FXのピボットの基本と使い方/取引事例と計算式を詳細解説

  • 更新日: 2019/07/31

FXをある程度続けていると、配信されるニュースなどで「ピボット」という言葉を聞くことがあるはずです。ピボットは非常に浸透しているテクニカルの1つで、相場をやるうえで知っていて当たり前の知識と言ってもいいかもしれません。

  • ピボットは一応聞いたことあるけど、ちゃんと理解はしてないかも。
  • 使うテクニカルは決まってるし、ピボット知らなくても問題ない……よね?
  • テクニカルっていろいろあるけど、ピボットってそんなに重要なの?

もしこんなふうに感じている人がいれば、早めにピボットを勉強しておくことをおすすめします。こういった最低限の知識を知らないと、取引チャンスを逃してしまうこともあるでしょう。ぜひこの記事で、ピボットについてひと通り理解してしまってくださいね!

先にFXの基礎知識について知りたいという人は以下の記事を参照してください。

ピボットの基本

最初に、今回のテーマのピボットとはどういうものなのか確認しておきましょう。そのうえで、基本となる仕組みの部分について解説していきます。

7つのラインで構成される

ピボットの説明1これは1時間足のチャートに、日足ベースのピボット(デイリーピボット)を表示したものです。全部で7本のラインで構成されていて、それぞれ上から以下のように名前がついています。

  • レジスタンスライン3(R3)
  • レジスタンスライン2(R2)
  • レジスタンスライン1(R1)
  • ピボットポイント(PP)
  • サポートライン1(S1)
  • サポートライン2(S2)
  • サポートライン3(S3)

ピボットでは、1つ前のローソク足から次のローソク足がどうなるかを分析していきます。PPを中心として上方にR1、R2、R3、下方にS1、S2、S3とあるわけですが、それぞれが次のローソク足の上値、下値の目標の目安のようなものだと考えてください。

そのため、最新のローソク足が動いている時は、市場ではこれらの値が意識されながら取引がなされます。とくにデイリーピボットはかなり重要で、1日の相場の中でこれらのラインは有効に機能することが多々あります。

ピボットの説明2

先ほどのチャートをもう一度見てください。見ての通りですが、ピボットのライン付近で動きが止まったり、反転したりと、有効に機能していることがわかると思います。こういった動きを利用すれば、より優位性の高い取引戦略を立てることができますよね。

このラインを知っているかどうかで、取引チャンスも変わってくることもあるでしょう。どんな手法で取引するにせよ、頭に入れておくべきなのがピボットなのです。ある意味、トレーダーの常識といってもいいような存在ですね。

ピボットの計算式とその意味

では、デイリーピボットのそれぞれの値を出す計算式について見ていきましょう。ベースとなる数字が前日の終値、高値、安値だけなので、計算式自体は比較的わかりやすいと思います。

ピボットポイント(PP)

PP=(前日終値+前日高値+前日安値)÷3

この式の通り、PPは前日の終値、高値、安値を平均した値ということになります。ざっくりと言うと、前日のだいたい真ん中といったようなイメージでいいでしょう。PPはピボットの基準となるような値です。

計算式から、前日が陽線だった場合には前日終値より少し下に、前日が陰線だった場合には前日終値より少し上に、通常のケースでは位置することになります。少しだけ前日とは逆方向に位置しているわけですが、ここにタッチする可能性は高いということも頭に入れておきましょう。

レジスタンスライン1(R1)、サポートライン1(S1)

R1 = PP + (PP-前日安値)
S1 = PP - (前日高値-PP)

つまり、R1というのは、前日安値からPP(≒前日平均値)へ上昇した値幅分、PPより上にある値ということです。逆にS1というのは、前日高値からPP(≒前日平均値)へ下降した値幅分、PPから下にある値となります。

簡単に言ってしまうと、「前日と同じぐらい動くとしたら、このあたりに届くだろう」というようなイメージを、S1、R1には持っておくといいでしょう。

レジスタンスライン2(R2)、サポートライン2(S2)

R2=PP+(前日高値-前日安値)
S2=PP-(前日高値-前日安値)

この式の意味は、前日の高値から安値までの値幅分、PPよりも上にある値がR2で、PPよりも下にある値がS2ということになります。

つまり、基準のPPから前日の値幅分も動いているわけで、これだけ動いたら十分な感じがします。なので、「仮に大きく動いてS1、R1を抜けても、このあたりには収まるだろう」というイメージを、R2、S2については持っておくといいでしょう。

レジスタンスライン3(R3)、サポートライン3(S3)

R3=R1+(前日高値-前日安値)
S3=S1-(前日高値-前日安値)

R2、S2とほぼ同じ計算式ですが、それぞれの起点がPPではなく、R1、S1となっています。前日の高値から安値までの値幅分、R1よりも上にある値がR3で、S1よりも下にある値がS2ということです。

R1、S1は「普通だったらこのぐらい動くよね」というラインでしたが、そこからさらに前日の値幅分も動いたラインがR3、S3ということになります。かなりの値幅を動くことになるので、「普通はここまで届かないだろう」というのが、R3、S3のイメージになります。

なお、そういったR3、S3まで届いたということは、想定を超えた強いトレンドが発生したとも言え、さらに伸びる可能性を示唆するラインでもあります。そのため、R3、S3のことをハイブレイクアウトポイント(HBOP)、ローブレイクアウトポイント(LBOP)や、ターニングポイントという呼び方をすることもあります。

トレンドの勢いでどのラインまで届くかが変わる

ピボットの計算式をひと通り説明しましたが、イメージはできたでしょうか。計算式自体は覚える必要はありませんが、それぞれのラインが意味するところは押さえておきましょう。以下に、まとめておきます。

PP:前日の真ん中あたりの値、基準となる値R1、S1:昨日と同じような相場になった場合に収まる範囲R2、S2:大きく動く相場になった場合に収まる範囲R3、S3:想定以上の強いトレンドが出た場合に到達するライン

いろいろと多いので難しく感じるかもしれませんが、考え方はシンプルです。それぞれのラインが目標の目安のようなものなので、相場のトレンドの強さによって、どこまで届くかが変わってくるということですね。

勢いがない相場であれば、R1やS1にすら届かないこともあります。前日と同じぐらい強ければR1、S1には届きますが、R2、S2に届くには強い相場の勢いが必要です。R3、S3にはさらなる勢いが必要ですが、ここまで来ると勢いが強すぎるので注意も必要になってきます。

ピボットは次のローソク足でのみ有効

計算式からもわかるように、その日のピボットの値は前日の終値、高値、安値で決まります。そのため、次の日になると完全にリセットされて、また新しい値になっていきます。あくまでその日限りのものなんだ、ということは頭に入れておきましょう。

ピボットを使えば、その日の高値、安値の目安がだいたいわかります。これを踏まえつつ、その時の相場の大きな流れやトレンドの勢いなども絡めて分析すれば、その日の相場がどういう動きになるのか、ある程度のシナリオを立てることも可能というわけです。

なお、ここまでデイリーピボットという前提で話を進めましたが、ピボットは日足以外からでも計算することは可能です。考え方は同じで、週足ベースのピボット(ウィークリーピボット)であれば、その週の目安がわかるし、月足ベースのピボット(マンスリーピボット)であれば、その月の目安がわかります。

週足のピボット、月足のピボットも押さえることで、より広い目線での相場を見ることができるようになります。まずはデイリーピボットを押さえるのが先ですが、それに慣れれば、ウィークリーピボット、マンスリーピボットもチェックするようにしてみてください。

取引でのピボットの使い方

前章でピボットの基本的な部分を解説したので、次にこれを取引に適用していく考え方について見ていきましょう。ピボットだけで取引ができるわけではないので、何ができて何ができないのかを押さえるのがポイントです。

デイトレードでの王道の取引パターン

日足のピボットは、デイトレードやスキャルピングのような短期売買の取引スタイルととても相性がいいテクニカルです。これを使った王道の取引パターンは逆張り、順張りの2種類ありますが、それぞれについて解説していきます。

R2、R1で逆張りショート、S1、S2で逆張りロング

ピボットというのは、その日の高値、安値の目標の目安になるものだと説明しました。もし、高値になるのであればそこでショートすればいいですし、安値になるのであればロングすればいいことになります。

この考え方に基づいて、ピボットのそれぞれのラインで逆張りをするというのが、1つの王道的な考え方になります。例えば、R1、R2でショート、S1、S2でロングというようなかたちですね。

ただ、少し違ってくるのがR3、S3の扱いです。R3、S3まで到達するということは、想定外に強いトレンドが出たということでした。さらに続伸する可能性も大いにあるため、ここはそれめの逆張りエントリーの損切りラインとして使うことになります。

R3で順張りロング、S3で順張りショート

R3、S3まで到達したということは、かなり強いトレンドが発生しているということです。先ほどは逆張りの損切りラインとして使いましたが、逆にここを順張りのエントリーポイントとして使うという手もあります。

しかし、中身のある本物のトレンドでないと、R3、S3が抵抗ライン、支持ラインとして機能し、天井ロング、底ショートとなる可能性もあります。そのため、R3、S3でのブレイクの仕方をよく観察するとともに、思うよに伸びない場合はすぐに逃げるのが賢明かもしれません。

ただ、本当に強いトレンドだった場合には、かなりの値幅を取れることになるので、この考え方も王道と言っていいでしょう。ただ、取引チャンスの数で言うと逆張りのほうが多いので、まずは逆張りの考え方から先に押さえておくといいでしょう。

短期投資時に活用する

スイングトレードや短期投資の場合は、デイトレードよりも大きな時間軸のピボットを使用します。週足や月足のピボットがいいでしょう。ポジションを建てる時や利益確定のタイミングについては、先ほどご紹介したデイトレードの内容とほぼ同じです。オシレーター系のテクニカル指標も見ながら、取引量が大きく膨らんでボラティリティが高いことを確認するなど、他の指標とも合わせてエントリータイミングを測りましょう。

押し目買いに利用

ピボットは、押し目買いにも利用できます。大きな上昇トレンドが出ている状態だと仮定すると、第一波の強いトレンドが落ち着いて価格が落ちてきた時に、R2やR1がサポートラインに変化すると考えて、R2あるいはR1まで落ちてきたタイミングで押し目買いのポジションを建てるようにします。この場合、もちろんストップロスはR1やR2に置いておくとよいでしょう。

ピボットが通用する理由は謎?!

ピボットという存在を知ったうえで相場を見てみると、そのラインで相場が止まったり、きれいに反転したり、不思議に思うこともあるかもしれません。なぜピボットはこんなにも相場で有効に機能しているんでしょうか?

その答えは、ピボットがとてもメジャーで、トレーダーの多くが知っていて、それを意識しながら取引をしているからだと言われています。なぜ多くのトレーダーが知っていれば機能するかというと、相場を動かしているのがトレーダーが出す注文だからです。

つまり、トレーダーの大多数がピボットに注目し、それ目安にしながら注文を出しているわけです。すると、ピボットのライン近くでは注文が集中し、激しい攻防が行われやすくなります。その結果として、相場においてピボットが機能しているということですね。

ピボットの計算式にはもちろん意味はありますが、特別な秘密があるというわけではありません。計算式の中身よりも、ピボットがトレーダーたちの共通認識となっているという現実が大事だと言えるでしょう。

他のテクニカル分析との併用がおすすめ

ピボットの王道パターンを紹介しましたが、これは本当にピボットだけを使った単純な方法です。そのため、これだけで取引をし続けるというのは、根拠としてちょっと弱いところがあると言わざるを得ません。

というのは、ピボットは前日のローソク足から値を算出したものにすぎないので、相場の大きな流れに関する分析には向いていないからです。どんな相場であろうと、一律で同じやり方をするというのでは、優位性の高い取引はできないでしょう。

例えば、相場全体が強い上昇トレンドにあったとしましょう。そんな状況においてR1にタッチしたからといって、単純に逆張りのショートを打ってしまっていいでしょうか? 強いトレンドが出ている中、R1という浅い場所での逆張りは、うまくいかない可能性が高くなるはずです。

こういった場合には、例えばトレンドに沿ったロング目線での取引にしぼり、PP、S1で押し目を待つというほうが優位性の高い戦略かもしれません。状況によっては、R1のブレイクでロングを入れてしまってもいいでしょう。こういったかたちで、相場の状況に応じて、ピボットのラインを踏まえながら、柔軟に取引戦略を立てていくのが本当は望ましいわけです。

ただ、ピボットだけではそこまで相場の状況はわかりません。なので、この部分については、他のテクニカル分析で補うのが望ましいと言えます。ピボットというのは単独で使うよりも、他のテクニカル分析と併用してこそ、その真価を発揮することができるということです。

ピボットは有効に機能するテクニカルですが、それだけで勝てるようなものではありません。ピボットが教えてくれる取引ポイントをうまく活かすためにも、ピボットが苦手とする相場の流れの分析を、他のテクニカル分析で補ってあげることが必要になるわけです。

他の指標を活用する

ピボットを使った取引をする際、他のテクニカル指標をつかうことで、さらに精度の高いエントリーや利益確定などの売買が可能になります。ご紹介するテクニカル指標の中から使いやすそうなものはピックアップして、勉強していきましょう。ここでは、ピボットと合わせて使うことをおすすめしたい、有名な指標について順番に解説していきますのでご確認ください。

移動平均線

移動平均線とは、7日、21日など一定期間の平均的な為替レートをグラフで表現し、短期・中期・長期それぞれのトレンド方向を見たり、それぞれの線移動平均線の流れや組み合わせによって売買のサインも出る、もっとも有名なテクニカル指標です。長期の移動平均線を短期の移動平均線が追い抜いた時はゴールデンクロスと呼ばれ、逆パターンの場合はデッドクロスになって下降トレンドが起こったことを示します。

抵抗線

抵抗線はレジスタンスラインと呼ばれ、為替レートの価格が上昇した時に上値が重くなるレートを見つけて水平方向に引いた線のことです。ピボットでも、前日のレートを元にR1・R2・R3という3種類の抵抗線が使われます。ピボットの抵抗線と、実際に意識されているレートの抵抗線を見ながら、トレードを仕掛けていくと良いでしょう。

支持線

支持線は、サポートラインとも呼ばれ、為替の価格が下落している際に下げ止まるレートのことを指します。ピボットでは、S1・S2・S3を使って前日の値幅を意識しつつ、今日の値動きから支持線を引いて、どちらの線も意識したトレードにに使えるでしょう。

フィボナッチ数列を利用する

数学の世界では有名なフィボナッチ数列ですが、FX取引でも売買タイミングを測るために活用できます。ここでは、ピボットと併用することで取り引きタイミングを測る方法を見ていきましょう。

フィボナッチ数列とは?

「黄金比率」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。フィボナッチ数列は、植物の花びらや巻き貝のらせん模様など、ありとあらゆるところに存在する自然界の造形にも大きくかかわると言われています。フィボナッチ・リトレースメントでは、「23・6%・308,2%・61.8%・76.4%」といった数値が重要視されます。このラインが、不思議なことに相場の支持線や抵抗線として機能するため、愛用する投資家も多いテクニカル指標です。

フィボナッチの見方

フィボナッチは、取引ツールやMT4のインジケーターなどによって、チャート上に数本の水平線として表示されます。水平線は、表示しているチャートの一番の高値を0%、一番の安値を100%として、その間を埋めるように「23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%、100%」の水平線を引くだけで表示完了です。

後は、値動きによってフィボナッチで引いた水平線に絡んできた時に抵抗線や支持線として機能しているかどうかを確認しながら、押し目買いなどを行うタイミングを見計らうと良いでしょう。

ピボットとフィボナッチの使い方

ピボットとフィボナッチは非常に似ていて、どちらもチャート上に抵抗線や支持線となるラインを引きます。ピボットとフィボナッチのラインを意識しながら、逆張りでのトレードに使う人が多いです。順張りにも使えますが、その場合はエントリータイミングがより少なくなるため、じっくりとチャンスを待たなくてはいけません。

ピボットを使った取引事例

ピボットについての解説をひと通りおこなってきたので、実際のチャートで取引のイメージを持っていただこうと思います。ピボット以前の取引戦略の大事さについても、意識しながら見ていってください。

ピボットでの勝ちパターン

ピボットの説明3

これは15分足のチャートに、デイリーピボットを表示しているかたちです。相場の流れとしては前日はほぼ安値引けの大陰線となっていて、下降の勢いが強い状態となっていました。そのため、この日の目線としては、戻りをショートしていくというイメージです。

できればS1、PPあたりまでの戻りを待ちたいところですが、戻す動きの出ないまま、Aで大きく下降する展開となりました。この下降で一気にS1を抜けてS2にタッチ、その後はS2で跳ね返されて、再びS1に戻すという流れです。

BのところではS1が抵抗ラインとして機能しています。戻りをショートするチャンスなので、2回目にS1で押さえられたタイミングで、このラインを背中に(1)でショートのエントリーをします。なお、損切りラインはS1のすぐ上に置きます。

(ちなみに、最初にS1を割り込んだタイミングで、ショートで入るという考え方もアリだと思います。ただ今回は堅実に、あくまで最初の狙い通りに戻りを待ってからのショートという選択をしています。)

そして、すぐに強い下降がスタートし、一気にS2を割り込むと、そのままS3に到達。(2)のタイミングで利食いの決済を行います。全体的に柔軟な裁量取引ですが、大きな目線を下方向に持ちつつ、ピボットの抵抗ラインとして機能するのを利用して取引した、というようなかたちです。

戦略を間違えると負ける

ピボットの説明4

では、同じチャートで、相場の流れを考慮せずにピボットのみで取引をした場合、どういう取引になるかシミュレーションしてみようと思います。

まずは、最初の強い下降からS1を割り込む(1)のタイミングで、ロングでエントリーすることになります。しかし、そのまま一気にS2までタッチすることになったので、(2)のS2でもロングでエントリーをします。

その後、いったんS1まで戻しますが、再びここから強い下降が起こってS2をブレイク、そのままS3にまで達してしまったので、(3)でS1とS2のショートを損切りするということになりました。

いわゆる王道の逆張りパターンでの取引をやったわけですが、見事にやられてしまいました。ちなみに、王道パターンがダメというわけではありません。相場に勢いが出ていなければ、王道パターンはけっこう有効な方法です。本当に大事なのは、今が王道パターンが効く相場状況なのかを判断できているかどうか、というところなんです。

ピボットを活かせるかどうかは使い方次第

同じピボットを使った取引でも、相場の環境認識によってまったく異なる結果になってしまうということがわかったんじゃないでしょうか? 正しく環境認識ができるかどうかが勝負の分かれ目の大きなポイントなんですね。

ただし、もちろんピボットが勝負の役に立たないのかというと、そういうわけではありません。ピボットがあれば、相場の重要ラインがわかるので、有利に取引を進められるのは間違いないのです。

あくまでもピボットを活かせるのは、最後の取引ポイントを決めるという部分です。言うなればエントリーのための道具みたいなものであって、それをどういうふうに使うかということが大事なんです。

ピボットでできること、ピボットではできないこと、これをしっかり理解するようにしてください。あまり過度な期待はせずに身の丈に合った使い方をすれば、取引のプラスに働かせることは必ずできるでしょう。

ピボットを使った場合の想定勝率

ピボットを使ったFX取引は、逆張りを中心にする場合は35%、順張りとの併用でもう少し勝率が上がる、という傾向があります。自分で決めたルール通りにリスクリワードをきっちり決めて取引を続けていくと、手元に利益が残るトレードができるでしょう。勝率を3割と仮定するなら、リスクリワードは1:4程度にしておきましょう。

ピボットを簡単に利用できるツール

ピボットを簡単に利用するのには3通りの方法があります。MT4を用いるか、インジケーターを利用するか、ピボットを表示可能なアプリを利用するか、のいずれかです。ここでは、ピボットを簡単に表示できるツールについて説明します。

MT4

MT4は、MetaTrader4の略称です。FXトレーダーが利用するFX取引向けの電子取引プラットフォームシステムで、国内のFX業者で、MT4を使えるようにしている業者は数社ほどです。MT4では、チャート画面を自分好みのインジケーターでカスタマイズできたり、EAを使った自動売買も可能です。

ピボットを表示して自動取引するEAを自作することもできます。ピボットはシンプルなだけに、取引する際心理的な要素に大きく左右されます。自動売買なら、感情に左右されるような取引はありません。すぐに熱くなってしまうので裁量トレードは苦手、という方は、MT4を利用した取引が行えるFX会社もあわせて選ぶと良いでしょう。

MT4が使えるFX会社

国内でMT4が使用できるのはYJFXです、ただ自動売買を行うことはできず、分析ツールとして使用することが出来ます。

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インジケーター

MT4でピボットを使えるインジケーターとしてご紹介したいのが、ピボットの開発者であるワイルダー氏自作の「Pivot」です。MT4に搭載すると非常にシンプルで、黄色の文字と線とで%表示されます。後はチャートの動きを見て、自分なりに考えてトレードするようにしましょう。他にもインジケーターはいろいろありますので、検索して気になるインジケーターが見つかったらダウンロードして使ってみてくださいね。

アプリ

ピボットが表示されるスマホ系のアプリを用意しているFX会社は、ヒロセ通商Oanda JapanIG証券です。ヒロセ通商のアプリは、ピボットのパラメータは変更できず表示するだけですが、素直な表示で見やすいことが大きな特徴です。IG証券のアプリは、ピボットの種類が日間の他にも週間、月間など設定が変更可能。デイトレードより長い周期のトレードスタイルでも利用可能なピボットが表示できます。

Oanda Japanは、一つ前の足を表示する仕様になっている点が、他のアプリと大きく異なる点です。ピボットをスマホアプリでも見たいという方は、これらのFX会社で、自分に合っていると感じるアプリを選びましょう。



ヒロセ通商

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ピボットをエクセルで実践する

ピボットは、Excelでも簡単に算出できます。対象通貨ペアの四本値(始値・終値・高値・安値)と日付を入力します。その後ろに、ピボットの各値を入れる欄を作り、計算式を入れ込んでしまえば完成です。      

日付 始値 終値 高値 安値 ピボット PP
7/6 87.1 88.9 89.9 86.7 それぞれの計算式をセルに入力して下の行にコピペする
7/7
7/8
(日付) R1 R2 R3 B1 B2 B3
(7/6) (それぞれの計算式をセルに入力して下の行にコピペする)
(7/7)
(7/8)

まとめ

今回はトレーダーとして絶対に知っておきたいピボットについて、ひと通り解説をしてきました。まとめということで、最後に内容についての確認をしておきましょう。

ピボットは7本のラインによって構成されますが、以下のイメージを持っておきましょう。

  • PP:前日の真ん中あたりの値、基準となる値R1、S1:昨日と同じような相場になった場合に収まる範囲
  • R2、S2:大きく動く相場になった場合に収まる範囲
  • R3、S3:想定以上の強いトレンドが出た場合に到達するライン

ピボットを使った王道の取引パターンは以下の2つです。

  • R2、R1で逆張りショート、S1、S2で逆張りロング
  • R3で順張りロング、S3で順張りショート

ただし、一律にこの手法を行うべきというわけではありません。

むしろ、他のテクニカル分析で相場の環境認識を行ったうえで、ピボットが抵抗ラインや支持ラインとして機能する性質を利用しながら、柔軟な戦略を立てるのが望ましいという側面もあります。ピボットができること、できないことを理解して、上手に取引の中に取り入れていってくださいね。

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