2019.1.23本日のFX外国為替相場予想
- 更新日: 2019/01/23
※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
この記事の目次
2019年1月23日のレンジ予想
ドル/円
強気予想:109.08円~109.94円
弱気予想:108.84円~109.63円
ユーロ/円
強気予想:123.95円~125.00円
弱気予想:123.66円~124.62円
ポンド/円
強気予想:140.90円~142.69円
弱気予想:140.13円~142.18円
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
※過去の相場データから当期の予想変動幅を算出。
※本資料は情報の正確性、完全性を保証するものではありません。自己責任に基づき、投資の最終的な判断をお願いいたします。この情報に基づくいかなる損害についても、ナビナビFXおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
昨日の相場状況と本日のFX相場予想
1月22日(火)の東京時間の早朝は、前日の米国市場が休場だったことから材料難となり、小動きに。1ドル109円60銭台を中心に狭いレンジでの値動きとなった。午前9時に東京株式市場がスタートし、日経平均が軟調に推移すると、1ドル109円50銭近辺まで下落した。
また、IMFが世界経済の見通しを引き下げたことも、円買いを後押しした。午後に入ると、米長期金利が低下したことから1ドル109円40銭前後まで円高が進んだが、その後は、材料不足ため同水準で小動きとなった。最終的にドル円は、1ドル109円44銭前後で推移した。
ロンドン時間でも材料難から方向感のない動きが続き1ドル109円30銭~109円40銭で推移した。午後に入り米株式市場がスタートすると、NYダウが先週金曜日の終値を下回って始まり、そのまま軟調に推移したことから、一時1ドル109円29銭付近まで円高が進んだ。
その後、再びドル円は浮上した。最終的にドル円は、1ドル109円40銭~109円50銭で推移した。
ニューヨーク時間では、軟調なNYダウの動きを眺めて円高・ドル安に。IMFが世界経済の見通しを引き下げたことが投資家のリスク回避姿勢を強めた。
昼過ぎに、英・フィナンシャル・タイムズが、トランプ米政権が、今月末に開催予定の閣僚級の米中貿易協議をめぐり、技術移転の強要等中国の構造に関わる問題について、中国との意見が対立しているため、予備協議を拒否していると報じたことから、安全通貨である円が買われ、円高がさらに進行した。
そのため、ドル円は1ドル109円14銭をつける場面もあった。その後、ドルが買い戻されたため、ドル円は1ドル109円30銭~109円40銭で推移した。
ユーロは、1ユーロ1.1350ドル~1.1360ドルで推移した。ポンドは、1ポンド1.2950ドル~1.2960ドルで推移した。
閣僚級の米中貿易協議をめぐり、トランプ米政権が予備協議を拒否しているとの報道を受けたニューヨーク時間でのドル売りの影響から、一時1ドル109円14銭まで進んだ円高は、ドルの買い戻しにより現在はやや持ち直している。
本日15時半から日銀の黒田総裁による定例記者会見が予定されているが、その発言には注意が必要である。また、米国では、昨年11月の住宅価格指数(前月比)やMBA住宅ローン申請指数、1月のリッチモンド連銀製造業指数の発表が予定されている。
いずれも注目度の高い経済指標ではないものの、事前予想の上振れ・下振れがドル円相場に影響を与えるため、結果には注目した方が良い。
昨日のドル円は、ニューヨーク時間で米中貿易協議に関する報道があった後、一時的に円高が進んだが、IMFが世界経済の見通しを引き下げたことから、全体的に小動きながらもじり安の展開となった。テクニカルを見ると、ドル円の一時間足は一目均衡表の雲のすぐ下にあるため、現在は下降トレンドにあることが判る。
また、ボリンジャーバンドは収縮してきている。60日移動平均線も横ばいになっていることから、方向感のない動きになっていると言える。
本日は日銀の黒田総裁の発言を前に、ドル円相場はやや様子見ムードとなる可能性がある。それでも、午前9時からの日経平均株価の動向には注意したい。米中貿易協議に関する報道を受けてリスクオフムードになりやすく、日経平均株価が軟調に推移すれば、ドル円は本日も円高になると考えられる。
また、15時半からの黒田総裁の発言時には、ドル円は大きく動く可能性があるため、その前にいったんポジションをクローズしておいた方が良いだろう(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。
本日の経済指標カレンダー
1月23日(水)
13:30 |
(日) 11月 全産業活動指数 [前月比] 前回:1.9% 今回予想:-0.4% |
---|---|
15:30 | (日) 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 |
16:45 |
(仏) 1月 企業景況感指数 前回:102 今回予想:102 |
17:00 |
(南ア) 12月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 前回:0.2% 今回予想:-0.2% |
17:00 |
(南ア) 12月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 前回:5.2% 今回予想:4.5% |
21:00 |
(米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 前回:13.5% |
22:30 |
(加) 11月 小売売上高 [前月比] 前回:0.3% 今回予想:-0.7% |
22:30 |
(加) 11月 小売売上高(除自動車) [前月比] 前回:0.0% 今回予想:-0.4% |
23:00 |
(米) 11月 住宅価格指数 [前月比] 前回:0.3% 今回予想:0.2% |
24:00 |
(米) 1月 リッチモンド連銀製造業指数 前回:-8 今回予想:-2 |
24:00 |
(欧) 1月 消費者信頼感(速報値) 前回:-6.2 今回予想:-6.5 |
1月24日(木)
08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前回:2兆2099億円 |
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08:50 |
(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前回:-4282億円 |
(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)
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