2019.1.21 米国市場が休場のため、ドル円は小動き。1ドル109円70銭近辺での戻り売りに注意

  • 更新日: 2019/01/21

ドル円の1時間足チャート(20190121)

121日(月)の東京時間は、先週末のニューヨーク時間からの円安が一服。日経平均株価が上げ幅を縮めていることもありやや円高方向へ。一時1ドル10940銭台まで円安が進んだが、その後再び浮上し、現在、1ドル10955銭~10965銭台での動きとなっている。

先週金曜日に、米・ブルームバーグが、中国政府が対米輸入を計一兆ドル(約110兆円)以上増やし、対米貿易黒字をゼロにすることを提案すると報じたことを受けて、ロンドン時間からニューヨーク時間にかけ、ドル円は円安が鮮明に。一時1ドル10989銭台を付ける場面もあった。

本報道により、米中貿易摩擦の激化に対する懸念が後退し、これまで上値を抑えられていたドル円は一気に円安が進んだ。また、この日発表された米国の鉱工業生産は前月比0.3%と、事前予想の0.2%を上振れた。

さらに、12月の設備稼働率も78.7%と事前予想の78.5%を上振れて、米国の景気の好調さが伺える内容となったこともドル買いに拍車をかけたと思われる。

ただ、その一方で、この日発表された1月のミシガン大学消費者信頼感指数は事前予想の97.0を大きく下回る90.7となった。トランプ米大統領が当選する直前の201610月以来の低水準となったことから、米国の消費者心理の冷え込みが確認できる内容となっている。

先行き期待指数も8.7ポイント低下の78.3となったことから、長期化する米政府機関の閉鎖や追加関税の影響が反映されたと考えられている。

ミシガン大学消費者信頼感指数はカンファレンスボードの消費者信頼感より対象人数は少ないものの、発表が早いため、消費者マインドの先行指標としてみられている。

長引く米政府機関の閉鎖が、米国経済に悪影響を与えるとの見方は以前からされていたが、今回の結果はそれを裏付けるものとなった。消費マインドの低下は米国経済にはネガティブで、トランプ政権になってから好調に推移してきた個人消費に影を落とす可能性がある。

さらに、18日に米ワシントン・ポスト紙が、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が、当面の利上げ休止支持に傾いたと報じたことも、ドル円の押し下げ要因となる。今年の米国の利上げは1回に引き下げられるとの見方が強まっているが、この報道はその確度を強めるものとなった。

なお、本日発表された中国のGDPは事前予想どおりの6.4%で着地したが、2009年以来の低成長となり、米中貿易摩擦の影響が顕れたものと考えられる。今のところドル円への影響は限定的で、本報道後も、本日の上海総合指数は堅調に推移しており、ドル円の下支え要因となっている。

本日の東京時間では、1ドル10970銭台を試す動きになっている。同水準での戻り売りにより、ここが一つの抵抗線になっている模様。

1ドル10970銭台を突破すれば、次に1ドル10980銭台を試す動きになると考えられ、ドル円は先週金曜日に付けた1ドル10989銭前後を目指して動くものと考えられる。

ただ、本日は米国が休場のため、ドル円は先週末のような強い上昇トレンドを形成しにくい。円安地合いは今のところ変わらないが、先週金曜日に比べると、比較的小動きとなる可能性がある。

また、米・ブルームバーグが、今月9日までに行われた米中貿易協議について、両国が不満の表明に終始し、知的財産権など中国の構造に絡む問題についての進展はなかったと報じたことも、ドル円の上値を重くしている。

テクニカル的には、一時間足で見た場合、上昇トレンドにある。ボリンジャーバンドはバンドの拡大が緩やかになりつつあり、バンドウォークはいったん終了したが、移動平均線は引き続き上向き。

ローソク足は移動平均線をいったん割り込んでいるが、再び強い上昇で押し戻している。一目均衡表の雲の上にローソク足があるため、まだ上昇トレンドが続いているとみられる。

本日は米国市場が休場となるため強い上昇が発生しない可能性があり、すでにポジションを持っている場合はローソク足が移動平均線を割り込んだところでいったん手じまうのが賢明。

すでに書いたとおり、本日の東京時間では、1ドル10970銭台が一つの壁になっている。今のところ日経平均株価が軟調で、米・ブルームバーグが米中貿易協議で知的財産権を巡る問題での進展がなかったと報じたことから、ドル円の上昇圧力はやや弱め。反発して下落する場合は、1ドル10945銭前後が短期的なサポートラインとなるとみられる。

(元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)。

本日の経済指標カレンダー

    1月18日(金)

    未定 (米) 休場

    09:01 (英) 1月 ライトムーブ住宅価格 [前月比]
     前回:-1.5%
    11:00 (中) 12月 小売売上高 [前年同月比]
     前回:8.1% 今回予想:8.2%
    11:00 (中) 12月 鉱工業生産 [前年同月比]
     前回:5.4% 今回予想:5.3%
    11:00 (中) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]
     前回:6.5% 今回予想:6.4%
    11:00 (中) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比]
     前回:1.6% 今回予想:1.5%
    16:00 (独) 12月 生産者物価指数(PPI) [前月比]
     前回:0.1%

    (元ネット系証券会社社員 佐藤真奈美氏)

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