることから、譲歩するのではとの見通しを立てているようだが、ナバロ米大統領補佐官は「中国と小規模の合意はないだろう」と発言しており、トランプ米大統領も「部分合意は求めていない。求めているのは完全な合意だ」と先月行われたモリソン・豪首相との共同記者会見の席で明言している。

このことから、中国サイドの思惑通りの展開にはなりづらく、合意への道のりは、これまで同様、困難であると考えられる。

本日この後のドル円は、米中貿易協議を前に上値の重い展開が続くと考えられる。

本日は、中国市場、香港市場ともに休場。NYダウ先物はマイナス圏で推移しているが、横ばいが続いている。

一方、米長期金利は上昇。1.52%台で推移している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。ボリンジャーバンドは値動きに乏しいことから横ばいとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル106円90銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル107円00銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル106円65銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル106円55銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年10月7日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:106.63円~107.45
  • 弱気予想:106.33円~107.19

ユーロ/円

  • 強気予想:117.15円~117.79
  • 弱気予想:116.89円~117.60

ポンド/円

  • 強気予想:131.43円~132.53
  • 弱気予想:130.97円~132.21

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年10月7日|本日のFX経済指標カレンダー

未定 (中) 休場
未定 (豪) 休場
08:50 (日) 9月 外貨準備高
 前回…1兆3316億ドル
14:00 (日) 8月 景気先行指数(CI)・速報値
 前回…93.7 今回予想…91.7
14:00 (日) 8月 景気一致指数(CI)・速報値
 前回…99.7 今回予想…99.4
15:00 (独) 8月 製造業新規受注 [前月比]
 前回…-2.7% 今回予想…-0.3%
15:00 (独) 8月 製造業新規受注 [前年同月比]
 前回…-5.6% 今回予想…-6.6%
28:00 (米) 8月 消費者信用残高 [前月比]
 前回…232.9億ドル 今回予想…155.0億ドル

2019年10月8日|本日のFX経済指標カレンダー

08:01 (英) 9月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 [前年同月比]
 前回…-0.5% 今回予想…-0.9%
08:30 (日) 8月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]
 前回…0.8% 今回予想…0.9%
08:30 (日) 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比]
 前回…-1.0% 今回予想…-0.2%
08:50 (日) 8月 国際収支・経常収支(季調前)
 前回…1兆9999億円 今回予想…2兆1000億円
08:50 (日) 8月 国際収支・経常収支(季調済)
 前回…1兆6471億円 今回予想…1兆6821億円
08:50 (日) 8月 国際収支・貿易収支
 前回…-745億円 今回予想…364億円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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