FXのロング・ショートとは?エントリータイミングについて詳細解説

  • 更新日: 2019/08/01

このページの内容をざっくり紹介

    • ロングは「買い」のこと、ショートは「売り」のこと
    • チャートや移動平均線、テクニカル指標でポジションのタイミングを分析
    • ロング・ショートのメリットやデメリット、決済方法を解説

FX(外国為替証拠金取引)の用語の中に、「ロング」と「ショート」というものがありますね。FXでは頻繁に出てくる用語なので、これからFXを始めようという初心者さんも、きちんと意味を理解しておく必要があります。今回は、

  • 「ロングやショートの意味が分からない」
  • 「ロングやショートで入るタイミングを知りたい」

といったことを中心に、ロング、ショートの意味や、ロングやショートで入るためのチャートの基本的な見分け方を紹介します。

FX初心者の方には、以下の記事でロング、ショート以外にも、取引する上で覚えておきたいFX用語を解説しておりますので、参考にしてみて下さい。

ロングポジションとショートポジション

ロングやショートという言葉は、FX取引のみならず、様々な投資商品で使われます。実際のポジションを持つと、ロングポジション、ショートポジションと呼ばれます。まずはそれぞれの用語の基本的な意味から説明していきます。

ロング(買い)とショート(売り)

ロングポジションとは

FXでは、「買い」のことをロングと言います。つまり、ロングポジションというのは買いポジションのことです。ロングの場合、値動きを見て安いレートで買い、高いレートで決済することで利益を得ることができます。実際の注文画面ではどのFX会社も基本、赤いボタンになります。

この決済までの間の、外貨を保有している状態をロングポジションと呼びます(なお、円が絡む通貨以外…例えば、ユーロドル、ポンドドルなどは、通貨ペア名の最初に来る通貨を保有している状態がロングポジションです)。

例)米ドル/円をロングする……円を売って、ドルを買うというポジションです。1ドル100円として、1枚ロングした場合は、相場が円安に進めば利益が出て、円高になると損をすることになります。

ショートポジションとは

反対に、「売り」のことをショートといいます。つまり、ショートポジションは売りポジションのことです。ショートの場合、値動きを見て高いレートで売って、安いレートで買い戻すことで利益を得ることができます。実際の注文画面ではどのFX会社も基本、青いボタンになります。

FX初心者の方にはとっつきにくいイメージもあるかもしれませんが、ショートをうまく使いこなせば、相場の下落局面でも利益を上げることができるようになります。

この決済までの間の、外貨を買い戻すまでの状態をショートポジションと言います(なお、円が絡む通貨以外…例えば、ユーロドル、ポンドドルなどは、通貨ペア名の最初に来る通貨を売っている状態がショートポジションです)。

例)米ドル/円をショートする……米ドルを売って、円を買うというポジションです。1ドル100円として、1枚ショートした場合は、相場が円高に進めば利益が出て、円安になると損をすることになります。

日本人はショートが苦手?

売りからトレードを始めるショートポジションは、日本人にとってはなじみが薄いことも多く、ピンとこない人や苦手な人も多いようです。

そもそも、なぜ日本人はショートポジションが苦手なのでしょうか? その理由として、日本の金利の低さが挙げられます。日本では諸外国に比べて金利が低く、長い間ゼロ金利状態が続いていました。

そのため、外貨を買うと金利が付くという理由から、新規でFXに参加する動機として、スワップポイント狙いで口座開設を行い、ロングポジションを持つ人が多かったのです。

また、日本の場合は株取引からスタートしてFXに流れてくる人も多く、株でもFXでのレバレッジにあたる信用取引は始めるにあたり審査があったりと、敷居が高く「株はお金で買うもの」という意識があるため、FXについてもその延長で捉えてしまう傾向にあるようです。

このことが、FXにおいても無意識のうちに「買うもの」と思うことにつながっているようです。

また、チャートを見ると分かりますが、買いの局面はゆっくり進み、売りは一気に動きます。相場が一気に落ちる局面は、チャートがナイアガラの滝のように見えることから「ガラる」と呼ばれたりもしますが、いきなりであることが多いですよね。

このことからも、買いの方が安全、売りはリスキーという心理が日本人の心には働きやすくなります。

しかし、FXのショートポジションというのは、株取引における空売りとは異なります。例えばドル円のショートというのは円を買う事であり、ユーロドルのショートはドルを買うことです。そのため、「通貨を買う」ということ自体は変わりません。

ですから、有利不利は変わらないため、ショートポジションだからといって必要以上に苦手意識を持つ必要はないのです。

ロング・ショートの言葉の由来

FX経験者であれば、何気なく使っているロングとショートという表現ですが、FX初心者には耳慣れない言葉かもしれません。それぞれ通貨の売買を行う際に使用します。

ロングとは異なる通貨のペアを買っていることや、買うことを意味し、ショートは通貨ペアを売ったことや売ることを意味する言葉です。

ロングとショートは古くから使われており、言葉の由来は諸説ありますが、一般的に「相場が上昇するのに時間がかかる」から「ロング」。反対に「相場が下落するのは一瞬」であることから「ショート」と呼ばれるようになったと言われています。

単純にロングを「買い」、ショートを「売り」と言うこともありますが、FXを行う以上、言葉の意味や由来を知っておくことは非常に大切です。

ロングで入るタイミングを分析する

FXにおいて、買いポジションでトレードを始めることを「ロングで入る」といいます。しかし、ロングで入って利益を出すにはタイミングが重要です。どのようなタイミングで、ロングで入ると良いのでしょう?

「ロングで入る」トレンドラインやサポートライン・レジスタンスラインを引いてみよう

上昇トレンドラインとサポートラインの模式図

まず、チャートを見る時にトレンドラインやサポートライン、レジスタンスラインを引いてみましょう。その時、上向きのトレンドラインができているのであれば、基本的にはロングで入るべきタイミングとなります。

また、トレンド転換のタイミングを知りたい場合は、サポートラインを引きましょう。

下降相場の時に、為替レートがサポートラインに到達すると、そのあたりから相場が反転することがあります。

逆張りの場合、大きな利益獲得を狙い、反転するタイミングの少し手前からロングポジションを持ちます。そのため、サポートラインの少し手前からロングポジションを持ちます。ただし、当然のことながら、読み通りに相場が動かないこともあるので、逆張りだと損をしてしまうことも珍しくありません。

なお、順張りの場合はサポートラインでの反発をした後、上昇相場に変わったのを確認してからロングポジションを建てましょう。そうすれば、相場の上昇にそのまま乗ることができ、利益が獲得できます。

「ロングで入る」移動平均線を見てみよう

移動平均線の説明図

移動平均線は、相場が上昇にあるのか、それとも下降にあるのかを教えてくれます。移動平均線を見る時は、ローソク足との関係がどうなっているのかがポイントです。

移動平均線が上向きで、移動平均線の上にローソク足がある時は上昇トレンドと判断できるので、ロングポジションを建てましょう。

移動平均線が上向きであっても、移動平均線の下にローソク足がある場合は要注意です。こうなっている時は、下降相場にトレンド変換しているにも関わらず、移動平均線にはまだ反映されていないパターンや、上昇相場の途中に起こる一時的な下落…いわゆる「押し目」と呼ばれる状態である可能性があります。

そのため、見極めが難しい状態なのです。この場合、他の指標も確認して、ロングポジションを建てるかどうか判断すると良いでしょう。

また、移動平均線は、時にサポートラインのような役割をするケースもあります。その場合、移動平均線は上向きとなり、レートは移動平均線の上にあります。そして、レートが移動平均線に向かって下落し、移動平均線上かもしくはその上下で反発します。

なお、移動平均線の下、つまり移動平均線を一旦割り込んでから反発するケースの場合は注意が必要です。反発せずにそのまま下落することもあるからです。そのため、反発後、移動平均線をしっかり超えたことを確認してからロングポジションを建てた方がいいでしょう。

移動平均線とレートとの関係を見る方法として、グランビルの法則もあります。このグランビルの法則によれば、移動平均線が長期間にわたって下向き、あるいは横ばいで推移した後で上昇に転じ、為替レート(ラインチャート)が大きく乖離して下落した場合、反発して移動平均線に向かうように戻ってくる可能性が高いとされています。この時も、ロングポジションを建てるのに適したタイミングということになります。

「ロングで入る」テクニカル指標を使って分析する

ロングとショート、どちらのポジションを取るのかは、テクニカル指標を使って分析することもできます。

テクニカル指標にはトレンド系、オシレーター系の両方がありますが、それぞれ一長一短あるので、お互いの欠点をカバーするために、大抵はテクニカル指標とオシレーター系指標を組み合わせて使います。

テクニカル指標を使って分析する説明図

そのため、例えばテクニカル指標にMACD(MACDはオシレーター系指標としての性質も持ちます)、オシレーター系指標にRSIを使う…といった感じで組み合わせます。

上記の組み合わせでいうと、MACDの場合は、0ラインより下でMACDがシグナル線を下から上に抜き、RSIが50%より上にあるなら(教科書的には30%未満と言われていますが、実際には50%を基準に考えた方がダマシは少ない傾向にあります)、上昇トレンドに入ったということで、ロングポジションを持つのに向いているタイミングという事になります。

「ロングで入る」ローソク足をチェックする

明けの明星、三空叩き込み、赤三兵

ローソク足の並びから相場を判断する酒田五法では、上昇トレンドへの転換を示す並びがいくつかあります。

代表的なものとしては、「明けの明星」と呼ばれる並びや「三空叩き込み」と呼ばれる並び、「赤三兵」などが、上昇トレンドへの転換を示す並びとして有名です。

この並びが出たら、ロングポジションを持つと良いでしょう(もちろん、移動平均線や他のテクニカル指標の状態も勘案した上で判断します)。

「ロングで入る」ファンダメンタルズをチェックする

イメージ図

ファンダメンタルズも為替相場に大きな影響を与えるものです。現在マーケットが注目している材料を確認し、その内容がどうなったらポジティブで、反対にどうなったらネガティブなのかをきちんと知っておくことが大切です。

例えば、現在アメリカでは税制改革が注目されています。この税制改革はアメリカでは30年ぶりとなる抜本的な改革で、法人税を現在の35%から20%へ減税することや、個人所税率を7段階から3段階に簡素化し、最高税率を現行の39.6%から35%に引き下げるなどの内容になっています。

この税制改革の実現はポジティブなもので、年内の成立が特に期待されています。そのため、法案成立へと前進すればマーケットは好感し、ドルが買われて円安になると予想されます。

しかし、この法案成立に対して反対を唱える有力議員が登場したり、税制改革成立へのプロセスに何らかの懸念材料が出たりすると、ドルが売られて円高になってしまいます。

そのため、現在であれば、アメリカの税制改革について年内の成立が期待できるニュースが出た場合、ドル円のロングポジションを建てるといいでしょう。

もちろん、マーケットが注目する材料はこれだけではありませんが、このようなファンダメンタルズ要因も為替相場に大きな影響を与えることがあるので、FX投資家は注目する必要があります。

ショートで入るタイミングを分析する

FXにおいて、売りポジションからトレードを始めることを「ショートで入る」と言います。ショートで入る際もロングと同じく、タイミングが重要です。それでは、どのようなタイミングでショートで入ると良いのか見ていきましょう。

「ショートで入る」トレンドラインを引いてみよう

トレンドラインを引いてみた際に、下向きのトレンドラインができているのであれば、基本的にはショートポジションとなります。

トレンド転換のタイミングを知りたい場合には、レジスタンスラインを引くと良いでしょう。上昇相場の時、為替レートがレジスタンスラインに到達すると、そのあたりから相場が反転するという動きがよく見られます。

逆張りの時は、大きな利益獲得を狙って反転するタイミングの少し手前からショートポジションを持つことが多いのです。そのため、レジスタンスラインの少し手前からショートポジションを持ちます。ただし、読み通りに相場が動かないこともあるため、逆張りで損してしまうこともよくあります。

なお、順張りの場合は、レジスタンスライン付近で反発した後、下降相場に変わったのを確認してからショートポジションを建てましょう。そうすれば、相場の下降にそのまま乗って、利益を獲得することができます。

「ショートで入る」移動平均線を見てみよう

移動平均線を(ロングの逆)の説明図

ショートの場合も、移動平均線とローソク足との関係を見るのがポイントとなります。

移動平均線が下向きで、移動平均線の下にローソク足がある時は下降トレンドなので、ショートポジションを建てると良いでしょう。

ただし、移動平均線が下向きであっても、移動平均線の上にローソク足がある場合は要注意となります。上降相場にトレンド転換しているものの移動平均線にまだ反映されていないパターンか、あるいは、下降相場の途中の一時的な上昇……いわゆる「押し目」と呼ばれる状態なのかの見極めが難しいからです。

この場合は他の指標も確認した上で、ショートポジションを建てるかどうか判断しましょう。

また、移動平均線がレジスタンスラインのような役割をするケースもあります。その場合、移動平均線は下向きで株価は移動平均線の下にあります。そして、株価が移動平均線に向かって上昇していき移動平均線上かあるいはその上下で反発します。

なお、移動平均線の上……つまり、移動平均線から頭を出して反発するケースの場合は、注意が必要です。反発せずにそのまま上昇することもあるため、移動平均線をしっかり下抜けしたのを確認してからショートポジションを建てた方がいいでしょう。

また、ショートポジションの場合もロングポジションと同じく、グランビルの法則を参考にしてみると良いでしょう。

グランビルの法則によれば、移動平均線が横ばいまたは下向きになり、為替レート(ラインチャート)が移動平均線を上から下へ抜けた時や、上向きの移動平均線に対して為替レート(ラインチャート)が大きく乖離して上昇した場合、反発して移動平均線に向かってに戻ってくる可能性が高くなります。

そのため、このタイミングもショートポジションを建てるタイミングということになります。

「ショートで入る」テクニカル指標を使って分析する

テクニカル指標を使って分析する模式図

ショートの場合も、テクニカル指標とオシレーター系指標を組み合わせて使います。例えばテクニカル指標にボリンジャーバンド、オシレーター系指標にストキャスティクスを使う……といった感じで組み合わせます。

上記の組み合わせでいうと、上昇相場の場合はボリンジャーバンドで±2σ付近まで為替レートが到達し、ストキャスティクスについては、%Kが%Dを上から下に抜けた場合(80%以上だとなお良い)、上昇相場がもうすぐ終わって下降相場へ転換すると判断し、ショートポジションを取ることになります。

「ショートで入る」ローソク足をチェックする

宵の明星、三空踏み上げ、三羽烏

下降相場への転換を示す酒田五法で代表的なものとしては、「宵の明星」と呼ばれる並びや「三空踏み上げ」と呼ばれる並び、「三羽烏」などがあり、いずれも下降トレンドへの転換を示す並びとして有名です。

この並びが出たらショートポジションを持つようにしましょう(もちろん、移動平均線や他のテクニカル指標の状態も勘案した上で判断します)。

「ショートで入る」ファンダメンタルズをチェックする

ロングポジションでも書いたように、ファンダメンタルズも大切な要因となります。

例えばアメリカの利上げについては、速いペースでの利上げになるかどうかが注目されています。速いペースでの利上げが実現すればドルが買われ、緩やかなペースでの利上げの場合は円が買われると予測できます。

先日発表されたFRBの会合後の指標では、来年の利上げは今年同様3回になることが公表されたため、もっと早いペースでの利上げを期待していた市場参加者が失望し、ドルを売って円を買う動きが起きて円高傾向に動きました。そのため、このタイミングではショートでのエントリーポイントになります。

また、利上げについてはアメリカの雇用統計の結果も左右します。事前予想を上振れる良い結果であれば、利上げは確実という見方が強まります。そのため、利上げペースが注目される以前は雇用統計の結果が注目されていました。ここで事前予想を下回る結果になると、雇用統計直後の激しい動きが収束した後も円高傾向になるので、こういった経済指標発表時は、ショートポジションを持った方が良いということになります。

ロング・ショートを考える前に相場分析で必要なこと

ロングでエントリーを行うのか、ショートでエントリーするのかを考える前に、相場分析を行うことはFXで利益を得るために最低限必要なことです。相場分析を怠りエントリーを行うことは、ギャンブル性が高くなり、大切な資産を失ってしまうリスクが高まります。

そのため、まずは複数の時間足を表示し相場が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドなのかなどを確認し、相場の方向性を分析することが、FXを行う上では当たり前、常識となっています。一般的に相場分析を行う際は、短い時間足から長い時間足の順番で確認することが推奨されています。ただし1分足や5分足は信頼性に乏しく騙しも多く発生してしまうため、ある程度の長さの時間足を確認することをおすすめします。

少なくとも30分足、1時間足、4時間足などを利用し相場分析を行うようにしましょう。さらに抵抗線と支持線を確認し、エントリーチャンスとなるポイントを探したり、ボラから十分な利益を確保することができるのかを分析することも大切です。

経済に関する最新動向をチェックしておく

チャートの瞬間的な上下に対して利益を取りに行くスキャルピングを除き、デイ、スイングトレードをはじめとする中長期目線のトレードでは、最新の経済動向をチェックすることも相場分析の大切な要素です。

少なくとも直近に発表された各国の重要指標の結果や、その結果を受け相場はどのように変化したのかを事前にチェックするようにしてください。また、今後発表される重要指標のスケジュール確認もしておきましょう。為替だけではなく、関連する株価の動きや日本はもちろん、海外の経済ニュースなどにも注目する必要があります。

これらの情報は利用しているFX口座や証券会社の公式ホームページでチェックすることが可能です。本格的にFXに取り組むのであれば、日経新聞を購読したり、テレビ東京系列で放送されている「ワールドビジネスサテライト」やBSで放送されている「日経モーニングプラス」など、為替や株、経済ニュースに特化したテレビ番組を視聴することも、多くの知識を身につけることができるのでおすすめです。

ロングとショートのメリット・デメリット

ロングとショートには、それぞれメリットとデメリットがあります。それぞれどういったメリットやデメリットがあるのか、ご紹介します。

ロングのメリット・デメリット

ロングポジションは、日本人にとっては取り組みやすい取引方法です。「安く買って、高く売る」という商売の基本に則ったやり方は馴染みやすく、やり易いことはメリットとなります。

しかし、相場の格言「上げ100日下げ3日」のとおり、上昇相場は時間をかけて上がっていく場合がほとんどです。従って、利益が出るペースが遅くなることがデメリットとなります。

ショートのメリット・デメリット

ショートのデメリットは、「安く買って、高く売る」ことに慣れた日本人にとっては、どんな風に利益を上げるのかイメージしづらいことです。

しかし、最初の方で書いたように、FXの場合、ロングとショートはコインの裏表の関係となっていて、ショートの場合も片方の通貨を買っているのと変わりません。

ショートのメリットは、相場の格言「上げ100日下げ3日」のとおり、利益が出るスピードが速いのが特徴です。

相場が下がり出すと、市場参加者たちは、損失を限定しようと一斉に売りに走る傾向にあります。逆指値に引っかかって決済になるトレーダーもいます。売りが一気にくるのはこのためです。

相場がどんどん下がっていき、同じ値幅を動くスピードは、上昇相場の時よりも早くなります。その結果、利益が出るスピードも大幅に速くなるのです。

ロング・ショートの決済方法

続いてロングでエントリーした場合と、ショートでエントリーした場合の決済方法を説明します。基本的にFXではエントリーした際のポジションと反対の注文を行うことで決済となります。

ロングでエントリーを行なっている場合はショートでの注文、ショートでエントリーを行なった場合はロングで注文を行うことで反対注文となり決済されます。

また、主な決済方法によっては下記の利用が可能です。いずれも初心者の内から利用する頻度が高い基礎的な決済方法で、覚えることで相場の急な変動や暴落に備えることもできます。決済の仕組みと、その時々の相場の状況をしっかりと理解し、もっとも適切な方法で決済を行うことが大切です。

もちろん紹介する決済方法以外にもいくつかの決済方法が存在しますが、まずは基本的な決済方法を知り、経験を積んでから他の決済方法を取り入れるようにしてください。

成行

成行での決済はもっとも簡単かつポピュラーで、利用頻度の高い決済行為です。チャートを見ながら、現時点の価格で決済を行うことができ、スキャルピングやデイトレードなど超短期から短期でトレードを行う場合に重宝する決済方法です。

ただし、経済指標発表時など、相場の動きが激しい時間帯では、うまく注文が通らなかったり予期せぬ値段で注文が確定し、決済となる可能性もありますので注意が必要です。

指値(さしね)・リミット注文

指値とは事前に価格を指定し、チャートが指定した価格に到達した時点でロング、もしくはショートで決済をする注文方法です。相場を分析し事前に予測したレートを設定することで自動で決済が行われますので、パソコンの前に張り付いて決済のタイミングを伺う必要がありません。

そのため、一定の期間ポジションを保有したいと考えている場合には非常に重宝する注文方法となります。また、事前に値段を決め打ちできるため、取引したい時間に注文画面を見ることができない会社員の方や、忙しい主婦の方にとっても利用頻度が高くなるでしょう。

指値で注文を指定していても、実際にレートが指定した指値まで動かなければ注文は発生しませんので、自分が買い(売り)たい値段で注文を通すことができます。

逆指値(ぎゃくさしね)・ストップ注文

逆指値はエントリーしたポジションとは逆の方向の価格を設定し、チャートがその価格に達した時点で決済を行う注文方法です。FXでは意図した方向とは逆に価格が動くことも少なくありません。場合によってはロスカットレベル(必要証拠金維持率) を下回り、強制ロスカットとなるケースもあります。

大事な資金を守るためにも一定の損益が発生した時点で損切りを行うことは非常に大切です。逆指値を設定することで、事前に定めた損益が発生した時点で決済がなされますので、損害を最小限に抑えることが可能です。短期取引、中長期取引に関わらず、エントリーを行う際は逆指値の設定を行い、リスク管理に努めることをおすすめします。

多くのFXトレーダーが「注文価格から○%下がったら損切り」といった逆指値注文のルールを自分で定めて持っています。損切りで損失を最小限に抑えることは、FXにおいて利益を積み上げるのと同じくらい大切です。

逆指値注文を使い、適切な損切りができるとレバレッジもかけやすくなりますし、資金管理への意識もより高くなります。損失が発生しても次の取引に繋げていくためにも、逆指値注文をトレードに活用していきましょう。

まとめ

FXでは、ロングやショートという用語はよく使われ、それぞれ買いと売りを意味していますが、「横文字では意味が分かりづらい」という方も多いかもしれません。よく使われる言葉ですので、しっかり覚えておきましょう。

また、ロングとショートのどちらから入るべきか、その見極めが難しいという人もいます。チャートを見た時に、ロングとショートのどちらから入ればいいのか、見極めのポイントを抑えておきましょう。

とはいえ、判断しづらい場面もあるので、そういう時は慎重に判断し、場合によっては、はっきりしたトレンドが判明するまでトレードしない、という決断も必要です。

人によっては、ロングでコツコツと利益を積み上げるのが得意で、ショートは怖いから苦手。また逆に、ロングよりもショートの方が早く利益を出せて楽しい、といった具合に、トレーダーの性格によってもトレードスタイルに得手不得手があるものです。

もちろんFXで安定した利益をあげるために、ショートもロングもできる方が良いですが、自分の得意不得意を知るのもFXトレードにおいては重要です。安定した利益を出せる投資戦略を追求していくのがベストです。ロングとショートのどちらで取引すべきか、しっかり見極め、シミュレーションを重ねた上でトレードしましょう。

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