1通貨でのFXトレードのメリットとデメリット

  • 更新日: 2019/07/02

多くのFX会社ではFXトレードは10,000通貨からとされています。しかしながら現在は1通貨単位でFXトレードが可能なFX会社も存在しています。

多くのFXトレーダーが10,000通貨単位でのトレードを行っていますが、1通貨単位でのトレードなら資金量に応じて柔軟な取引数量を設定してトレードが可能です。

1通貨単位でFXトレードを行うメリットとデメリット、また1通貨単位でトレード可能なFX会社をご紹介します。

FXでの1通貨とは

多くのFX会社では、トレードを行う際の1単位は10,000通貨とされています。以前は殆どのFX会社でトレード1単位10,000通貨が標準でしたが、昨今は1,000通貨単位でトレード可能なFX会社も増加。

更には1,000通貨以下でトレード可能なFX会社も存在します。

FXトレードでの通貨の単位は単純に、通貨(正確には通貨ペア)の数量です。USD/JPYの場合は1通貨であれば1ドル紙幣1枚=1ドルをイメージすると分かり易く、10,000通貨と言えば、1ドル紙幣10,000枚=10,000ドルとなります。

よってFXで1通貨といえば、USD/JPYの場合、1ドルを売買する事に他なりません。多くのFX会社が採用している10,000通貨の場合は、10,000ドルをトレードすることになります。

FXトレードで10,000通貨と言われると、多くのFX会社で取引最小単位であり、それほど金額が多いようには感じられません。

しかしながら金額で考えれば、1ドル107円とすると、10,000ドル=1,070,000円であり、相当な金額を取引している事になります。USD/JPYは約50,000円の証拠金で10,000通貨の取引が可能です。

日本では個人の場合25倍までのレバレッジが認められていますが、レバレッジを利用する事で、少ない証拠金でも多額の金額でのトレードが可能です。

ただしFXトレードを行う場合、レバレッジを使う義務はありません。上記の場合は1,070,000円を証拠金として10,000通貨のトレードを行えば、レバレッジゼロでFXトレードが可能です。

同様に1通貨トレードも107円の入金があればトレードが可能となります。

FXトレードはレバレッジを掛けて行うのが通常であり、取引単位の注意は払うものの、通貨ベースではいくらの取引を行っているのかを把握しないケースが多くなります。しかし通貨数量に通貨の時価を掛けることで、実際の取引金額を算出できます。

実際の取引金額を把握することで、よりリアリティーを持ってFXトレードに取り組むことができます。例えば100,000通貨の場合、先のケースでは実際の取引金額は10,700,000円です。

約500,000円の証拠金を預けることで10,000,000円を超える通貨の取引が可能であり、100,000通貨での取引は相当な度胸が必要と認識できます。

1通貨のメリットとデメリット

一部のFX会社でしか利用できませんが、1通貨でのFXトレードには様々なメリット・デメリットがあります。

独特のメリットとデメリットを持つ、FXの1通貨トレードについて解説します。

1通貨トレードのメリット

FXでの1通貨トレードのメリットは

  1. リアルマネーでトレードの練習ができる
  2. 資金管理が柔軟に行うことができる

の2点をあげることができます。

まず(1)リアルマネーでトレードの練習ができる、という点があります。FXトレード上達にはデモトレードで練習するべき、と耳にする機会も多いです。

しかしながら人間、デモトレードの場合、必要以上のリスクをとったり、お遊びでエントリーしたりと、真面目にトレードを行わないケースが非常に多いです。よってデモトレードの効果は限定的です。

しかしながら実際に資金を投じたリアルトレードでは、人間は本気を出さざるをえません。

1通貨単位のトレードであれば、リアルマネーでトレードの練習が可能です。デモトレードとは比べ物にならないほど、真剣にトレードに向き合うことになります。

多くのFX会社が採用の10,000通貨単位のトレードは練習するには、相当大きい金額となります。もちろん金額が大きければ本気を出さざるを得ず、練習環境という点のみでは、1通貨より10,000通貨のほうが効果はあると言えるでしょう。

しかしながら練習はマイナスとなるのが普通です。よって小額の1通貨でリアルマネートレードすることが、資金を大きく減らすことなくFXトレードが上達する近道と言えます。

次に(2)資金管理が柔軟に行うことができる、というメリットも存在します。FXトレードはどのように売買するかという手法に注目が集まりますが、手法と同程度に資金管理も重要です。

10,000通貨単位のFX会社でトレードしていると、特に初心者の場合は資金管理の意識が身に付きにくい、というデメリットがあります。

1通貨単位でのトレードであれば、資金量の増減に応じて柔軟な資金管理を行いながらのトレードが可能です。資金が増えれば同じリスク許容率であっても、取れるリスク金額が増加します。

また逆に連敗するなどで資金が減少した場合も、リスク許容率を一定にすることで、取れるリスク金額を徐々に減らすことができます。

トレードで生き残るためには、資金を残すことが最低限必要です。資金管理を行いながらのトレードは、連敗しても資金の減少が緩やかになります。

1通貨で取引可能な場合は、資金の増減に応じて柔軟に取引数量をコントロールできる、という大きなメリットがあります。

1通貨トレードのデメリット

1通貨トレードのデメリットは、

  1. 大きく儲からない
  2. お遊びトレードになる懸念がある

の2点となります。

最初の(1)大きく儲からないという点は、USD/JPYの場合1通貨は100~110円です。よって1通貨トレードは為替変動があっても値幅は100円以下です。

当然1通貨単位で取引可能なFX会社は10,000通貨以上のトレードも可能です。よって単に1通貨のみでトレードする方は少数派と考えられます。為替のFXトレードの本質は、為替の少ない値動きにレバレッジを掛けて利益を上げる、というものです。

よってレバレッジを掛けない1通貨や証拠金と同額の数量でのFXトレードは、必然的に獲得できる利益は少なくなります。収益を期待して取り組むFXですが、それほど収益が見込めないのであれば、前向きに取り組む意欲も失せてしまいます。

次に(2)お遊びトレードになる懸念があります。確かに少ないながらリアルマネーを投じる1通貨トレードですが、単なる1通貨の場合、100~110円付近のゾーンを動くに過ぎません。

よって多少値動きがあっても懐への影響はなく、本質的な所でデモトレードと変わらなくなってしまいます。

10,000円以上を入金して数千通貨単位でのトレードとなると多少意識は異なりますが、それでも金額が少ないが故にお遊びトレードとなる懸念は払しょくできません。

デメリットから考える1通貨トレードの活用方法

1通貨トレードについて上記で2点デメリットを取り上げました。

人間、相応の金額でないと本気にならない性分があります。単に1通貨でのトレードとなると、利益が出ても・損失が出てもそれほど懐に変化がないため、リアリティーの無いトレードを行ってしまいがちです。

よって1通貨トレードについては、1,000通貨や10,000通貨でトレードを行う際の、調整弁として利用する事が勧められます。

当初10,000通貨で取引をスタートしても、連敗するなどして資金が減少すれば、それに応じて取引通貨数を徐々に減らす。

逆に連勝して資金が増えれば、取引通貨数を増やして利益拡大を目指す。そのような活用方法が考えられます(資金管理が密接に関連します)。

10,000通貨単位のトレードと定められているFX会社は、資金量に応じた柔軟な資金管理を踏まえたトレードは限られます。

1通貨からトレード可能なFX会社も10,000通貨以上のトレードは何ら問題なく可能であり、資金量が増えても充分トレードに利用できます。

1通貨の取引に固執せず、柔軟な姿勢で1通貨から取引可能なFX会社を活用してはいかがでしょうか。

1通貨トレードができるSBI-FX

SBI FXトレード

Medium 734235
口コミ点数 Point star4 0 4.1
初回入金額 無料
推しポイント 業界最狭のスプレッド
主要通貨スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
0.27銭原則固定(例外あり)※ 0.39銭原則固定(例外あり)※ 0.59銭原則固定(例外あり)※
買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
35円 -12円 43円

10,000通貨単位のトレードに拘っていると意外に視野が広がりません。

1通貨単位のトレードができるFX会社は、資金管理の面からは非常に役立つ会社ですが、国内系で1通貨トレードのサービスを提供しているのはSBI-FXのみです。尚、海外系ではOANDA Japan が1通貨からのトレード環境を提供しています。

インターネット金融大手で傘下にネット証券最大手のSBI証券を有するSBIグループ(東証1部8473)は、SBI-FXの名称でFXサービスも提供しています。

SBI-FXは1通貨からの取引が可能のみならず、USD/JPYのスプレッドが原則0.27と業界最狭水準のスプレッドを提供。また取引数量についても、1,000,000通貨までの注文はスプレッドも原則固定されており、大口の取引にも対応可能です。

またUSD/JPYやEUR/USDといったメジャー通貨から、韓国ウォン/円、中国人民元/円といったマイナー通貨まで26通貨ペアの取引が可能。

柔軟な資金管理に加え、非常に多くの取引通貨ペアを用意しており、スキャルピングからスイングトレード、また多通貨トレードまで非常に幅広く対応可能なFX会社です。

積立FXというユニークなサービスも提供

SBI-FXでは1通貨から取引可能という特徴を活かして、積立FXという独自のサービスを提供しています。

積立FXは事前に設定した日に、定期的に通貨を購入するサービスです。

レバレッジを掛けずに(掛けることも可能)定期的に通貨を購入することで、目先の価格変動に左右されず、ドルコスト平均法で長期的に渡り積み上げ型投資を行い、長期的な資産増加を目指そうというものです。

レバレッジを掛けなければロスカットの心配もありませんし、FXでは買いポジションの場合、多くのケースでスワップポイントも受け取ることができます。

よって投資先通貨の下落があっても、スワップポイントは定期的な収入として得ることができます。

100通貨から取引可能なマネーパートナーズのnanoサービス

マネーパートナーズ

Medium mnp
口コミ点数 Point star3 0 3.1
総合ランキング 7位
初回入金額 4,000円
推しポイント 10年連続 約定力第1位!
主要通貨スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
0.30銭コアタイム原則固定(例外あり) 0.40銭コアタイム原則固定(例外あり) 0.60銭コアタイム原則固定(例外あり)
買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
12円 -39円 非公開

マネーパートナーズは通常の口座は10,000通貨単位の取引ですが、同社のパートナーズFX nanoでは100通貨単位での取引が可能です。

よってSBI-FX程の柔軟な利用はできませんが、それでも1,000通貨単位・10,000通貨単位のFX会社に比べれば、柔軟な資金管理を踏まえたトレードができます。

マネーパートナーズはFX会社大手の一角で東証1部に上場(8732)。約定力の強さに定評があり、ベテラントレーダーが多く利用のFX会社として知られています。

そして別途用意されている、パートナーズFX nanoは100通貨単位での取引が可能という特徴を有しています。またnano口座でも同社の特徴である約定力の強さは健在です。

取り扱い通貨ペアは18通貨ペアとSBI-FXに比べると少ないですが、主要通貨に加えトルコリラ/円他のマイナー通貨の取引も可能であり、充実した取引環境が用意されています。

100通貨からでも充分資金管理は可能であり、それほど細かい数字にこだわらないようであれば、マネーパートナーズのパートナーズFX nanoの活用も検討に値します。

まとめ

10,000通貨がFXトレードの基本的な取引単位、と多くのFXトレーダーが認識しています。ただし10,000通貨はUSD/JPYで約1,000,000円の金額であり、冷静に考えると最低ロットとはいえ相当量の金額を取引していることになります。

以前は10,000通貨単位でしか取引できないFX会社ばかりでしたが、現在は1,000通貨単位で取引可能なFX会社の数も増加しています。

また中にはSBI-FXのように1通貨単位で取引可能なFX会社も存在しています。1通貨ではトレードに身に入らない懸念はありますが、それでも1通貨単位でのトレード環境は柔軟な資金管理が可能というメリットがあります。

特に考えなく、キャンペーンで口座開設をしたから、とそのままFX会社を利用している方も多く存在しています。

もし10,000通貨単位でのトレードしか経験していないようなら、1通貨単位や100通貨単位でのトレードも試してはいかがでしょうか。

資金量に応じて柔軟に取引数量を変えられるメリットを発見するかもしれませんよ。

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