• 更新日: 2019/10/31

2019年10月31日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年10月31日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前日比66円98銭高の22,910円10銭で寄り付いた。昨日、パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で米国の景気に前向きな見方を示したことから、投資家心理が改善したようだ。

ただ、本日の10時に発表された中国の製造業PMIが事前予想を下回ったことから売りが増え、日経平均株価は上げ幅を縮めた。

後場は前日比87円21銭高の22,930円33銭で寄り付いた。

一方ドル円は上値の重い展開に。朝方は1ドル108円70銭台から108円80銭台と昨日のニューヨーク時間からの流れを引き継いで推移していたものの、仲値近辺に月末要因の実需筋のドル売りが入ったため、水準を落とす展開に。

一時1ドル108円58銭まで円高が進んだ。その後は買い戻されているものの、上値は重い。

昨日のドル円は、FOMCを前に様子見ムードとなった。

東京時間からロンドン時間の午前中にかけて、ドル円は方向感乏しく、小幅なレンジで推移した。

ニューヨーク時間に入ると、米国の2019年第3四半期(7月-9月)GDPが発表された。

事前予想が前期比年率1.6%、前期比2.6%だったのに対し、結果は前期比年率2.9%、前期比2.9%となった。

第2四半期よりは拡大ペースは落ち着き、米中貿易摩擦の影響による企業設備投資や輸出の低迷を堅調な個人消費が下支えした格好だ。

米国の景気減速に対する懸念がいったん後退する内容となったものの、トランプ米大統領の就任以降、最低の伸びとなっている。

今のところ米国の個人消費は堅調だが、設備投資や輸出の悪化の影響が個人投資にも遅れて出てくるのではないかとの見方も根強い。

これを受けて、ドル円は1ドル108円94銭まで上昇した。しかし、その後は再び様子見ムードとなった。

市場の注目を集めたFOMCに関しては事前予想どおり、0.25%の利下げとなった。

また、市場が今回一番注目していた次回利下げに関しては、これまでの「景気拡大の持続へ適切に行動する」との文言が削除された。

これによりドル円は急騰。1ドル109円29銭まで円安が進んだ。

さらに、その後行われたパウエルFRB議長の記者会見で、「経済情勢が見通しどおりなら、今の政策スタンスは適切である可能性が高い」との発言があったことから、利下げが打ち止めとなる可能性が高まったこともドル円の急騰の原因となった。

また、パウエルFRB議長は、7月からの利下げについては改めて調整であることを強調した。

しかしその後、将来の利上げの可能性について「現時点では考えていない」と発言したため、ドル円は急落。

また、米長期金利が急落したことも後押しし、1ドル108円75銭まで円高が進んだ。

このように、FOMCについては市場予想どおりの展開となったため、大きなサプライズはなかった。

利下げの打ち止めが示唆されたものの、ドル円は上値の重い展開が続いている。

その原因となっているのが、11月に予定されていたAPECの開催中止だ。

当初、チリで11月半ばに開催が予定されていたが、同国の地下鉄の運賃引き上げに端を欲するデモが暴動にまで激化し、急激に治安が悪化している。

ここで行われる予定だった、米中首脳会談と米中貿易協議の第一段階の合意文書への署名の実施が危ぶまれている。なお、米中首脳会談および第一段階の合意文書の実施に向けて、代替地を探しているとの報道もある。

しかし、まだ確定ではないことから、冒頭でも書いたとおり、本日のドル円は上値の重い展開となっている。

このような理由から、本日この後の東京時間のドル円は引き続き上値の重い展開が続くものとみられる。

本日の上海総合指数は軟調。プラス圏で始まった後に上げ幅を縮小し、マイナス圏に沈んでいる。

一方、ハンセン総合指数は堅調。プラス圏でスタートした後に上げ幅を拡大し、現在も高水準で推移している。

NYダウ先物は堅調。横ばいながら、プラス圏を維持している。

長期金利は軟調。ただ、すでに下げ止まり、現在は下げ幅を縮小させている。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の下にある。

ドル円の急落を受けてボリンジャーバンドは拡大。-1σから-3σを行き来するバンドウォークを形成している。。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円75銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。それを上抜けた場合は、1ドル108円85銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円55円銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円45銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年10月31日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:108.58円~109.50円
  • 弱気予想:108.36円~109.15円

ユーロ/円

  • 強気予想:120.99円~121.79円
  • 弱気予想:120.65円~121.56円

ポンド/円

  • 強気予想:140.02円~140.90円
  • 弱気予想:139.68円~140.63円

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年10月31日|本日のFX経済指標カレンダー

09:00 (NZ) 10月 NBNZ企業信頼感
 前回…-53.5
09:01 (英) 10月 GFK消費者信頼感調査
 前回…-12 今回予想…-13
09:30 (豪) 9月 住宅建設許可件数 [前月比]
 前回…-1.1% 今回予想…0.0%
09:30 (豪) 9月 住宅建設許可件数 [前年同月比]
 前回…-21.5% 今回予想…-25.7%
09:30 (豪) 7-9月期 四半期輸入物価指数  [前期比]
 前回…0.9% 今回予想…0.5%
10:00 (中) 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
 前回…49.8 今回予想…49.8
14:00 (日) 9月 新設住宅着工戸数 [前年同月比]
 前回…-7.1% 今回予想…-6.7%
14:00 (日) 10月 消費者態度指数・一般世帯
 前回…35.6 今回予想…35.2
15:30 (日) 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
16:00 (独) 9月 小売売上高指数 [前月比]
 前回…-0.1% 今回予想…0.2%
16:00 (独) 9月 小売売上高指数 [前年同月比]
 前回…3.2% 今回予想…3.4%
16:45 (仏) 10月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…0.1%
16:45 (仏) 10月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前年同月比]
 前回…0.9% 今回予想…0.9%
18:30 (南ア) 9月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
 前回…0.3% 今回予想…0.4%
18:30 (南ア) 9月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…4.5% 今回予想…4.3%
19:00 (欧) 9月 失業率
 前回…7.4% 今回予想…7.4%
19:00 (欧) 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前期比]
 前回…0.2% 今回予想…0.1%
19:00 (欧) 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]
 前回…1.2% 今回予想…1.1%
19:00 (欧) 10月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]
 前回…0.9% 今回予想…0.7%
19:00 (欧) 10月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比]
 前回…1.0% 今回予想…1.0%
19:00 (日) 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
20:30 (米) 10月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]
 前回…-24.8%
21:00 (南ア) 9月 貿易収支
 前回…68億ランド 今回予想…20億ランド
21:30 (加) 8月 月次国内総生産(GDP) [前月比]
 前回…0.0% 今回予想…0.2%
21:30 (加) 8月 月次国内総生産(GDP) [前年同月比]
 前回…1.3% 今回予想…1.4%
21:30 (加) 9月 鉱工業製品価格 [前月比]
 前回…0.2% 今回予想…0.2%
21:30 (加) 9月 原料価格指数 [前月比]
 前回…-1.8% 今回予想…2.5%
21:30 (米) 7-9月期 四半期雇用コスト指数 [前期比]
 前回…0.6% 今回予想…0.7%
21:30 (米) 9月 個人所得 [前月比]
 前回…0.4% 今回予想…0.3%
21:30 (米) 9月 個人消費支出(PCE) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.3%
21:30 (米) 9月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]
 前回…1.4% 今回予想…1.4%
21:30 (米) 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.1%
21:30 (米) 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
 前回…1.8% 今回予想…1.7%
21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
 前回…21.2万件 今回予想…21.5万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数
 前回…168.2万人 今回予想…168.0万人
22:45 (米) 10月 シカゴ購買部協会景気指数
 前回…47.1 今回予想…48.4

2019年11月1日|本日のFX経済指標カレンダー

08:30 (日) 9月 有効求人倍率
 前回…1.59 今回予想…1.59
08:30 (日) 9月 失業率
 前回…2.2% 今回予想…2.2%

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(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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