2019.1.31 本日のFX外国為替相場予想
- 更新日: 2019/01/31
※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
2019年1月31日のレンジ予想
ドル/円
強気予想:108.60円~110.12円
弱気予想:108.24円~109.54円
ユーロ/円
強気予想:124.87円~125.79円
弱気予想:124.57円~125.48円
ポンド/円
強気予想:142.58円~143.96円
弱気予想:142.22円~143.45円
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。
※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
昨日の相場状況と本日のFX相場予想
1月30日(水)の東京時間の序盤のドル円は、FOMCがこの日も開催されることから小動きに。早朝は1ドル109円30銭~109円40銭で推移した。
午前9時に東京株式市場が開くと、日経平均株価が前日の終値を上回って始まった後、そのまま下落し、前日の終値を割り込んだまま下げ幅を縮めた。そのため、ドル円は円高が進み、1ドル109円20銭台まで下落した。
午後に入ると日経平均株価が下げ幅を縮小したことから再び1ドル109円30銭台に。しかし、日経平均株価が再度下げ幅を拡大したことに加え、上海総合指数も後場に再び下落したことを受けて円高が進み、1ドル109円20銭台で推移した。
その後は、FOMCの結果発表が控えていることもあり、終始狭いレンジで動く展開となった。最終的にドル円は、1ドル109円31銭前後で推移した。
ロンドン時間の午前中は、東京時間からの流れを引き継ぎ小動きに。1ドル109円20銭~109円40銭で推移した。午後に入り、米・ADP雇用統計が事前予想の17.8万人を上振れる21.3万人となったことからドル買いが一気に強まり、1ドル109円75銭まで上昇した。
しかし、その後はFOMCの結果を前に円が買い戻され、1ドル109円55銭~109円65銭で推移した。
ニューヨーク時間では、ADP雇用統計が事前予想を上振れたことでドル買いが一気に強まり、1ドル109円75銭まで上昇する場面もあった。しかしその後は、FOMC後のパウエルFRB議長の会見を前に小動きとなった。
会見で、パウエルFRB議長は前回会合の声明文に盛り込んだ「若干の段階的な追加利上げが正当化される」との文言を削除し、資産縮小について、これまで「資産縮小は順調で見直す予定はない」としていた姿勢から「経済活動や市場動向に応じて、バランスシート正常化の詳細を修正する用意がある」と一変させた。
これによりドルを売って円を買う動きが急速に強まり、ドル円は一時1ドル108円81銭まで円高が進んだ。最終的にドル円は、1ドル108円99銭~109円09銭で推移した。
ユーロは、1ユーロ1.1420~1.1430ドルで推移した。また、英国は、昨日のEU離脱修正案の採決時に、EU離脱延期を可能にする動議が否決されたことがネガティブであると受け止められ、下落。1ポンド1.3065ドル~1.3075ドルで推移した。
昨日はFOMC終了後のパウエルFRB議長長官の会見まで、概ね小動きの展開が続いた。
米ADP雇用統計が事前予想を上振れたことでいったん1ドル109円75銭まで円安が進んだが、パウエルFRB議長が会見で、声明文から「若干の段階的な追加利上げが正当化される」とのこれまでの文言を削除し、インフレ圧力の弱さを受け、「利上げの可能性弱まる」との見方を示したことに加え、バランスシート縮小計画についても「今後の会合で最終的な計画」を固めると話したことから急激な円高に。
市場の大方の予想どおり、利上げに慎重な示したものの、声明文や会見などでその姿勢を明確にしたことが予想の範疇外だったことが、急激な円高の要因とみられる。今回のパウエルFRB議長の会見から、今後は利下げも視野に入れるのでは、との見方も出ている。
一方、企業収益の圧迫への懸念は弱まったため、株式市場は好感。NYダウは約2ヶ月ぶりに25,000ドル台を回復している。これを受けて、日経平均株価は前日の終値を上回って始まり、現在は高水準で推移している。
ドル円に関して言えば、パウエルFRB議長の発言内容はある程度織り込み済みだったことから、急激な円高は一巡しており、リスク回避的なドル売りも一服したものと考えられる。
本日の東京時間に関しては、日経平均株価の動向を眺めながらの展開になるとみられるが、本日の閣僚級米中貿易協議を前に、上値は重くなるとみられる。
テクニカルを確認すると、ドル円の一時間足はパウエルFRB議長の会見を受けて急落したため、現在は一目均衡表の雲の下にある。
ボリンジャーバンドは急激に拡大したが、-3σのラインを超えたことから、ドル円の一時間足は現在は反発している。60日移動平均線は引き続き下向きのため、下降トレンドが継続中であることが判る。
東京時間では、1ドル109円00銭を意識した動きが続くと考えられ、ここがひとまずの抵抗線になるとみられる。この後、日経平均株価はもちろん、アジア圏の株価指数やNYダウ先物が上昇した場合は、やや円安が進むものとみられるが、上値の重い展開が続くと考えられる。
1ドル109円00銭を超えた場合は、次に1ドル109円07銭前後が次の抵抗線として意識されるとみられる。支持線は、パウエルFRB議長の会見を受けた安値の1ドル109円81銭前後になるとみられる(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。
本日の経済指標カレンダー
1月31日(木)
09:01 |
(英) 1月 GFK消費者信頼感調査 前回:-14 今回予想:-13 |
---|---|
09:30 |
(豪) 10-12月期 四半期輸入物価指数 [前期比] 前回:1.9% 今回予想:0.3% |
10:00 |
(中) 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 前回:49.4 今回予想:49.3 |
14:00 |
(日) 12月 新設住宅着工戸数 [前年同月比] 前回:-0.6% 今回予想:2.0% |
16:00 |
(独) 12月 小売売上高指数 [前月比] 前回:1.4%(1.6%) 今回予想:-0.5% |
16:00 |
(独) 12月 小売売上高指数 [前年同月比] 前回:1.1% 今回予想:1.7% |
16:00 |
(英) 1月 ネーションワイド住宅価格 [前月比] 前回:-0.7% 今回予想:0.2% |
16:45 |
(仏) 1月 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 前回:0.0% 今回予想:-0.6% |
16:45 |
(仏) 1月 消費者物価指数(CPI、速報値)[前年同月比] 前回:1.6% 今回予想:1.5% |
17:55 |
(独) 1月 失業者数 [前月比] 前回:-1.4万人 今回予想:-1.1万人 |
17:55 |
(独) 1月 失業率 前回:5.0% 今回予想:5.0% |
18:30 |
(南ア) 12月 卸売物価指数(PPI) [前月比] 前回:0.4% 今回予想:-0.5% |
18:30 |
(南ア) 12月 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 前回:6.8% 今回予想:5.9% |
19:00 |
(欧) 12月 失業率 前回:7.9% 今回予想:7.9% |
19:00 |
(欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 前回:0.2% 今回予想:0.2% |
19:00 |
(欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 前回:1.6% 今回予想:1.2% |
19:00 | (日) 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) |
21:00 |
(南ア) 12月 貿易収支 前回:35億ランド 今回予想:90億ランド |
21:30 |
(米) 1月 チャレンジャー人員削減数 [前年比] 前回:35.3% |
22:30 |
(加) 12月 鉱工業製品価格 [前月比] 前回:-0.8% 今回予想:0.2% |
22:30 |
(加) 12月 原料価格指数 [前月比] 前回:-11.7% 今回予想:4.0% |
22:30 |
(米) 10-12月期 四半期雇用コスト指数 [前期比] 前回:0.8% 今回予想:0.8% |
22:30 |
(加) 11月 月次国内総生産(GDP)[前月比] 前回:0.3% 今回予想:-0.2% |
22:30 |
(加) 11月 月次国内総生産(GDP)[前年同月比] 前回:2.2% 今回予想:1.6% |
22:30 |
(米) 前週分 新規失業保険申請件数 前回:19.9万件 今回予想:21.1万件 |
22:30 |
(米) 前週分 失業保険継続受給者数 前回:171.3万人 |
23:45 |
(米) 1月 シカゴ購買部協会景気指数 前回:65.4 今回予想:60.0 |
2月1日(金)
08:30 |
(日) 12月 失業率 前回:2.5% 今回予想:2.5% |
---|---|
08:30 |
(日) 12月 有効求人倍率 前回:1.63 今回予想:1.63 |
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
FXで分からないことは、こちらで検索してみましょう!
おすすめのFX会社
外為どっとコム