FXのポンドを詳細解説/取引をギャンブルにしないための全情報

  • 更新日: 2019/07/31

FXには様々な通貨ペアがありますが、その中でも値動きの荒さで有名なのが「英ポンド(GBP)」です。
値動きが激しいため、初心者向きの通貨とは言い難いのですが、FXトレーダーからは人気があります。

今回そんなポンドに対し、

  • ポンドの値動きに影響を与える要因は何か知りたい。
  • ポンドを取引するには何に注目すれば良いか。
  • ポンドの大きな流れを知るはどうしたら良いか。

などの疑問を持っている人向けに、ポンドという通貨の概要や、ポンドを取引する際の注目ポイントや政治経済等の情勢などを説明します。

ポンドの激しい値動きに踊らされず、冷静に取引できるトレーダーになりましょう。

ポンドの特徴は「値動きの荒さ」

英ポンド お札 コイン

その値動きの荒さから、FXでは「殺人通貨」「暴れ馬」とも呼ばれるポンド。ボラティリティの非常に高い通貨故に、リスクも相応に高いのです。ここではポンドの値動きの荒さの理由を説明します。

「ボラティリティ」とは、変動の幅の大きさを指します。
・ボラティリティが高い=高リスク
・ボラティリティが低い=低リスク

どうしてポンドの値動きは荒いのか

かつて基軸通貨だったポンドは、ドル、ユーロ、そして円に次ぐ取引量となっていますが、「流通量が少ない」ことから値動きが荒くなりやすい傾向にあります。また、日本ではポンドは人気がありますが、「世界での取引量を見ると、決して多いとは言えません。」このことも値動きが荒くなる原因になっています。

そんなポンドですが、この荒い値動きを狙って「投機的な取引をするFXトレーダーが多い」ことも値動きの荒さに拍車をかけています。

    流通量が少ない取引高はあまり多くはない投機的な取引に利用される

「投機的な取引」とは、短期的な価格変動で生じる利ざやを得ようとすることを指します。

なお、以前ポンドは高金利通貨でもありました。その時は、円やスイスフランなどの低金利通貨で資金を調達し、ポンドで運用するキャリートレードがよく行われていました。しかし、現在(2017年11月)、ポンドの金利は0.50%と低い水準となっており、キャリートレードからはすっかり遠ざかっています。

ポンド円の値動きが荒い理由

値動き
ポンド/円 ポンド/米ドル

日本のFXトレーダーに人気のポンド/円(GBP/JPY)は、値動きが荒いのが特徴です。しかし、世界的にはポンド/米ドルの方がはるかに多く取引されています。

取引量
ポンド/円 ポンド/米ドル

ポンドドルも値動きが激しい通貨ペアですが、ポンド円の方がもっと値動きが荒くなる傾向にあります。というのも、ポンド円は一度ドルを間に挟んだ、クロス円の通貨ペアだからです。ポンド円という通貨ペアを作るにあたり、ポンド(GBP)→米ドル(USD)→円(JPY)という形で、ドルを間に挟んでいるのです。

・ストレート通貨・・・米ドルを軸にした通貨ペア
・クロス通貨・・・米ドルを相手としない通貨ペア

ポンド/円=クロス通過
ポンド 米ドル

そのため、ポンドが米ドルより強く米ドルが円より強ければ、円安ポンド高になります。

円安ポンド高
ドル ポンド

また、ポンドがドルより弱くドルが円より弱ければ、円高ポンド安になります。

円高ポンド安
ドル ポンド

しかし、ポンドがドルより強くドルが円より弱かったり、ポンドがドルより弱くドルが円より強い場合は、どういう動きになるのか読みにくいのが難点です。

このように、ポンド円は値動きが読みにくいのが特徴です。ただ、クロス円は全般的に値動きが読みにくいため、これはポンド円に限った話ではありません。ユーロ円や豪ドル円などもドルストレートに比べて動きが読みにくい傾向にあります。さらに、ポンドの場合は流動性が低いことに加えて投機的な取引が後を絶たないことも、読みづらさに拍車をかけています。

流動性とは、FXにおいて取引量の事を指します。
・流動性が高い=取引量が多い
・流動性が低い=取引量が少ない
値動きと混同しやすいので注意しましょう!

ポンドに影響を与えるもの

英国国旗 日本国旗 マイク

値動きが荒く、投機的な資金が入りやすいポンドですが、他の通貨動揺、金融政策や政治情勢にも影響されます。ここでは、ポンドに影響を与える材料を紹介します。

  1. 中央銀行の金融政策
  2. イギリスの政治情勢
  3. 原油相場
  4. 地政学的な問題等
  5. 注目すべき指標

1.中央銀行の金融政策

イギリスの中央銀行であるBOE(Bank of England)の政策はポンドに大きな影響を与えます。中でも金融政策委員会の発表は注目を集め、内容次第では、ポンドが絡む通貨ペアに大きなインパクトを与える可能性もあります。この金融政策委員会は年8回開かれ、政策金利(利上げ・利下げに関する賛成票・反対票の割合)や量的緩和等の内容、議事録、声明文等が発表されます。なお、BOEではインフレターゲットを2%としています。

BOEはリーマンショックによる景気悪化に歯止めをかけるため、量的緩和策・緊縮財政策をとってきました。その後、イギリス経済は復調傾向にありましたが、2016年にイギリスで行われたEU離脱を問う国民投票で離脱支持が勝利したことを受けて、ポンド安・物価高となっています。

つまり、インフレになっているということなので、これをどうするかということがここ最近のテーマになっていました。これに関しては、インフレを抑制するために金利引き上げが必要との見方がされていましたが、2017年11月2日に開催された金融政策委員会で7対2で政策金利の引き上げが決定し、イギリスの政策金利は、それまでの0.25%から0.50%となりました。

なお、BOEの金融政策委員会議事要旨によれば、利上げは限定的で緩やかに行われるということです。

2.イギリスの政治情勢

イギリスの政治情勢もポンドに影響を与えます。最近の例では、やはりイギリスのEU離脱が挙げられます。EU離脱にあたり、経済優先のソフト・ブレグジットと移民制限重視のハード・ブレグジットとのどちらになるかが注目されていますが、どちらをとってもかじ取りが難しく、先行き不透明です。なお、メイ英国首相自身はハード・ブレグジットを選ぶ方針を示しています。

そんなイギリスの政局ですが、今年6月に行われた英国総選挙では、メイ首相率いる与党保守党が第一党にとどまりましたが、過半数議席割れとなりました。これにより、メイ首相の保守党での求心力は低下し、任期満了を待たずに辞任するのではないかとの見方も出ています(なお、メイ首相自身は辞任の考えを否定しています)。

先月10月4日には、保守党の議員40名がメイ首相に不信任を表明する書簡へのサインに同意し、11月2日には、保守党の有力ベテラン議員で、メイ首相が辞任した場合の首相として候補に挙がっていたファロン国防相が、女性問題で辞任するなどのトラブルが続いています。

これら一連のニュースはポンドにとってネガティブなもののため、ポンド売りにつながりました。このことから分かるとおり、政局もポンドに大きな影響に与えます。

3.原油相場

イギリスには、北海油田だけでなく、ブリテン島中部と南部にも油田があります。そのため、原油相場の上昇が好感されてポンドが買われるなど、原油価格がポンドにも影響することもあります。

4.地政学的な問題等

イギリスはアイルランドと地理的・歴史的にも近い関係があります。貿易でも互いに深い関係がある他、2008年にアイルランドの不動産バブルが崩壊した際には、イギリスは約70億ポンド相当の2国間支援を行っています。このことから、アイルランドとの関係悪化やアイルランドでの経済問題等の発生が、ポンド売りにつながることもあります。

また、イギリスのEU離脱決定により、スコットランドでも独立する動きが出てきています。スコットランドではこれまでも独立の動きがあり、2014には住民投票も行われていますが、前回はイギリスがEUに加盟していることもあって、残留多数の結果となりました。

今回イギリスのEU離脱が決まったことにより、再び独立の機運が高まりましたが、今年6月の下院総選挙で、スコットランドの英国からの独立を目指すスコットランド国民党が苦戦したことに加え、イギリスのEUからの離脱条件がまだ決まっていないことを受け、スコットランド自治政府のスタージョン首席大臣は、これが明らかになるまでは独立を問う住民投票は行わないと表明しています。

5.注目すべき指標

先ほど、BOEの金融政策委員会の発表が注目を集めると紹介しましたが、FXでポンドを取引する際、注目すべき指標は他にもあります。

  • 四半期インフレレポート(毎月上旬に発表)
  • CPI(毎月中旬に発表。インフレ率を確認)
  • 失業率・失業保険申請件数(毎月中旬に発表)
  • CIPS製造業PMI(毎月下旬に発表。政府機関発表の同様のデータに先立ち発表するため、毎月の景気動向をいち早く把握するための指標として参考になる)
  • GDP国内総生産(四半期ごとに発表)
  • 小売売上高(毎月中旬に発表)

などが挙げられます。

FX会社のHPなどにイギリス関連指標の重要度が掲載されており、その中で重要度が高いものは必ずチェックしておきましょう。

上記に挙げたCPIなどは、重要度は中くらいに指定されているケースが多いようです。しかし、現在イギリスはポンド安によるインフレが問題となっているため、CPIは注目すべき指標です。実際、CPIの重要度は中くらいであっても、結果によってはポンドが絡む通貨ペアの急騰や急落を引き起こすことも珍しくありません。

重要度が高いもの以外の指標については、その時のイギリスの経済・金融政策のテーマによって注目度が高くなることもあります。旬のテーマに注意を払いながら、指標に注目しましょう。

また米ドルは基軸通貨となるため、どの通貨ペアにも影響を与えますので、必ず確認しておきましょう。

ポンドを取引 【攻略のポイント!】

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ポンドはボラティリティの高い通貨です。それ故のリスクはもちろんありますが、一方で、メリットになることもあります。ここでは、ボラティリティの高いポンドをFXで取引する場合、どんな方法が向いているのか、また、注目すべきポイントは何かを説明します。

FX初心者にはお勧めできないポンド

ポンドは値動きが荒く、FX初心者には取引しづらい通貨です。ボラティリティが高いことを考慮し、ある程度大きな資金で、ロット数は控えめにして取引する必要があります。

また、すでに書いたとおり、ポンドは投機的な取引をも多く、初心者にとっては動きが読みづらい通貨です。そのため、ポンドは「FXを一度もやったことがない」という人は手を出さない方が良いでしょう。FX初心者は、最初はドル円など、もっと値動きの穏やかな他の通貨で取引し、慣れてからポンドでの取引をするのがおすすめです。

ポンドは中級者、または上級者向けの通貨です。

ポンド円よりポンドドルがおすすめ

FXでポンドを取引する場合、日本人のトレーダーはポンド円を好んで取引する傾向があります。しかし、すでに書いたように、ポンド円は間にドルを挟んでいる関係で動きが読みづらいというデメリットがあります。さらに、世界的に見てもポンド円の取引量は少ないため、動きが不規則になりやすい傾向にあります。

一方、ポンドドルは、世界的に見ると取引量の多い通貨ペアです。国際決済銀行(BIS)の2016年4月のデータによれば、ポンドドルの取引量は、ユーロドル、ドル円に続いて3位となっています。

ポンドは値動きの荒い通貨ですが、ポンドドルに関しては取引量が多いため、ポンド円よりも不規則な動きになりにくいというメリットがあります。

ポンドドルはデイトレ向き

先ほど書いたとおり、ポンドドルはドルストレートのため、クロス円に比べて不規則な動きになりにくい傾向にあります。しかし、ボラティリティはやはり高いため、損益を出すスピードも速くなります。そのため、ポンドドルは「デイトレ向き」の通貨ペアであると言えます。

FXでポンドドルを取引した場合、損益の出るスピードが速いため、利益が出ている時は良いのですが、損失が出た場合はすぐに損失が拡大する危険性があります。そのため、早めのロスカットが欠かせません。

動きが激しいため、経済指標発表時や要人発言が予想されているタイミング等、為替相場に大きな動きを与えるタイミングには、ポンドドルのポジションを持たない方が無難です。

なお、時間帯によるポンドドルの動きの特徴は、次のスキャルピングの項目で詳しく説明します。

ポンドドルはスキャルピングにも向いている

ポンドはボラティリティの高い通貨のため、ポンドドルもスキャルピングに向いています。ただ、ポンドもドルも、東京時間にはその通貨の発行国の市場が動いていないことから、本格的に取引するなら16時以降(冬時間だと17時以降)の方が良いでしょう。

なぜなら、商いの薄い東京市場ではなく、欧州市場のオープンを待ってから大口注文を動かすケースがよくあるからです。そのため、16時直後はポンドドルの値動きが荒くなりやすく、初心者はこの時間は手を出さない方が無難です。

また、NYタイムの動き出す21時半(冬時間だと22時半)や、ロンドンフィックスに当たる24時(冬時間だと25時)大型の実需ポジションが動くことがよくあります。この時の値動きも荒くなるため、ここでも初心者は手を出さない方が良いでしょう。

ポンドドルの中長期取引

値動きが荒く、投機的な資金が入りやすいポンドは、FXではデイトレードやスキャルピング向きの通貨であると一般的には考えられています。確かに短期取引には向いていますが、値動きの荒い中にも、長期的なトレンドはあります。

ポンドドルを中長期取引で行う場合、長期的なポンドの流れを見ていく必要があります。見るべきポイント等の詳細については、次の章に詳しい説明を譲ります。

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ポンドの大きな流れを考える材料

ポンドはボラティリティが高く、変則的な動きをしやすい傾向にあります。短期的な材料に反応したり、投機的な資金が一時的に流れ込んだために、変則的な動きになることが多々あります。

荒い値動きに惑わされやすいのですが、ポンドの変則的な動きは一時的なものであるケースも多いのです。長期的な視点で見た場合、ポンドにも大きな流れの傾向があり、一時的な動きはやがて大きな流れの中に収束していきます。ここでは、ポンドの大きな流れを把握するための方法を解説します。

どんな内容が注目されているか考える

イギリスの政治・経済・金融等に関するものの中で、旬のテーマが、ポンドでFX取引をする際に注目されます。

それでは、現在イギリスで注目されているテーマが何か考えてみましょう。

昨年6月にあったEU離脱(Brexit)を問う国民投票でイギリスのEU離脱が決まりましたが、離脱は一筋縄ではいかなさそうな見通しです。というのも、イギリスは、EU単一市場へのアクセス等のメリットはできるだけ残したい考えですが、EU側は離脱するイギリスに対してそれをしたくないのです。なぜなら、それをしてしまうと他の離脱国が出る恐れがあり、EUの存在意義が希薄化するからです。

また、イギリスがEU離脱の際に支払わなければならない債務や未払の拠出金などといった「手切れ金」は1,000億ユーロにも上ると言われており(当初600億でしたが、EU側が1,000億ユーロに引き上げました)、この支払がイギリス財政を圧迫すると考えられています。このことから、イギリスがこれを全額支払うかどうかは不透明な状況です(今のところ、最大400億ユーロ支払う用意があるとの報道も出ていますが、メイ首相は否定しています)。

EU離脱関連ニュース(EU離脱交渉の進捗状況、イギリス企業やイギリス進出企業が、EU離脱によって関税等のコストが増大するといったニュース)、与党・保守党をめぐるスキャンダルなどはポンドに大きな影響を与えます。そのため、EU離脱関連ニュースと、イギリスの政治情勢については注意が必要です。

イギリス経済をめぐる政策も注目度の高いテーマです。EU離脱決定前のイギリスは賃金が上がらず、日本ほどではないにせよデフレ傾向にありました。しかし、イギリスのEU離脱決定を受けたポンド売りによるポンド安が原因で、現在は物価が上昇しており、BOEの目標インフレ率2%を上回る勢いで推移しています。

その一方で賃金の上昇は鈍いことから、物価抑制につながる金利の引き上げが注目されていました。その結果、最初の方で触れたように、11月2日に金融政策委員会が金利引き上げを決定し、それまでの0.25%から0.50%に政策金利が引き上げられています。

このように、政治、経済、金融政策関連の注目材料が何かを考える必要があります。

現在のイギリスにとって一番大きな問題はEU離脱に関するもので、この問題が、イギリスの政治・経済・金融に大きな影響を与えています。そのため、EU離脱をめぐり、EU側とイギリスで今後どのような交渉が進められるか、イギリスにとって有利・不利な内容になっているかといったことに注目する必要があります。

それに付随し、イギリスの政局にも注目しましょう。求心力が落ちているメイ首相をめぐる報道、保守党の有力議員に関する報道もポンドに大きく影響します。また、イギリスの経済政策、BOEの金融政策にも注目が必要です。ポンド安によるインフレと賃金停滞の動向等に注意しましょう。

ポンドにとってのポジティブ要因、ネガティブ要因を整理する。

ポンドを取引する上での注目材料に先ほど触れました。しかし、それを見たところで、どう判断して良いか分からないという人もいるのではないでしょうか。

そこで、ポンド…つまり、イギリスにとって現在ポジティブになる内容ネガティブになる内容とを分けてみましょう。ポジティブ・ネガティブに分類できないものは、ニュートラルに分類し、一度整理してみるのです。

それでは、ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルでテーマを分けてみましょう。

〇ポジティブな内容
金利引き上げ(ゆるやかな引き上げ)
×ネガティブな内容
政治問題(EU離脱問題、メイ首相の求心力低下)、財政赤字(イギリスは貿易赤字国)、景気減速の兆候(GDP成長率の下方修正、実質GDP成長率がマイナス、賃金停滞、小売売上高の低下、家計貯蓄率の低下、個人向けローン残高が高いレベルで推移等)
△ニュートラルな内容
原油相場(原油生産および原油在庫の増加により価格低下。しかし、月末のOPEC総会で協調減産の延長が決まる見通しのため、底堅い)

いかがでしょうか?

このように整理すると、現状イギリスはネガティブ要因が多く、ポンド売りを引き起こす材料が多いことが分かります。

もちろん、ここで挙げた例は一例ですし、ポンドにとってのポジティブ要因、ネガティブ要因、ニュートラル要因は状況により変化します。ですので、例えば、現状ネガティブ要因に入っている景気減速の兆候が、GDP成長率が上方修正され、実質GDP成長率がプラス転換する等、景気が持ち直してきたと考えられるような指標が複数確認できたら、景気はポジティブな内容に分類されることになります。

このように、ポジティブ要因、ネガティブ要因、ニュートラル要因は状況によって変わりますので、ポンドを取引する場合、ポンドの大きな流れを見るためにも、これらファンダメンタルズ要因をきちんとチェックしておくとFXトレードに活かせます。

実効為替レートにも注目しよう

FXでポンドを取引する場合、ドルや円などの通貨との関係で「強い」「弱い」を判断します。しかし、それはあくまでも相対的なものに過ぎません。その通貨が様々な通貨の中で強いのか弱いのかは、全体を見なければ分からないのです。

そのような時に役立つのが実効為替レートです。実効為替レートは、国際決済銀行(BIS)が発表しています。BISの発表には26ヶ国を対象としたNarrow Indicesと61ヶ国を対象としたBroad Indicesがあり、2010年を100として、各国通貨が通貨高と通貨安のどちらにあるのかを数値化しています。なお、100より小さいと通貨安、100より大きいと通貨高ということになります。

実効為替レートとは、通貨の価値が他の国々の多通貨に対して、上昇や下降を示す指標です。例えば、円がドルに対して下降すれば円安といわれるが、ユーロや他の通貨に対して上昇していれば円安とは言えません。そこで「総合的に把握するための指標として実効為替レートが使われます。」


 
これによれば、Narrow Indicesの場合2017年11月16日の段階でで日本円は76.39、イギリスポンドは100.09、Broad Indicesで日本円は74.09、イギリスポンドは98.24となっています。
 
実効為替レートがどのような状態にあるか(過去と比べてどういう位置にあるか)というとも、その通貨が高いのか安いのかを判断する基準の一つになりますので、参考にすると良いでしょう。

シカゴIMM通貨先物のポジションにも注目しよう

為替市場全体を見た時、売りと買いのどちらのポジションが多いかも重要な指標になります。FX会社の中には、自社のポジションの状態を公表しているところもありますが、それは、あくまでもその会社の中でのポジションの状態に過ぎません。

為替市場全体のポジションを知りたい場合、シカゴIMM通貨先物のポジションが参考になります。もちろん、これがすべての為替市場の動向を指示しているわけではありませんが、大まかな傾向を見るのに役立ちます。

シカゴIMM通貨先物のポジションを確認し、買いポジション、売りポジションの状態がどうなっているのか、また、前週や前日に比べて急に売りに傾いたり買いに傾いていないかをチェックしましょう。もし何らかの変化を見つけたら要注意です。ポジションクローズのタイミングの参考にしたり、反対売買が行われる可能性などを考えましょう。

ロンドン市場については、「FXのロンドン時間の特徴/世界最大の為替市場で注目すべき指標」にて詳しくご紹介していますのでご参考ください。

まとめ

ポンドはボラティリティが高く、投機的な取引も多いことからFX初心者にとっては取引しづらい通貨です。しかし、ポンドも他の通貨同様、政治経済、金融政策等の要因に大きく左右されます。

今回紹介した方法でポンドの大きな流れを分析し、トレードに活かしましょう。また、初心者は動きの激しくなるタイミングは避けた方が無難です。投機的な動きに惑わされず、長い目で見た時にポンドがどのような傾向にあるのかを分析して取引するようにしましょう。

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