FXのロットとは?会社によって異なる最小通貨単位と適正なロット

  • 更新日: 2019/08/01

このページの内容をざっくり紹介

  • 1ロットは10,000通貨のこと
  • FXでは1ロット、2ロットといった単位で取引
  • ロットが大きい=損益大
  • FX会社によって最小通貨単位が異なる
  • FX初心者は慣れるまで取引単位数を小さくして損失を低く抑える
  • ロット数はトレードスタイルにも関係する

FXで取引する時に、必ず出てくる「ロット(lot)」という言葉。

製造や貿易関係の仕事をしている方の場合、頻繁に聞く用語ではないかと思います。しかし、そうでない方の場合は、FXを始める際にいきなりロットと言われても、馴染みもなく、何のことかさっぱり分からないという人も多いのではないでしょうか。

ロットは、FXの世界ではよく使われる言葉で、取引の際には必ず指定しなければなりません。今回は、そんなロットに対し、

  • 「ロットとは何か」
  • 「FXでロットはどんな意味を持つか」
  • 「ロットはトレードスタイルなどにも影響するのか」

といった疑問を抱いている方に、FXにおけるロットの意味を基礎から説明していきます。また、自身のトレードスタイルとロットの関係や、トレードに対する自分のスタンスとロットとの関係についても触れていきたいと思います。

ロットとは何か

ロットはFXをしていれば必ず出てくる用語です。まずは、FXにおけるロットについて基本的な解説していきます。

FXのロット

FXの基本はまとめ買い・まとめ売り

FXで取引する際に必ず指定しなければならない「ロット」ですが、ロットとは、簡単にいうと通貨のセットのことです。FXでは、通貨をまとめ買い・まとめ売りをするのが普通です。そのため、1ロット、2ロットといった単位で取引をします。

1ロットというと、10,000通貨や1,000通貨等、ある程度まとまった通貨数のこと表します。例えば1ロットが1,000通貨の場合、1ドル100円の時にドルを買おうとすると、100円×1,000通貨で買わないといけない、ということになります。

FXではバラ売りの概念はないため、まとまった数量をセット販売するのが普通です。なので、売買注文の際にはロットが必要になってくるわけです。

「543通貨だけ買いたい」「1292通貨だけ売りたい」ということは基本的にできないルールになっているので、「3,000通貨買い」「20,000通貨売り」といった、キリの良い数字での売買する必要があり、それを表現する単位がロットです。

株式投資などもまとめ買い・まとめ売りが基本

FXのロットのような「まとめ買い・まとめ売り」の概念は、株や商品先物でも同じです。例えば株の場合は一般的に100株、1,000株といったまとまった枚数の単位で取引します。株の場合、取引できる単位数を単元株といいます。単元株数が100株の株を1株だけで買う、売るということは、後述のマメ株やプチ株などの例外を除くと基本できないということです。

なお、株の場合、FXと大きく異なる部分があります。FXの場合、取引単位は各FX会社で決めていますが、株の単元株式数は、その株の発行元である株式会社が決め、定款で定めているという点です。

単元株式数は1株もあれば2,000株もあったりと、会社によって様々でした。しかし、現在東証が単元株式数の統一を進めており、2018年10月からはどの銘柄も100株となる予定になっています。

なお、株の場合、例外的にばら売りできるものもあります。単元未満株といい、取引所では取り扱えない1単元に満たない株のことです。マメ株やプチ株等の商品名で提供している証券会社もあります。ただし、単元未満株は市場取引ではなく、FX同様、相対取引になるので、市場価格とは異なる値段で売買することになります。

ロットの大小が何に影響するか

ロットと呼ばれる単位で、まとめ買い・まとめ売りの取引をするFXですが、このロットの大小はいったい何に影響するのでしょうか。ここでは、ロットの大小が与える影響について説明します。

ロット数は損益に直結する

結論から言うと、ロットの大小は損益に直結します。ロットが大きいほど損益は大きくなり、小さくなると損益は小さくなります

レバレッジの大小とロットの大小を混同しない

FX初心者が陥りやすい誤解のひとつに、レバレッジとロットを混同してしまう、というのがあります。具体的には、「レバレッジが高ければ高いほど、損益が大きくなる」という思い違いをしやすい傾向にあります。

ここで、レバレッジとロットを少し整理しましょう。レバレッジはあくまでも資金効率を高めるものです。本来、資金10万円なら10万円までの取引しかできませんが、証拠金を差し入れることによって5倍、10倍もしくはそれ以上の倍率での取引ができるようにするのがレバレッジであり、それを可能にしているのが差金決済です。

よく、「レバレッジを高くすると危険」といいますが、それは、高いレバレッジをかけて、必要証拠金ギリギリで余剰資金の少ない状態で取引した場合のことをいいます。高いレバレッジをかけても、潤沢な資金で取引すれば、ロスカットの危険性は軽減されますし、レバレッジが高いということは、資金効率が高いということを理解しましょう。

一方、ロットはすでに書いたように損益に直結します。そのため、大きなロットを持てば、当然のことながら為替変動による損益も大きくなります。そして、大きなロットを持ちながら高いレバレッジをかけた場合で、必要証拠金ギリギリで取引すると、当然のことながらロスカットの危険性は高まります。

そのため、ロット数を増やす場合は、余剰資金をきちんと考慮した上で行う必要があるのです。

FX会社によって違うロットの中身

ロットは以前、1ロット1万通貨単位が普通でした。しかし、レバレッジ規制によってレバレッジの上限が引き下げられるにつれ、FXを取引するのに必要な資金が大きくなることから、1ロットの通貨単位を引き下げるFX業者が多く出てきました。

現在、1,000通貨単位で取引できる会社が増え、1,000通貨を1ロットとしたり、0.1ロットとする会社もあります。なお、100通貨、10通貨、1通貨など、FX会社がトレーダーに自社での新規口座開設を促すために、さらに小さな通貨単位で取引できる仕組みを提供しているFX会社もあります。

キャンペーンやキャッシュバックの内容も常にアップデートされているので、情報収集にも時間をかけて、自身の資金とトレードスタイルにあったFX会社を比較し、選ぶようにしましょう。

まずは小額で取引をしてみたいとお考えの方は、下記サイトにてFXはいくらから始められるかについてご紹介していますのでご参考ください。

取引単位数が小さいことによるメリット

取引単位数が小さくなったことで生じたメリットの一つに、レバレッジの上限が引き下げられても、少額での取引ができることが挙げられます。

また、少額からの取引ができることで、損失を低く抑えられるメリットもあるため、FX初心者がFXに慣れるまでの間、1通貨、10通貨、100通貨等少額で比較的安全に練習することができるようになりました。

FX初心者の方は、最初は少額での取引でスキルアップしてFX相場に慣れ、経験値を積みながら徐々にロット数を増やして取引していくと、大きく資金を減らすことなく、段階的なレベルアップが目指せるようになるはずです。

取引単位数が小さいことによるデメリット

取引単位数が小さくなったことによるデメリットとしては、単純に利益が小さくなる、ということが挙げられます。損失を低く抑えられるというメリットの反面、利益が小さくなってしまうデメリットもあるため、小さな数量で取引した場合、目標利益を達成するまでの時間が長くなってしまうので注意しましょう。

fx会社別取引可能ロットの比較

各FX会社の具体例を見てみましょう。

最小通貨単位
SBI FXトレード 1
GMOクリック証券 1,000
楽天証券
外為どっとコム
DMM.com 10,000

例えばGMOクリック証券、楽天証券、外為どっとコムの場合は最小通貨単位が1,000通貨単位です。DMM.comは最小通貨単位が1万通貨となり、先に紹介したFX業者よりは重めです。最小通貨単位が1,000通貨、もしくは1万通貨がスタンダードです。そんな中SBI FXトレードはなんと最小通貨単位が1通貨となっています。これであれば数百円レベルでの取引が可能です。

どのくらいのロットが適正か

リスクを度外視した場合、必要証拠金額さえあれば、大きなレバレッジをかけて大きなロットを持つことができます。しかし、実際にはリスクを考慮して無理のない取引をしなければなりません。次は、どれくらいのロット数で取引すれば良いのかということを考えてみます。

取引単位数と資金とを考慮して、適正ロット数を決める

最初に書いたとおり、必要証拠金額さえあれば、大きなレバレッジをかけて大きなロットを持つことは可能です。しかし、当然その分リスクも高くなります。

例えば、1ロット1万通貨単位のFX会社で取引するとします。1ドル100円の時に、レバレッジ25倍で100ロット分のドル円を買うと、必要証拠金額は、100円×1,000,000÷25=4,000,000ということで、400万円になります。

もし、この400万円の証拠金のみで取引した場合、1円円高が進むだけで100万円の損失が出ることになります(1円×1,000,000=1,000,000のため)。

例図3

強制ロスカットになるのが、証拠金維持率50%を割り込んだ時であるとすると、2,000,000÷4,000,000×100=50(%)となるので、純資産(投資資金の総額)400万円が含み損を出し、200万円まで減った場合に証拠金維持率が50%になることが分かります。

従って、この例の場合、あと1円超円高が進むと証拠金維持率50%となり、これを割り込むとロスカットになります。

この例の場合、もうこれ以上円高が進まないとみるならば、このままポジションキープしても問題ありませんが、このまま円高が進みそうなら、強制ロスカットを待たずに自分で損切りをしなければなりません。ちなみに、この段階で損切りする場合、成行注文や逆指値注文で損切るとすると、最低でも100万円の損失が出ることになります。

別の例で考えてみましょう。同じく400万円の証拠金で取引するとして、10ロットで取引するとどうなるでしょうか。先ほどの例と同様に、1ドル100円の時にレバレッジ25倍で10ロット分のドル円を買うと、100円×100,000÷25=400,000となり、証拠金額は40万円となります。そして、残りの360万円は余剰資金ということになります。

最初の例に比べ、こちらの方が価格変動に耐えられます。なぜなら、同じように証拠金維持率が50%を割り込んだ時に強制ロスカットされるとすると、(純資産額-注文証拠金(※未約定の新規注文に必要な証拠金))÷ポジション必要証拠金×100となるので、この場合4,000,000÷400,000=10となります。つまり、ポジションを建てた時の証拠金維持率は10%ということになります。

その後、このポジション以外に何のポジションも持たなかったとします。証拠金維持率が50%の時を計算すると、x÷400,000=0.5で、x=200,000となり、純資産額が20万円まで減ると証拠金維持率が50%になることが分かります。

つまり、380万円の含み損が出ると、400万円が20万円まで減ることになります。この例では、1万通貨単位を10ロット持っていることになるので、1円の値動きで10万円分の損益が出る計算になります。そのため、3,800,000÷100,000=38となり、38円円高が進むと証拠金維持率が50%になり、これを割り込むと強制ロスカットになってしまいます。

この例からわかるように、資金に対して持つロット数が少ないほど、為替変動に耐えることができます。同じ400万円の資金でFXを始めるにあたり、例えば1ドル100円で10万通貨の買いポジションを建てた場合、100円から円高が38円進むと証拠金維持率50%ということになりますが、同じ条件で100万通貨の買いポジションだと、2円円高が進むだけで証拠金維持率は50%になってしまいます。

100円から2円円高が進む可能性は、これまでの為替水準を考えると大いにあり得る話です。しかし、100円から38円円高が進む可能性はどうでしょうか。1ドルが100円から62円になるということですが、果たしてそこまで円高が進むのかどうか、考えなくてはならないポイントです。

今後の為替の動きは誰にも分かりませんが、それでも、これまでの為替相場の動きを考慮した場合、1ドル100円が98円になる可能性より、1ドル100円が62円になる可能性の方が低いのではないかと考えられます。

また、違う例で考えてみましょう。例えば、1ドル120円の時に買いポジションを建てた場合、これまで一番円高だった時のレートを踏まえて為替変動を考慮すると(これまでで一番の円高は、2011年10月につけた、1ドル75円台)、120円から70円くらいまで円高が進む可能性がある、ということになります。

このことを勘案して資金とロット数とを考えた場合、50円の値動きに耐えられるような資金とロット数で取引するのが良いと言えます。

なお、今回はドル円を例に出しましたが、もっと値動きの激しい通貨ペアの場合、これ以上の値幅の変化を想定しなければなりません。例えば、ポンド円はドル円よりもはるかに値動きが激しい通貨ペアですが、過去最も円安だった時は1ポンド251円台、最も円高だった時は116円台で、そのレートの差は145円となります。

このように、ポジションを建てる時は、取引したい通貨ペアの最高値と最低値のレートの差、そして、資金を考慮した上でロット数を決めるようにしましょう。

初心者が取引するロットの目安

取引ロットの決め方というのはFXにおける非常に重要な問題です。その問題の回答の一端になればということで、「どのロット数にすればいいのか」ということについて下で細かく解説していきますが、「難しい話は苦手だ」「単刀直入な、平均的でもいいので何か答えが欲しい」という方ももちろんいると思います。特に初心者の場合、ただでさえFX取引に必要な知識を詰め込んでいる最中なのにこれ以上勉強することを増やしたくない!なんて考える事も少なくありません。そこで初心者トレーダーが取引する上でのロットの目安、オススメを紹介します。

まずは、初心者の方はリスク回避のため、売買単位としてなるべく最小通貨単位を選びましょう。初心者というだけでも取引のリスクが高まってしまうので、くれぐれも無理をしてはいけません。また、最小通貨単位の取引にすることで、取引をするチャンスが増えるため、必然勉強の機会も増えていきます。先にも述べましたが大半の業者は最小通貨単位が1,000通貨、もしくは1万通貨ですので、初心者の方はそこから始めるのが良いでしょう。

あとは「失っても構わない」程度の資金を口座に入れてレバレッジを選択し、ロット数を決めていけばOKです。レバレッジに関しては、別記事で詳しく解説していますが、初心者の方ならば目安として2-3倍ほどから始めて構いません。

取引可能な最大ロット数

適切なロット数を絞っていくために、取引可能な最大ロット数を考えてみましょう。資金に対する取引可能lot数の計算式は以下の通りです。
ロット数=取引資金×(レバレッジ÷現在のレート)÷売買単位

例えば、取引資金100,000円でレバレッジが3倍、ドル円通貨ペアで取引するとして、現在1ドル110円、売買単位が1,000とするとロット数は2.72ロットと算出されます。

ここで注意したいのは、これはあくまでこの計算式で購入可能な「最大ロット数」である、ということです。この通り買えばいいということではありません。「使える資金がどれほどか」「レバレッジをどうするか」を考えつつ、計算式の結果をベースにして、本当に自分が購入すべきlotサイズについて考えていくのが大事です。

損切りから考えるロット数

FXは強制ロスカットされるため、株のように「損切しなければいずれ1円まで株価が下がってしまうかもしれない……」といった心配は少ないです。

だからといって、先ほどの例のように、400万円の資金が40万円を切るまで含み損を放っておくのは、ただ損失を広げるだけになってしまい、トレードの考え方としては好ましいとは言えず、ただただ資産を削るだけで次のチャンスにも繋がりません。

そのため、もっと早い段階で損切りできるように、自分で予めロスカットラインを決めておく必要があります。

その際に設定しないといけないのは、許容損失額です。例えば、100万円の資金が減るとして、どれくらいまでなら許容できるでしょうか。80万円なのか、それとも50万円なのか……。ここで許容できる損失額によって、想定する為替変動や取引ロット数も変わってきます。

例えば、100万円が80万円まで減るリスクは許容できるという場合、20万円の損失を許容できるということになります。1ロット1万通貨単位とした時、1ロットで取引すれば、20円分の値動きに耐えられることになります。もっと激しい値動きにも耐えられるようにしたい場合、この例だと1万通貨以下で取引しなければなりません。

例えば5,000通貨単位(FX会社によって、ロット数は異なります。1,000通貨単位での取引ができるFX会社の場合、1,000通貨を1ロットとしていたり、0.1ロットとしているケースもあるため、この例の場合だと、5ロットや0.5ロットといった形になります。)で取引した場合、40円の値動きに耐えられることになります。反対に、2万通貨で取引すれば、10円分の値動きに耐えられることになります。

自分が許容できる損失額とその損失が発生する値動きは、ロット数(取引通貨数)によって変わってきます。為替変動に耐えられることを優先するのか、それとも、目標利益を実現するスピードを優先するのかでロット数は変わってきますので、この2つをきちんと考えた上で、保有ロット数を決めるようにしましょう。

トレードスタイルとも関係があるロット数

中長期取引の場合、ある程度の時間ポジションを保有することになります。そのため、急な為替変動にさらされるリスクは、短期取引よりも大きくなります。

このことを考慮すると、中長期取引の場合、資金にもよりますが、大きなロットで取引するのは避けた方が良いと言えます。最低でも50円程度の値動きにも耐えられるよう、資金と許容損失額とを考慮してロット数を決めるようにしましょう。

逆にスキャルピングなどの短期売買の場合、わずか数pipsの動きを捉えて利益を狙いにいく取引のため、小さなロット数では得られる利益が少なすぎます。例えば、1日の目標利益額を5,000円とした場合、1回の取引でわずか数十円の利益しか取れないとすると、1日に100回、200回といった回数の取引をしなければならない計算になります。

一日中トレード画面に張り付いていられるような時間に余裕のある人は良いのですが、限られた時間の中でスキャルピングをしなければならない人にとって、この方法は非現実的です。

このことからわかるように、スキャルピングの場合、ある程度ロットを大きくして取引する必要があります

スキャルピングは超短期取引なので、中長期取引に比べると専門知識は少なく済み、時間的なリスクも少なくなりますが、大きなロット数で取引することによるリスクは大きくなるので、自身のトレード手法も考慮しながら資金管理を行わなければ勝率にも影響してきます。

ですので、余剰資金をきちんと作った上で取引することが非常に大切です。

トレードメンタルにも関わるロット数

ロット数はトレードメンタルにも関係します。大きなロット数で取引すると、為替変動の局面によって生じる損益も比例して大きくなりますが、それによってメンタルを揺さぶられ、チャートを見ても正常な判断ができなくなってしまう人も少なくありません。

例えば、大きなロット数で取引して一瞬で大きな利益が出た場合、その金額に舞い上がってしまい、正しい相場判断ができなくなる可能性があります。一方、多額の損失が一瞬で出てしまった場合、そのマイナスを取り返そうとしたために適切なタイミングでの損切ができず、含み損がどんどん大きくなってしまうこともあります。

感情を入れずに相場を客観的に分析し、ロット数を考慮することが大切です。自分が大きな損益に振り回されやすいタイプなのか、あまり気にせず冷静に取引できるタイプなのかで、適正ロット数も変わってきます。

また、自分がどれくらい損失を許容できるタイプなのかも考えるべきポイントです。少しの損失も許容できないタイプの場合、FXや株など、ある程度のリスクを許容しなければならない投資商品そのものが向いていない可能性もあります

仮に最初から多くの資金で取引する場合、大きなロットでの取引ができますが、自分が正常に相場を判断できるレベルのロット数で取引を始めた方が良いでしょう。

口座開設、エントリー時のロット数の決め方

口座開設、エントリー時のロット数の決め方に関しても、上で解説したような、最大ロット数の計算を元に考えていくことを「基礎」と捉える点は変わりません。ただしリスク管理という点において、エントリー時のロット数を必要に応じて減らしていく必要があります。その場合の手法はいくつか存在するのですが、その中の1つに損失許容額と損切りポイントから導き出す方法があります。

計算式は

損失許容額/(エントリーポイントー損切りポイント)

となります。

例えば損失許容額を50,000円、ドル円で1ドル110円でエントリー、損切りが109.50円で実行であれば、エントリーから損切りの距離が0.5となり、100,000通貨でトレードすれば、リスク管理の点からオススメできるロット数となります。

また、これよりもより単純化された簡単な方法としてよく言われているのが、「1日1回の取引ならば、口座資産の5%」をトレードするということです。1日1回以上取引する場合はそれよりさらにロット数を減らせばOKです。

これらロット数の算出方法に関しては他にも様々な方法があります。ただし、エントリー時のロット数の決め方はあくまでその日の相場次第です。日によってボラティリティの大きい日と小さい日があり、エントリーで儲けることのできる確率やリスクが異なってくるからです。

基本的に、どのトレーダーも勝つことを前提に取引していくものです。仮に「絶対に勝つ」とわかっていれば、上で計算した最大ロットをかけるのが当然となるのですが、実際は「7-8割このように動くと予想できる」や「トレンドが発生していないため予想しづらくリスクが高い」など状況は多岐にわたります。

よって、具体的にベストなロット数を導き出す絶対的な数式などは存在しません。上で述べた損失許容額と損切りポイントを利用する方法もあくまで目安となります。基本としては様々な計算式や方法をベースにした上で、危険を感じたり、予想がつきにくい場面に対したら、ロット数を減らしていくというのがベターな方法といえるでしょう。

ロット数と通貨によって収益は変わる

上でロット数の決め方について一例を提示しました。なぜこれだけロット数にこだわるか、ですが、その答えは簡単です。ロット数と通貨によって収益が変わってくるからです。ロット数が増えれば増えるほど、少ない値幅でも大きな利益を得ることが可能となります。

例えばドルをポジションする前提で、売買単位は1,000通貨を初期設定とし、1ユーロ120円が1ドル121円になった場合に1ロット買う場合と10ロット買う場合を考えてみます。この場合、1ロットならば1,000円の差益にしかなりませんが、10ロットの場合は10,000円の差益になり、10倍の価値を持ちます。当たり前のことと言えばそうなのですが、ロット数と通貨によって収益は大きく変わってくるのです。

キャッシュバックやキャンペーン時に取引すべきロット数

FX業者ではよく「口座開設キャッシュバックキャンペーン」などを始めとした、各種キャンペーンを実施しています。キャンペーンにエントリーし設定されている条件を満たせば、通常の口座に入金した以上の証拠金が使用可能となる場合があります。

これは口座の資金が増えるのと同義です。キャンペーンの特典を受けられた場合は、その内容にもよりますが、いつものロット数より少し多めのロット数で取引するのがベターです。

チャートを見ながらロット数を決める

上で固定的にロット数を決定していきましたが、実際にはそのようなケースは稀で、チャートをみてトレンドを予測しつつどの程度のlotサイズで取引していくのかということを決めていくことになると思います。

上昇する相場の図

例として架空のロウソク足チャートを上に示します。

このチャートは明らかに上昇トレンドに入っているといえます。ただ、左の方ではまだ大きなトレンドが出ていないのでここで予測するのは難しいでしょう。よってここで「エントリーしない」というのも一つの手となります(筆者もそうすると思います)が、ここでどうしてもエントリーしたいのであれば、最大ロット数より大幅に減らしたロット数にするのがベターです。

その後、中央あたりで大幅にチャートが上昇しています。順張りをすると仮定して「おそらく上昇トレンドが来る」と思ったら、上で述べたような、損失許容額と損切りポイントから導き出す方法や口座資産の5%よりもロット数を高めてエントリーしてもいいかもしれません。

下降する相場の図

また、このローソクチャートでは右側で大幅に下降トレンドが出ています。
この場合は 、上の上昇トレンド時と同様に、上で述べた算出方法や、自分でいつも購入しているロット数よりも多いロット数で逆張りをしてよいでしょう。

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まとめ

今回は、ロットについて説明しました。現在、1ロットが何通貨単位かは、各FX会社によって異なりますが、レバレッジ規制により、1,000通貨や100通貨など、少額から取引できるようになっています。

ロット数は損益に直結するもののため、自分の資金を考慮して取引ロット数を決めなければならないのは当然ですが、自分の取引スタイルや、自分が許容できる損失額がどれくらいなのか、といったことも、トレード成績を安定させるために重要です。

今回紹介したことを参考に、リスクコントロールと利益とのバランスを見て、適正なロット数を決めるようにしましょう。

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