• 更新日: 2019/10/15

2019年10月15日の米ドル/円の1時間足チャート

2019年10月15日|本日午後からのFX相場予想

本日の日経平均株価は前週末比264円84銭高の22,063円71銭で寄り付いた。

先週末行われた米中貿易協議について、第一段階の合意に達したとの報道を好感し、輸出株を中心に買いが入っている。

後場の日経平均株価は、前週末比359円66銭高の22,158円53銭で寄り付いた。

一方ドル円は、もみ合いが続く。米長期金利が低下したことから1ドル108円30銭前後まで下落する場面もあったが、仲値の実需筋によるドル買いや、堅調な日経平均株価の動向を受けて底堅い。

さらに、本日発表された中国の9月消費者物価指数(CPI)が事前予想の前年同月比2.9%を上回る同3.0%となったことも好感されている。

昨日は、東京市場が体育の日で休場、米国市場がコロンブスデーのために一部金融市場が休場ということもあり、ドル円は終始値動きに乏しい展開となった。

ロンドン時間中に、中国が第一段階の合意を前にさらなる交渉をしたいとの報道があったことから、ドル円は1ドル108円03銭まで円高が進む展開となった。

また、昨日発表された中国の9月の輸出が前年比3.2%減と今年2月以来の大幅低下となったことや、9月の輸入が同8.5%減と5か月連続の減少となったことが嫌気され、円買い地合いになりやすかったことも円高を後押ししたものと考えられている。

先週行われた米中貿易協議については、米農産品の輸入拡大と技術移転の強要の是正、金融サービスの開放や人民元の為替に関する譲歩に中国が合意すると、トランプ米大統領が明らかにした。

この合意について米国は第一段階と位置付け、来月15日の署名を目指すとしている。

米国が中国に対し解決を求めている項目の一部について、合意見通しが立った形ではあるが、より解決が困難な問題については先送りされた。

これにより、今月15日に予定されていた中国からの輸入品2,500億ドル分への対中追加関税の発動は延期された。

このことを市場は好感したものの、慎重に見る向きも強く最終合意までは気が抜けない。

既述のとおり、中国が第一段階の合意を前に詳細を詰めるための協議を行い、習近平中国国家主席の署名はその後になるとの報道が昨日あった。

米国側は10月15日発動の追加関税は先送りしたが、12月に予定している関税引き上げに関しては撤回も延期も表明していない。

この報道について、ムニューシン米財務長官は、米CNBCのインタビューに対し、「第一段階の合意に署名できるよう、今後数週間かけて米中両国が交渉を行う」「12月15日までに合意の署名を希望する」と述べている。

また、米国はすでに書いたとおり、第一段階の合意で中国が400億~500億ドル相当の米農産品を輸入する等の発表をしているが、中国はこのことについて言及していない。

そのため、最終合意までは本件に関する報道に注意が必要だ。

このように、先週の懸案事項だった米中貿易協議が部分合意に至ったことを市場は好感したものの、昨日は東京、ニューヨークともに休場(米国は株式市場はオープン)となったことから、ドル円は値動きに乏しい展開となった。

昨日のNYダウは市場参加者も少なく、方向感に欠ける展開となったが、本日の日経平均株価は市場のリスク回避姿勢が後退したことにより、高水準で推移している。

本日この後のドル円は、堅調な日経平均株価の動向が下支えすると考えられる。

ただ、米中貿易協議についてはまだ最終合意に至っておらず、積極的に上値を追う展開にはなりにくく、上値の重い展開になるだろう。

引き続き米中貿易協議に関するヘッドラインには注意が必要だ。

本日の上海総合指数は軟調。マイナス圏で始まった後も下げ幅を拡大している。ハンセン総合指数はもみ合いに。

昨日の終値を挟んで動く展開となっている。

NYダウ先物は堅調。緩やかな上昇が続いている。

一方、米長期金利は軟調。1.7%台から1.68%台に低下している。

テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲の上にある。

値動きが乏しいため、ボリンジャーバンドはバンド幅が縮小し、横ばいとなっている。

この後、東京時間のドル円は、1ドル108円45銭前後が短期的な抵抗線になるとみられる。

それを上抜けた場合は、1ドル108円55銭が抵抗線として意識されるとみられる。

一方、東京時間の支持線は、短期的には1ドル108円20銭前後になるとみられ、そこを割り込んだ場合は、1ドル108円10銭前後が支持線として意識されるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

2019年10月15日|本日のFXレンジ予想

ドル/円

  • 強気予想:108.14円~108.73
  • 弱気予想:107.87円~108.57

ユーロ/円

  • 強気予想:119.27円~119.89
  • 弱気予想:119.01円~119.71

ポンド/円

  • 強気予想:135.79円~137.95
  • 弱気予想:134.89円~137.32

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏のレンジ予想)

※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。

2019年10月15日|本日のFX経済指標カレンダー

10:30 (中) 9月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]
 前回…-0.8% 今回予想…-1.2%
10:30 (中) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
 前回…2.8% 今回予想…2.9%
13:30 (日) 8月 第三次産業活動指数 [前月比]
 前回…0.1% 今回予想…0.6%
13:30 (日) 8月 鉱工業生産・確報値 [前月比]
 前回…-1.2%
13:30 (日) 8月 鉱工業生産・確報値 [前年同月比]
 前回…-4.7%
13:30 (日) 8月 設備稼働率 [前月比]
 前回…1.1%
15:30 (スイス) 9月 生産者輸入価格 [前月比]
 前回…-0.2% 今回予想…0.0%
15:45 (仏) 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]
 前回…-0.3% 今回予想…-0.3%
15:45 (仏) 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]
 前回…0.9% 今回予想…0.9%
17:30 (英) 9月 失業保険申請件数
 前回…2.82万件
17:30 (英) 9月 失業率
 前回…3.3% 今回予想…3.2%
17:30 (英) 8月 失業率(ILO方式)
 前回…3.8% 今回予想…3.8%
18:00 (独) 10月 ZEW景況感調査(期待指数)
 前回…-22.5 今回予想…-26.8
18:00 (欧) 10月 ZEW景況感調査
 前回…-22.4
21:30 (米) 10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
 前回…2.0 今回予想…1.0

2019年10月16日|本日のFX経済指標カレンダー

06:45 (NZ) 7-9月期 四半期消費者物価(CPI) [前期比]
 前回…0.6% 今回予想…0.6%
06:45 (NZ) 7-9月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比]
 前回…1.7% 今回予想…1.4%

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。

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