FXのローソク足とは?基本とチャートの見方・酒田五法を解説

  • 更新日: 2019/07/12

FXをはじめ、株式投資や商品先物などの投資商品を取引する際の相場分析には、必ずと言って良いほどチャートを使います。

チャートを見ることで、現在上昇相場にあるのか、それとも下降相場にあるのか、それとも持ち合いで方向感がないのかといったパターンを判断できます。さらに、チャートを深く分析することで、売買ポイントも見えてきます。

そんなチャートにはローソク足チャートがよく使われます。ローソク足チャートは日本で生まれ、現在は海外でも広く使われているチャートです。そんなローソク足チャートは、相場のトレンドや今後の展開を考えたり、エントリーのタイミングをはかる上で、今や欠かせないものになっています。

とはいっても、初心者にとっては今ひとつ売買シグナルが分かりにくいものかもしれません。細長い長方形がたくさん並んだ図のようにしか見えず、ここからどうチャートパターンを読み取ればよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。今回はそんなローソク足に関して、

  • ローソク足の基本が知りたい。
  • ローソク足からどうサインを読み取れば良いか分からない。
  • ローソク足チャートの使い方を知りたい。


という人に、ローソク足の基本やローソク足チャートの基本的な見方、使い方を紹介します。相場を読み取るために必要なローソク足の基本を押さえ、FXトレードの勝ちパターン確立に役立てましょう。

また以下の記事では、FXのチャートに関する情報を詳細に解説しておりますので、こちらも参考にしてくださいね。

ローソク足とは

FXを取引する際、多くの投資家が必ずと言って良いほど見るのが「チャート」です。チャートには様々な種類がありますが、ここでは、日本で特に好まれ、海外でも広がりを見せている「ローソク足チャート」について解説します。

相場分析に欠かせないローソク足とは

ローソク足の実チャートで拡大したもの

ローソク足とは、ある期間の為替や株価等の値動きを表したもので、その名の通り、形がローソクに似ていることから名づけられました。

ローソク足の集合体であるローソク足チャートを見ることで、その期間中の為替や株価等が、値上がりしたのか、それとも値下がりしたのか、あるいは、方向感の無いまま横ばいの動きになったのかが一目でわかるため、FXのみならず、株や商品先物などをトレードする上で欠かせないものになっています。

ローソク足チャートを構成するローソク足には、相場を判断する上で重要な情報が詰まっています。中でも特筆すべきなのは、一目で始値、終値、高値、安値(四本値)を表現しており、分かるようになっていることです。また、その形から、どのような値動きをしたのかが分かることもローソク足の大きな特徴です。

ローソク足は日本生まれ

ローソク足は海外では「キャンドルチャート」と呼ばれています。そんなローソク足は、実は日本で発明されました。その誕生には諸説ありますが、江戸時代、大阪の堂島の米会所で「出羽の天狗」の異名を取った、希代の相場師である本間宗久が最初に作ったと一般的には言われています。

ローソク足の誕生により、日本では江戸時代にはすでにテクニカル分析が行われていました。本間宗久は、のちのチャールズ・ダウと並ぶテクニカル分析の先駆者とされているのです。そんな日本生まれのローソク足は、その情報量の多さから海外にも伝わり、現在では世界中で広く使われています。

ローソク足の基本

すでに書いたとおり、ローソク足は一定期間の値動きを分かりやすく図表化したものです。ここでは、ローソク足の基本的な見方を紹介します。

買いが多く、値上がりしたことを示す陽線

陽線ヒゲなしで、始値から終値までどう動いたかを図示

期間中、買いが多かったために値上がりしたことを示すのが陽線です。基本的に白抜きの長方形で表されますが、チャートによっては赤で表されることもあります。

なお、各FX会社が用意するチャートツールの中には、陽線の色を好きに変えられるものもあります。白抜きや赤以外の色を陽線に指定し、自分にとって見やすい色にカスタマイズできるのですが、基本的に陽線は、白抜きか赤で表示されることが多いことを覚えておくと良いでしょう。

売りが多かったことを示す陰線

陰線ヒゲなしで、始値から終値までどう動いたかを図示

期間中、売りが多かったために値下がりしたことを示すのが陰線です。基本的に黒塗りの長方形で表されますが、チャートによっては青で表されることもあります。

陰線も陽線同様、各FX業者が用意するチャート画面によっては、色を好きに変えられるものもあります。しかし、基本的には黒塗りか青で表されることが多いことを覚えておくと良いでしょう。

売りと買いが拮抗したことを示す十字線

十字線で、始値から終値までどう動いたかを図示

売りと買いが拮抗した時は、十字線で表されます。また、FXではほとんど無いのですが、株などの場合、ごく稀に、始値・終値・高値・安値が同じになり、まったく値動きしない時があります。そのような場合、横向きの一本線で表現されます。

ローソク足のコマに長い下髭がついているチャートは「首吊り線」と呼ばれ、強力な売りのサインとなります。

ローソク足のヒゲとは

陽線ヒゲありで、始値から終値までどう動いたかを図示

ローソク足は、基本的には細長い長方形で表されます。しかし、長方形のみのものよりも、その上下に棒線がついているものの方をよく見かけます。この棒線の部分をヒゲといいます。

ヒゲのないローソク足は、陽線の場合、その期間中、始値=安値、終値=高値になったということを意味しています。また、陰線の場合、その期間中、始値=高値、終値=安値になったということを意味しています。しかし、実際の値動きはこのようにならないケースも多々あります。

例えば、100円で始まった後、99円80銭に一度値下がりし、その後値を戻してさらに上昇し、100円30銭まで値を上げたとします。その後少し下げて100円20銭で終わった場合、上下にヒゲのある陽線として描かれます。(上に伸びるヒゲを上髭といいます)

また、100円で始まった後、100円20銭まで値を上げて、99円80銭まで値下がりしたとします。その後、99円90銭まで再び値を上げて終わった場合、上下にヒゲのある陰線として描かれます

売りと買いのどちらの力が強いのか、ヒゲから読み取ることができます。ヒゲが上に長ければ、下押しの力が強いことが読み取れ、ヒゲが下に長ければ、上昇圧力が強いことが読み取れます。

期間によって異なるローソク足

短期の値動きを表したローソク足には、1分足、5分足、10分足などの種類があります。例えば5分足であれば、5分ごとの値動きをローソク足で表していることになります。長期のものの場合、日足、週足、月足などの種類があります。日足であれば、1日の値動きを表しており、月足であれば、1か月の値動きを表していることになります。

なお、5分足は1分足5つ分の動きを表したものになり、10分足は、5分足2つ分の動きを表したものになります。このことから分かるように、期間の長いローソク足は、期間の短いローソク足の動きを1つにまとめています。そのため、期間をどれくらい取るかで、ローソク足の形も変わってきます。

ローソク足チャートについて

ローソク足チャートは、FXのみならず株や商品先物等、投資商品全般で広く使われています。上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを把握したり、様々なシーンでチャート分析にはもちろんのこと、値幅や市場の変化を見極めるのに役立ちます。

特にレンジ相場の往復で瞬間の利益を取りに行くシンプルなスキャルピングトレードなどでは、ローソク足の見極めが重要になります。

しかし、何も知らない初心者にとっては、様々な長さの細長い長方形が並んだだけの図にしか見えず、それぞれの違いや、ここからどうレートの変動を読み取れば良いのか分からないのではないでしょうか。

ここでは、初心者向けにローソク足チャートの見方、考え方を解説します。

ローソク足の集合体であるチャートを見て相場を分析

ローソク足の集合体であるローソク足チャートは、ローソク足の並びや組み合わせ、全体的な形などからこれまでの動きを読み取ったり、今後の相場の動きを予測しやすいことから、多くのトレーダーに使われています。

明けの明星

例えば、陰線のローソク足が多く並び、下落が続いているチャートがあるとします。そんな時、上下に長いひげのついた胴の短いローソク足(おもちゃの独楽に似ていることから、“コマ”と呼ばれる形です)が形成されると、トレーダーはどのような判断をするでしょうか?

実はこのローソク足の並びは「明けの明星」と呼ばれ、底値を示す相場転換シグナルとして知られています。つまり、ここで下降相場が終わり、上昇相場へとトレンド転換する可能性が高いことが読み取れるのです。

なお、陽線が多く並んで上昇が続く中、高値圏でコマが窓を開けた状態で出ると、「宵の明星」と呼ばれるシグナルです。宵の明星は、下降トレンドへの転換を示すシグナルとして知られています。

ローソク足チャートからトレンドを知る

上記でも少し紹介したとおり、ローソク足チャートから、トレンドを知ることができます。それだけでなく、ローソク足の形からも、その時どんな動きがあったのかが読み取れます。

下ヒゲのない陽線と、長い下ヒゲのある陽線の値動きを比較

例えば、ヒゲのない陽線は、上昇の力が非常に強かったことを表しています。しかし、この陽線の形が少し変わるとどうでしょうか。

例えば、短めの陽線に長い下ヒゲがついている場合、強い下押しの力があったことが分かります。しかしながらこの場合、強い下押しの力をはねのけて、上昇の勢いが上回ったことを表しています。

また、同じく短めの陽線に長い上ヒゲがついている場合はどうでしょうか。確かに値上がりはしていますが、下押しの力が強いために、本来の上昇が押し戻されてしまったことを表しています。

このように、ローソク足の並びから、相場の強弱や、どのような動きをしているのかを理解することができるのです。

上昇を示すローソク足チャート

上昇を示すローソク足チャートには、基本的に陽線が多く並んでいます。ただ、すでに書いたとおり、陽線であっても上ひげの長い陽線や、短い陽線が多く並んでいる場合は、トレンド転換が近いことを表しています。

上昇を示すローソク足チャートには、下値と上値が切りあがっていくパターンが多くみられます。ローソク足の並びは陽線が多いものの、途中で陰線を挟むパターンもよくあり、仮に途中で陰線が出たとしても、その陰線の上値と下値が、その前のローソク足の上値と下値よりも高い位置にあることも珍しくありません。

また、下落してもすぐに値を戻し、再び下値と上値を切り上げながら再び上昇していくケースもよくあります。

下降を示すローソク足チャート

下降を示すローソク足チャートには、基本的に陰線が多く見られます。ただし、陰線であっても、下ヒゲの長い陰線の場合、下落した後、上に押し戻されたことを表しているため、上昇圧力が強いことが分かります。

そのため、下ヒゲの長い陰線が並んでいたり、短い陰線が並んでいる場合は、トレンド転換が近いことを示しています。

下降を示すローソク足チャートの場合、下値と上値が切り下がっていく傾向にあります。ローソク足の並びは陰線が多いですが、途中で陽線を挟むこともよくあります。

保ち合いを示すローソク足チャート

上昇、下降のどちらでもない、方向性が定まらない横ばいの状態を「保ち合い」といいます。しかし、横ばいがずっと続くことはなく、いずれ上昇か下降に転じます。そのため、保ち合いの場合、この状態を抜け出した時に、どちらに相場が動くか確認することが大切です。

保ち合いを示すローソク足チャートにはいくつかパターンがあります。

  1. 上値が切り下がり、下値はあまり変わらず同じくらいの水準を維持したまま下放れするパターン
  2. 上値と下値が切り下がりながらも、サポートラインを割り込むことなくそのまま上放れするパターン
  3. 下値が切りあがり、上値はあまり変わらず同じくらいの水準を維持したまま上放れするパターン
  4. 下値と上値が切りあがりながら、レジスタンスラインを超えることなくそのまま下放れするパターン
  5. 上値が切り下がり、下値が切り上がるパターン


この5つのパターンのうち、⑤の「上値が切り下がり、下値が切り上がるパターン」については、保ち合いを抜けた後、上にも下にも行く可能性があるため、注意が必要です。

ローソク足と酒田五法

日本のテクニカル分析の祖であり、ローソク足の生みの親とも言われている本間宗久は、酒田五法と呼ばれるチャート分析法を考案したと伝えられています。ここでは、ローソク足の並びから、売りと買いの場面を分析した酒田五法について解説します。

酒田五法の基本パターン

江戸時代に生まれた酒田五法は、今でも現役で使われているテクニカル分析の一つです。酒田五法には、三山、三川、三空、三兵、三法の五種類があります。以下それぞれの特徴を解説します。

① 三山(さんざん)

酒田五法の三山の模式図

上昇の後、下落のパターンが3回連続し、その形が3つの山のようであることから、三山と呼ばれています。真ん中の山が一番高いものが「三尊天井」(海外ではヘッド・アンド・ショルダーといいます)と呼ばれており、大天井を作った後、下落する形とされています。

② 三川(さんせん)

酒田五法の三川の模式図

三川には2つの説があります。三山の反対で、下落の後、上昇するパターンが3回続く……つまり、山ではなく谷を作る形を三川とする、というものが1つ目の説です。この説の場合、三川は底を作った後に上昇する形とされており、「トリプルボトム」とも呼ばれています。

2つ目は、3つ並んだローソク足の並び方に注目したもの、という説です。この説を基にした三川には様々な種類があり、中でもよく知られているのが、「三川明けの明星」と、「三川宵の明星」です。三川明けの明星は、下降相場の底から上昇への反転、三川宵の明星は、上昇相場の天井から下落への反転を示すシグナルとされています。

③ 三空(さんくう)

酒田五法の三空の模式図

上昇または下落が3回、窓明け状態で続くことを三空といいます。ちなみに、上昇の時の三空は「三空踏み上げ」、下落の時の三空は「三空叩き込み」といいます。三空踏み上げは天井を打つ可能性が高く、三空叩きこみは底を打つ可能性が高いと言われています。

ただ、FXの場合は株などと違い、窓を空けることが少ない傾向にあります。そのため、FXのチャートで三空を見る機会は、なかなかないかもしれません。

④ 三兵(さんぺい)

酒田五法の三兵

陽線が3つ、または陰線が3つ、同じ方向に並んでいる状態のことを三兵といいます。陽線3つは「赤三兵」、陰線3つは「三羽烏」と呼ばれています。赤三兵は買いシグナル、三羽烏は売りシグナルと判断します。

⑤ 三法(さんぽう)

投資の格言「休むも相場」を表す酒田五法が三法です。上昇相場の中で大陽線が出た後に、小さな陽線や陰線が出たのち出現した陽線が、大陽線の高値を上抜けた状態を「上げ三法」、下降相場の中で、大陰線が出た後に小さな陰線や陽線が出たのちに出た陰線が、大陰線の安値を下抜けた状態を「下げ三法」といいます。

酒田五法の買いシグナル、売りシグナル を知って、FX相場に活かす

酒田五法の毛抜き底と抱き陰線の模式図

先ほど紹介した酒田五法の基本パターン以外に、酒田五法には、買いシグナル、売りシグナルとして様々なローソク足の並びがあります。例えば、「毛抜き底」は、安値がほぼ同じローソク足が底値付近で出たもののことで、買いシグナルと言われています。

また、「抱き陰線」は、上昇相場の時に、陽線の後に窓を空けた状態で始まり、最終的に前日の陽線の始値を下回る形の陰線となったもののことをいい、天井が近いことを表しています。

酒田五法は現在も多くのトレーダーが使っているテクニカル分析の一つです。種類が多いため、すべてを把握する必要はありませんが、代表的なものを抑えておくとFX相場でも活かせます。

ローソク足とトレンドライン

ローソク足チャートを分析する上で欠かせないのが、トレンドラインです。相場の傾向と今後の展望を知るために、チャートにトレンドラインを引いて分析しましょう。

ローソク足チャートに欠かせないトレンドライン

トレンドラインとは、チャートの安値同士または高値同士を結んだ線のことです。ローソク足チャートを使うトレーダーの多くが、トレンドラインを引いて相場分析します。

こうすることで、これまで相場がどういう動きをしてきたのかが分かり、買いのポイントや売りのポイントを見つけ出すのに役立ちます。

トレンドラインの引き方

トレンドラインを引いた実チャート、水平ラインの模式図

トレンドラインはむやみやたらに引けば良いものではなく、引き方にはコツがあります。上昇相場の時は、安値同士を引いてトレンドラインを確認します。

この時、すべての安値を結ぶ必要はなく、目立つものをピックアップして引きます。また、基本的には安値から安値へ引きますが、必ずしも厳密に引く必要はなく、ある程度大雑把に引いても大丈夫です。

下降相場の時は、高値同士を引いてトレンドラインを確認します。この場合も、目立つ安値をいくつかピックアップして引きますが、高値から高値へ厳密に引く必要はなく、ある程度大雑把に引いても大丈夫です。

また、上昇相場、下降相場のポイントとなる価格同士を横線で結び、レジスタンスラインやサポートラインを判断することもできます。

このように、ローソク足チャートには、トレンドラインが欠かせません。トレンドラインの引き方は十人十色ですので、自分にとって分かりやすい引き方をマスターして、相場判断に活かしましょう。

ローソク足とヒゲの組み合わせ種類を解説

ローソク足の大きさや、ローソク足とヒゲの組み合わせによって、相場のトレンドや注意点、売り買いのサインとなる場合があります。それぞれ特徴的な名前がついていて、イメージとしても覚えやすいものが多いです。ローソク足の形がどうして形成されたのかは、為替市場を形成する大衆心理を考えると理解しやすいでしょう。特徴的な種類のローソク足について、予測できる相場の動きやトレンドの方向、注意点について説明します。

大陽線・大陰線

実体が非常に長いローソク足は、始値と終値がかなり大きく変動したことを示し、大陽線あるいは大陰線と呼ばれています。この伸びた方向へのトレンドが始まることを暗示するサインとして期待できる種類です。つまり、大陽線は上昇トレンド、大陰線は下降トレンドが始まるサインになる可能性があります。ただし、ひげの付き方により意味合いが変わることもありますので、ヒゲの付き方も確認しましょう。

小陽線・小陰線

小陽線と小陰線は、始値と終値の価格差があまりない短い形状で、相場的に迷いのある状況になっていることを示すローソク足です。あまり方向感はありませんが、ヒゲがどちらかの方向に大きく伸びているようなら意味合いが異なります。

上影陽線・上影陰線

上側に伸びる長いヒゲが特徴の陽線・陰線です。上値が重くなり、上昇の勢いが弱まっていることを示しています。逆に、下降トレンドの時に上影陽線が出ると、レートに底打ち感が出てきていることを示す場合も。上影陰線の場合は、上昇の勢いが弱まっているという意味合いがさらに強まります。

下影陽線・下影陰線

下側に伸びる長いヒゲが特徴の陽線・陰線です。下影陽線の場合は、上昇の勢いが勝っていることを示します。下影陰線の場合は、下落した価格が始値まで戻り切らず、勢いが弱まっている状態です。無理してポジションを建てず、様子を見た方が良いでしょう。逆に、ポジションを持っている場合は、勢いが鈍ってきたと判断して決済してもいいタイミングです。

丸坊主

上下にひげのない陽線または陰線をのことです。どちらも一方向に迷いなく価格が動いたことを示しています。陽線の丸坊主なら上昇トレンド、陰線の丸坊主なら下降トレンドのサインになることも多いローソク足です。かなり特殊なので、チャートに現れたら、その後の動きに注目しましょう。

寄り付き坊主

始値の方向にはヒゲがなく、終値の方向にだけヒゲが出ている状態のローソク足です。陽線なら丸坊主ほどではありませんが買い方向、陰線なら売り方向に動くことが予想されます。どちらの方向にしても、最後に少し押し戻されているため、気になるなら様子見をした方がいいでしょう。

大引け坊主

終値の方向にはヒゲがなく、始値の方向にヒゲが出ている状態です。陽線の場合、一度下げた値が元に戻った状態で、買い勢力が強まっています。陰線なら、売り勢力が強いと考えてください。どちらの方向でも、一度逆行したのに値を戻してさらに伸びたということですので、丸坊主ほどではありませんが、勢いがあるローソク足です。

トンボ・トウバ

四本値がすべて同じレートになると、ローソク足の実体が1本の線になる「十字足」になります。十字足のうち、上側にはヒゲがほとんどなく、下側にヒゲが長く伸びているものがトンボで、逆に上側に長いヒゲが伸びているものがトウバです。この種類が出てくると、相場は転換点を迎える可能性があります。

寄せ線

十字足よりもヒゲが長く出ていて上下同じ長さのローソク足です。買いと売りの勢力が拮抗しており、流れの転換点になる可能性が高いローソク足です。上昇トレンド中に出ていれば下降トレンドへの転換、下降トレンド中に出てくれば上昇トレンドの転換を考えます。

同時足

同時足とは十字足と同じ意味合いで、上下に同じ長さのヒゲが出ているローソク足のことを指します。寄せ線に比べると値幅が狭いため、あまり勢いがある感じではありません。どちらかと言えば迷っているという相場の心理状態を表現していると言えます。方向感が見えないので、様子見したいローソク足です。

ローソク足の「窓」とは?

ローソク足がどんどんできていく中で「窓が開く」などという表現をする状態になることがあります。窓とは、隣り合ったローソク足に重なりの部分が出ず、すき間が開く状態のことです。週末相場が開いていない時に大きなニュースが流れて、月曜日に値段の落差が大きいところからローソク足が形成される、というようなパターンでよく見られます。

窓ができると、一度はその窓を埋める方向に相場が動くことが多いです。この性質を利用して「窓埋めトレード」と言われる取引方法も存在するほど。月曜日の窓埋めトレードで有利なFX会社は、月曜日に午前4時から取引がスタートするサクソバンク証券などです。多くの国内業者が取引できるようになる午前7時ごろになると、窓は埋まってしまい窓埋めトレードのチャンスは少なくなります。

経済指標発表の時にも窓埋めトレードが有効な場合があるため、チャンスがあれば試してみると良いでしょう。ただし、窓埋めトレードは、逆張りになるため、ポジションを建てる時は損切り幅も決めて、損失を抑えるよう心がけてくださいね。

2本のローソク足の組み合わせパターン

先ほど紹介した「窓」も、2本のローソク足を組み合わせたパターンのひとつです。その他にも組み合わせパターンがあります。読み方について解説しますのでご覧ください。

はらみ線

はらみ線とは、先にできたローソク足の実体の長さの中に、次のローソク足がすっぽりと収まる状態のことです。陽線の次に短い陽線や陰線が並んだはらみ線の場合は相場の転換で下降トレンドのサイン。陰線の次に短い陰線や陽線が並んだ場合は、上昇トレンドへの転換サインです。陽線+短いローソク足のはらみ線が出た後のローソク足が陰線の場合は、さらに下落トレンドがはっきり出ていると言えます。

包み線

はらみ線と逆に短い陽線または陰線の次に、長くて前に出たローソク足の長さを超えて包む状態になっているのを包み線と言います。短い陽線を包み込む長い陰線が上昇トレンドで見られた場合はここが天井で、下降トレンドに転換する可能性が大。逆に、下降トレンド中に短い陰線を包み込む大きな陽線が出現したら、上昇トレンドに転じる可能性が高まります。

切り込み線

下降相場が続いている中で、陰線のローソク足の次に、始値がひとつ前の陰線の実体部分を半分以上上側に終値が来ている陽線ができた状態が切り込み線です。下降トレンドから上昇トレンドへ転じるシグナルとして知られています。

被せ線

切り込み線とは逆パターンで、下降シグナルとなるのが被せ線です。上昇相場が続いている中で、陽線のローソク足の次に、終値がひとつ前の陽線の実体部分を半分以上割り込んだ陰線ができた状態を指します

毛抜き天井

前に出現していたローソク足と同じ高値で上ヒゲなしのローソク足が連続して出現した場合は毛抜き天井と呼ばれ、上昇トレンドにブレーキがかかっている状態です。このサインが出たら、買いポジションは手仕舞いをするなど、レートが下がり始めた場合の準備を始めましょう。

毛抜き底

毛抜き天井とは逆パターンで、下ヒゲなしの陰線が同じような価格で連続して下げ止まっているなら、レートは下げ止まり、ここから上昇トレンドに転じる可能性が高まります。毛抜き天井や毛抜き底は、珍しい形の組み合わせですので、注意深くチェックしてみましょう。

ロウソク足は仮想通貨にも活用可能

ここまで見てきたローソク足ですが、ローソク足を使ったチャートの読み方は、仮想通貨のチャートでも十分通用します。

もともと株式投資で銘柄のチャートで用いられてきた手法ですので、価格が変動する投資関係なら、何でも応用が利くと考えて良いでしょう。将来的に仮想通貨以外の投資対象が出てきたとしてもローソク足は使えます。

今後もさまざまな形で投資活動を考えているなら、ローソク足の読み方は身に付けておいて損はありません。

まとめ

今回、ローソク足について押さえておきたい基本を解説しました。日本生まれのローソク足は、シンプルながらも情報量が多く、FXをはじめとした投資には欠かせないものです。

ローソク足チャートには、上昇や下落に転じることを示す、典型的な形があります。他のトレーダーもそれを見て相場を判断しているので、トレンド転換を示す基本の形をきちんと抑えておくようにしましょう。

また、ローソク足チャートは、トレンドラインと一緒に使うケースが多いのが特徴です。トレンドラインを引くことで相場展開が分かりやすくなります。また、レジスタンスラインやサポートラインが分かることで、反転シグナルを判断しやすくなります。

ローソク足チャートとトレンドラインを併用し、FXのトレードスキル向上、売買判断に役立てましょう。

この記事を読んでいる人はFX初心者かと思います。FXの基礎知識については以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

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監修者紹介/FX専門家 五十嵐勝久

中央大学経済学部卒。アルゴ株式会社代表取締役。銀行や証券、FX会社に勤務し、営業、企画、マーケティング部に所属。40歳で会社を辞めて起業。現在はFXや証券会社などのプロモーション業務、システム開発を行う一方、システムトレーダーとしても活躍。

> FX専門家 五十嵐勝久について
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