FXの利食いの方法と/ポイントの作り方

  • 更新日: 2019/06/28

FXで「勝ち組」と言われるトレーダーになるために重要なのは、損切りと利食いの2つです。中でも利食いは、利益を確定するために重要ですが、ここぞというタイミングでできない人も多く、損切りと同様、苦手にしている人が多いようです。
そこで今回は、

    利食いで大切なポイントを知りたい。利食いをするタイミングを見極めるための方法を知りたい。


という人のために、利食いについて解説します。

後ほど詳しく説明しますが、「利食いが苦手」という人には主に3つのタイプに分かれます。「利食いのポイントが分からない」「利益を深追いしてしまい、タイミングを逃してしまう」「早すぎる利益確定をしてしまう」という3パターンの中のいずれかが原因で、利益確定を苦手にしているケースが多いのです。利食いが苦手な人は、大抵の場合、この3つのうちのどれかに当てはまります。

利食いはFXで成功するための鍵を握っています。損切りもFXでは重要ですが、利食いも同じくらい重要です。利食いがうまくできないと、せっかく自分の予想通りの相場が動いても、思うように利益を獲得することができなくなってしまいます。

今回は、利食いをする上で大切なポイントはもちろん、利食いをする際、どのようにして行えば良いのか、ということについても解説します。
FXで成功するために必須となる利食いをマスターして、勝ち組トレーダーを目指しましょう!

FXの成功の鍵を握る利食い

先ほど書いたとおり、FXで「勝つ」ために必要なポイントは損切りと利食いの2つです。この2つがFXで成功するための鍵を握っていると言っても過言ではありません。
ここでは、この2つのポイントのうち、利食いについて解説します。

意外に難しい利食い

FXで「勝つ」ためには、利益を出さなくてはなりません。利食いは、その利益に直結するテクニックと言えるため、損切りと並び、FXで成功するための鍵を握っています。

「損切りは難しい」ということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。確かにそのとおりで、損切りに悩むトレーダーは多く、いわゆる勝ち組と呼ばれるトレーダーは損切りが上手にできている人がほとんどです。しかし、損切りだけが上手でも、FXで利益を上げることはできません。FXで利益を出すためには、損切と同時に利食いも上手にできなくてはならないのです。

先ほど書いたように、利食いはFXにおいて重要なポイント2つのうちの1つです。それくらい重要な利食いですが、実はこちらも損切り同様、苦手にする人が意外に多いのです。損切りは、損失をコントロールするために、どのポイントで損失を確定するか、ということを判断する必要がありますが、利食いの場合は、適切なタイミングで利益を確定しなければならず、その「適切なタイミング」を判断するのに苦労する人が多くみられます。そのため、利益を確定したものの、利益を思うように伸ばせなかったり、利益確定のタイミングが遅くなり、得られる利益が少なくなったりするケースが珍しくありません。

損小利大を実現するには

FXは必ずといって良いほど損失が発生します。そのため、損失をまったく出さずに取引することは、ほぼ不可能と言っても過言ではありません。FXは損失が必ず発生するものとして取引するとして、ここで重要になるのは、「いかにして利益を損失より大きくするか」ということです。

どんなに利益を出しても、損失の方が利益よりも金額が大きければ、まったく意味がありません。FXで利益を出すためには、トータルの利益がトータルの損失よりも大きくならなくてはならないのです。そのため、FXでは、勝率以上に、利益確定と損失確定のコントロールが重要になります。

損失確定がうまくできない人は、「損失を確定するポイントが分からない」ケースの他、「いずれ損失が縮小するのではないか」などと考えてポジションを塩漬けしてしまうケースが多くみられます。利益確定の場合もこれと同様で、冒頭で少し触れたとおり、「利益を確定するポイントが分からない」ケースの他、「もっと利益が伸びるのではないか」などと考えて、適切なタイミングでの利益確定をせずにダラダラとポジションを持ち続けてしまうパターンがよく見られます。利益確定をせずにポジションを持ち続けた結果、相場の動きが反転してしまい、本来得られたはずの金額よりも利益が小さくなってしまうのです。また、反対に、「相場が反転してしまうかもしれない」と思い、早すぎるタイミングで利益確定をしてしまうケースもあります。この場合、利益が出ても、得られる利益が小さくなってしまいます。

このように、利食いがうまくいかないケースには主に3通りあります。いずれも適切な利益確定のポイントが分からないか、あるいは、判断を誤ったことが原因となっています。

長くFX相場で生き残るためには、利益を出し続けなくてはなりません。そして、利益を出し続けるには、利益が損失を上回らなくてはなりません。損小利大を実現するためには、適切なポイントでの損切りはもちろんのこと、適切なポイントでの利食いをする必要があるのです。

上手に利食いをするには

FXで利益を出すためには、損切りの他、利食いも重要になります。
ここでは、利益を出すために重要となる「適切な利食い」をどのように行うか、ということを解説します。

ポイントを明確にする

適切な利食いを行うには、まずは相場の動きを読む必要があります。これから相場が上昇トレンドになるのか、それとも下降トレンドになるのか、という事を見極めなくてはなりません。そのために利用するのが、移動平均線や平均足など、トレンドを読むためのテクニカル指標です。中でも移動平均線は、テクニカル分析には欠かせない指標と言えます。

移動平均線には、20日移動平均線、45日移動平均線など様々な種類がありますが、この中から、自分の取引スタイルや取引する通貨ペアに合わせて、使用する移動平均線を選びます。移動平均線を取引する際の売買ポイントに使うケースもありますが、メジャーな使われ方は、トレンドの方向性を見ることです。上昇トレンドにあるのか、それとも下降トレンドにあるのか、あるいは横ばいでトレンドの出ない状態にあるのかを、移動平均線の向きで確認し、売りと買いのどちらのポジションを取るのか判断しなければなりません。

トレンドの方向を確認したら、どこでエントリーし、イグジットするのかを判断します。エントリーポイントをどのように判断するのか、ということについては、色々な方法がありますが、テクニカル指標を使うのが一般的な方法です。例えば、RSIやストキャスティクス、MACDなどのテクニカル指標を使い、どのポイントでエントリーするかを確認する必要があります。なお、テクニカル指標を使う際は、ダマシを避けるため、何種類かのテクニカル指標を使う、ということがポイントになります。

例えば、移動平均線の他、MACDと平均足を組み合わせて使ってみるのも一つの方法です。MACDはトレンド系であるのと同時にオシレーター系でもある指標ですが、単独で使う場合は、どうしてもダマシが発生してしまいます。そのため、MACDのダマシを回避するために、平均足を利用するわけです。平均足は、トレンドを見極めるのに非常に優れた指標です。通常のローソク足の場合、上昇時も下降時も、途中で一時的に反対方向の動きがどうしても起こります。この「ノイズ」と言うべき動きに惑わされ、相場の動きを正しく読み取れないことが多いのですが、平均足は、このようなノイズをできるだけ排除しているため、相場のトレンドを読みやすいという特徴があります。このように、移動平均線とMACD、平均足を使ってトレードのポイントを判断する場合、例えば移動平均線が上向きの時、MACDがシグナルを下から上に抜き、平均足も上髭の陽線になったら、買いエントリー…というように、エントリーポイントを決めます。

利益確定のポイントもエントリーのポイントと同じです。複数のテクニカル指標を利用し、両方で同じ意味を示すサインが出たら、利益確定をします。先ほどのMACDと平均足、移動平均線の場合、移動平均線が上向きから横ばい、あるいは下向きに変わり、MACDがシグナルを上から下に抜いた時、平均足も下ヒゲの陰線に変わったら、下降トレンドになったか、あるいは、上昇トレンドが終わったと判断し、利益確定します。

このように、テクニカル指標を利用し、利益確定ポイントを見つけることが、利食いを上手に行うためには大切です。エントリーポイントでエントリーした後、相場が自分の読み通りに動いたら利食いをするのですが、このようにルールを決めて利食いをしないと、「もっと利益が取れるかもしれない」「もしかしたら、すぐにトレンドが変わってしまうかもしれない」などと考え、適切ではないタイミングで利益を確定してしまいます。そうならないためにも、きちんとポイントを決めて利食いをすることが大切なのです。

利食いポイントの作り方

先ほど説明したように、利食いは「何となく」行うのではなく、明確なポイントで行う必要があります。ただし、そのポイントは、根拠のあるものでなくてはなりません。
ここからは、どのようなポイントで利食いをするのか、ということを、例を挙げて紹介します。

利食いの例1

ここでは、一目均衡表とMACDを使い、取引する例を紹介します。

ローソク足は、5分足と1時間足を使います。5分足はトレードのタイミングを判断する際に使い、1時間足は、移動平均線同様、相場の方向性を確認するために使います。

1時間のローソク足については、並びを確認します。陽線または陰線が連続して5本以上続いているようなら、強いトレンドが発生していることになります。また、5分足の方では、MACDと一目均衡表を確認します。ローソク足が一目均衡表の雲の上にあるか、下にあるかを確認します。雲の上にあるようなら上昇トレンド、下にある場合は下降トレンド、雲の中の場合はレンジということになります。また、ローソク足の上下にある雲が厚いほど、強いトレンドが発生していることになります。

例えば、1時間のローソク足で陽線が5本続いたとします。そこで、5分足の方を確認し、ローソク足が一目均衡表の雲の上にあり、かつ、MACDがゴールデンクロス(MACDがシグナルを下から上に抜く)したのであれば、そこでエントリーします。そのまま上昇が続き、利益が出たら、問題はどこで利食いをするか、ということになります。利食いをする場合は、MACDがシグナルを上から下に抜いたところで利食いをしましょう。

「まだトレンドが続くのではないか?」「利食いをするポイントとして早くないか」と思う人もいるかもしれません。しかし、MACDも一目均衡表も、ダマシがどうしても発生します。そのため、うまくトレンドに乗っているのであれば、一気に大きな利益を取るのではなく、何回かに分けて利益を取れるようにした方が良いでしょう。特に、初心者のうちは、いきなり大きな利益を取ろうとせず、ルールに則って行うことが大切です。この例の場合、もしも、まだ1時間足の陽線が続き、さらには5分のローソク足が一目均衡表の雲の上にあるようであれば、再びMACDがゴールデンクロスしたところでエントリーし、MACDがデッドクロスしたところで利食いを行う…という形で何度か取引を繰り返して利益を取るようにしましょう。

利食いの例2

次に、一目均衡表とボリンジャーバンドを使う方法を紹介します。一目均衡表は、先ほどと同様、雲を見ます。ローソク足は、5分足と1時間足を使い、1時間足の方は20日移動平均線の方向を確認します。

例えば、1時間足の移動平均線が上向きだったとします。この時、1時間足は陽線が5本以上連続していて、強い上昇トレンドになっていることを確認したとします。

次に5分足の方を確認し、ローソク足が一目均衡表の雲の上にあることを確認します。次にボリンジャーバンドを確認し、スクイーズの状態から、エクスパンションの状態になったのを確認したら、エントリーします。そして、そのままバンドウォークになったら、ローソク足が+2σを超えた時に一度利食いを行います(よほど強いトレンドの時は、+3σ)。まだボリンジャーバンドの中心にある移動平均線が上向きになっていたら、ローソク足が一目均衡表の雲の上にあるのか確認し、さらに、1時間足の陽線がまだ続いているか、そして、1時間足の20日移動平均線も上向きになっているのか確認します。もしこれらの状態が全て揃っているようであれば、まだトレンドが発生していることになります。5分足の方でそのままバンドウォークが続いていたら、+1σにローソク足がタッチしたところで再び買いエントリーし、ローソク足が+2σ(よほど強いトレンドの時は、+3σ)を超えたところで再び利食いをします。

 

まとめ

今回は、FXにおける利食いの重要性について解説し、実際のトレードではどのように利食いのポイントを決めているのか、ということを紹介しました。また、実際にどのようにして利食いをしているのか、ということも、参考例を挙げました。

利食いのポイントは、すでに説明したとおり、テクニカル指標を使って決めます。使うテクニカル指標は、使いやすいものや、自分にとって相性の良いものを選びましょう。「なかなか決められない」「初心者なので、どのテクニカル指標が良いのか分からない」とう場合、まずは、よく使われているボリンジャーバンドやRSIなど、メジャーなものを複数使ってポイントを見つけてみましょう。

今回紹介した例のように、基本的にFXは逆張りではなく、順張りで行うようにしましょう。平日は24時間動いているため、どのタイミングでエントリーしても良いように思うかもしれませんが、決してそうではなく、トレンドが発生するところを狙いましょう。特に初心者の場合、逆張りは難しいため、分かりやすいトレンドフォローの順張りでの投資スタイルにした方が良いでしょう。トレンドをそのまま追いかけ、使っているテクニカル指標がトレンドの終了を表すサインを示したら、そこで利食いを行います。

トレンドが発生した時は、そのトレンドの頭から尻尾まですべて狙うようなトレードは避けましょう。テクニカル指標がエントリーとイグジットのサインを出したら、それに従い、実行します。その結果、1つのトレンドに対し、何度もエントリーとイグジットを繰り返しますが、初心者のうちはそれで良いのです。

投資の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」というものがありますが、エントリーと利食いのコツは、まさにこの言葉のとおりです。

利食いをした後に「もっと大きな利益が狙えたのではないだろうか」と考えてしまいがちですが、利益を追いかけ過ぎた結果、利益が減ってしまうこともあります。そうならないためにも、あまり深追いせずに、適切なタイミングで利食いを行うことが大切なのです。

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