FXのレバレッジとは?少ない資金で取引できる魅力と注意点を解説

  • 更新日: 2019/07/31
FX専門家 五十嵐勝久 解説

FXはレバレッジが高いから危険だ!FXをしていない方、初心者の方はこのように考えることが多いようで。しかしこれは根本的に間違いです。そもそもレバレッジがFXの最大の利点であり、非常に便利な仕組みなのです。このレバレッジは国内FXの場合、1倍から25倍まで自分でコントロールできます。つまり証拠金の管理をすれば現物取引と証拠金取引の両方を行うことができるのです。レバレッジはだいたいこのくらいがいいだろう、と適当に感覚で決めるのではなく、FX口座の現金残高に対して証拠金としていくらまで使うか、発注するロット数をもとにいくらまでの損失で損失・利益の確定をするかを計算してレバレッジ倍率も考える必要があります。

> FX専門家 五十嵐勝久について

レバレッジって何ですか?

レバレッジとはテコの原理のことです。手元の資金(証拠金)にレバレッジをかけることで、何倍もの金額の取引ができるシステムの事です。

このページでは、
① レバレッジをかける倍数について
② 初心者は、損失を資金の1%に設定する
③ 高いレバレッジは、リスクも高くなる
について詳しく解説します!

FXにはレバレッジがあるため、少額からでも大きな金額を持っているのと同じように取引することができます。この記事ではFXの大きな特徴でもあるレバレッジについて詳しく解説します。安定して利益を上げられるトレーダーになるために、レバレッジを十分に理解し、うまく使いこなしましょう。

レバレッジ以外の用語やFXの知識については、以下の記事で解説していますのでご参考ください。

FX最大の魅力「レバレッジ」とは

レバレッジはFXの取引の最大の魅力であり、大きな特徴の一つです。うまく使いこなすことで、通常よりも何倍も大きな利益を上げることも不可能ではありません。しかし、その分リスクも大きくなりますので、レバレッジをかけたトレードを行う際は、その仕組みをしっかり理解している必要があります。

レバレッジと 「利益率」

FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」です。証拠金と言うのは読んで字のごとく、証拠となるお金のことです。この証拠金にレバレッジをかけて、手元の資金の何倍もの取引をおこない利益を狙います。

株取引は、資金1万円で1万円分の取引となります。
しかしFXは、1万円の資金で最大25万円分の取引が可能になります。

10,000円の証拠金で最大250,000円分の取引が可能となるため、効率的な投資が可能になる一方、損失のリスクが高まることに注意が必要です。

レバレッジが 「可能な理由」

それはFX会社が証拠金を担保にトレーダーに「融資」を行っているからです。

損失が発生した場合はFX会社が「損失分」を「証拠金から差し引く」ことで、レバレッジによる取引を可能にしています。

レバレッジを使った 「取引の例」

レバレッジを理解するには、具体例を見るのが一番です。まずは下記の表をご覧下さい。

100万円の証拠金でドル円/100円の時の米ドルを購入した場合

レバレッジ 購入できるドル 101円の時の利益
1倍 10,000ドル 10,000円
5倍 50,000ドル 50,000円
10倍 100,000ドル 100,000円
25倍 250,000ドル 250,000円
100万円の証拠金で1ドル=100円での買い(ロング)の取引例です。

レバレッジ1倍の際は、証拠金の金額そのままの取引となり購入できるドルは1万ドル。そして1ドルが101円にまで値上がりすれば1万円の利益となります。このレバレッジ1倍が全ての取引のベースとなります。

10000【購入額】×1【為替の差位】=10000【損益】

レバレッジ1倍の場合

例えばレバレッジ5倍であれば、購入できるドルは5万ドル、101円にまで値上がりすれば利益額は5万円となります。

レバレッジ5倍の場合

同じ100万円という証拠金の金額にも関わらず、レバレッジを変えるだけで生み出せる利益額は上記では5倍にもなります。日本で認められているレバレッジ25倍の場合、上記の例で言えば、100万円の証拠金で25万ドルの購入が可能で、仮に101円にまで上昇すれば 25万円の利益獲得が可能です。

レバレッジ25倍の場合

250000【購入額】×1【為替の差位】=250000【損益】

ただ、逆に1ドルが99円に値下がりすれば25万円の損失を出してしまいます。レバレッジは、かければかけるほどハイリスクになるのです。

レバレッジ25倍で値下がりした場合

250000【購入額】×-1【為替の差異】=-250000【損益】

レバレッジをかけた取引は、「利益が大きくなります」が、同じように「損失も大きくなります」。

通貨の値動きが激しくなればなるほどリスクも高まりますので、きちんと資産管理された上で利用しなければなりません。FX初心者の方が高いレバレッジをかけて取引し、証拠金維持率を割り込んでマージンコールがかかり、結果、元手以上に自己資金を溶かしてしまうケースは本当に多いです。

下記レバレッジ計算方法について詳細に解説している記事もありますので、参考にしてみて下さい。

おすすめのレバレッジ倍率

ドル札の上にあるペンと計算機

極論を言うと初心者の場合、レバレッジは低ければ低いほどおすすめです。レバレッジを利用せず、自己資本で取引が可能な範囲でFXを行うのであれば、それだけリスクも少なくなります。

ある程度、大きな自己資本を用意できる場合は、レバレッジを限りなく「1倍」に近づけるよう意識してください。

資金が少なく利益効率を上げるためにレバレッジをかけたい場合でも、初心者であればレバレッジ10倍が許容範囲となります。それ以上のレバレッジをかけてしまうと、リスクが大きくなってしまいます。

しかし「収益は気にせずFXを試してみたい」、「無くなっても良い余剰資産で取引をする」と言った場合は、最大レバレッジである25倍で取引しても問題ありません。レバレッジが大きい分、収益の増加率も早くなりますので楽しみながらFXを学ぶことができるかもしれません。ただし、低資本で高レバレッジの取引を行なった場合、ロスカットのリスクは非常に高まりますので、その点には十分に注意しましょう。

ロスカットは、日本語では「強制決済」と呼ばれる仕組みです。
FX会社ごとに基準が違いますが、一般的には現在FX口座に入っている証拠金の金額と、現在保持しているポジションの含み損(決済していないが現在のレートだと損失が出ている状態)を比較した際に一定以上の比率に達すると、FX会社の方で強制的にポジションを決済(ロスカット)します。

日本国内のFX会社では、法令で定められた最大25倍までのレバレッジの提供を行っています。どの程度のレバレッジをかけるべきかは、取引の状況やトレーダーのレベルに応じて変わります。

そのため一概にこのレバレッジ倍率がおすすめであるとは言えませんが、

  1. 普段の取引では数倍程度
  2. 勝負をかけるときでも10倍までに抑えるのがおすすめです。

金融庁がレバレッジ引き下げを検討

2017年9月27日の日本経済新聞 電子版で、金融庁がFXのレバレッジを25倍から10倍程度に引き下げる検討をしていると報道されました。俗にいうレバレッジ規制です。2018年2月12日にも同様の報道がされており、具体的にいつからという期限に関しては明言されておりませんが、将来的に実施される可能性が非常に高いといえるでしょう。

これからFXを始める場合、レバレッジが10倍に規制された後でも自分の望む取引ができるのかを、事前に見定める必要があります。

金融庁は外国為替証拠金取引(FX)の証拠金倍率(レバレッジ)を引き下げる検討に入った。現行の最大25倍から10倍程度に下げる案が有力だ。

FX証拠金倍率を引き下げ 10倍程度に、金融庁検討 リスク管理を懸念、最大25倍の規制見直し から引用

レバレッジは、 取引で許容できる損失を証拠金の何%にするか、という観点で設定しましょう。 FX初心者であれば、許容損失額を1%にするのがおすすめです。

例えば、1%を許容できる損失に設定した場合、100万円の資金の1%は10,000円となります。仮に1円(100pips)逆行した場合に損切りを行うと、損切り金額は1万円となり結果的に1倍のレバレッジとなります。

「1円は損切幅が広すぎる」と考え、50銭(50pips)で損切りを行う場合、損切りを1万円とすれば適切なレバレッジは2倍となります。

基本的に、FX上級者であっても、1トレードあたりの損失は最大でも5%ほどに抑えるべきです。損切り幅は一般的に証拠金の2~3%といわれるため、5%であってもリスクは高めです。5%であれば100万円の資金に対し最大5万円まで損失を許容することになります。50銭(50pips)で損切りを行う場合、適切なレバレッジは10倍です。

取引に余程の自信がない限り、証拠金に対し2~3%の損失となるようなレバレッジで取引を行うべきだと著者は考えます。

【FX会社別】レバレッジ設定の比較

主なFX会社の口座別レバレッジ倍率をご紹介します。

FX会社名 口座名 レバレッジ倍率
DMM DMM FX 25倍
DMM CFD Index 10倍
DMM CFD Commodity 20倍
GMOクリック証券 FX neo 25倍
365FX 25倍
YJFX! 外貨ex 1倍、10倍、25倍の中から選択可
みんなのFX みんなのFX 25倍
みんなのシストレ 25倍
FXブロードネット FX ブロードネット 1倍、20倍、25倍の中から選択可
くりっく365 25倍
インヴァスト証券 トライオートFX 25倍
FX24 1倍、3倍、5倍、10倍、25倍から選択可
シストレ24 25倍

通貨別のおすすめレバレッジ

通貨別で同じレバレッジにした場合、どんなケースが考えられるでしょうか?

たとえば豪ドル円でレート82円、レバレッジ25倍、枚数を1万通貨で計算すると、必要保証金(レート×通貨単位×枚数/25)は32,800円となります。なお、必要保証金とは取引証拠金のことで、ドル円などの通貨ペアポジションを保有するときに、必要な金額のことです。要は32,800円を担保として、ドル円1万通貨82万円を買っていることになります。

では次に豪ドル円よりレートの高いポンド円の場合を考えてみましょう。ポンド円でレート150円とし、同様の枚数とレバレッジで計算すると、必要保証金は60,000円となります。豪ドル円の約倍の証拠金が必要になるということですね。

必要保証金がわかってきたところで、今度はレバレッジとの関連性を見てみましょう。ポンド円はレバレッジ25倍にすると60,000円の必要証拠金が必要ですが、レバレッジを10倍にすると必要証拠金は一気に150,000円に跳ね上がります。

レート 通貨単位 レバレッジ 必要証拠金
豪ドル 82円 × 10000 ÷ 25倍 32,800
ポンド 150円 25倍 60,000
ポンド 150円 10倍 150,000

つまり、レバレッジを高く設定すれば必要保証金は少なくて済み、低く設定すれば必要保証金が高くなる、ということです。そして、この必要証拠金の金額は口座に入金する必要のある金額に直結します。自分でFX投資に使える資金とのバランスという意味でも大事なことではありますが、この必要保証金の高低というのはほかにも重要な意味を持ちます。

含み損が出たときのケースを参考に考えてみましょう。ポンド円をレート150円で1万通貨注文し、140円に下がったとします。含み損はレバレッジに関係なく、10万円です。もしこの時、レバレッジを25倍とし、かつ10万円しか入金してなかった場合、ロスカットラインを早い段階で突破し、強制決済となることが予想されます。一方レバレッジを10倍に設定し、30万円を入金していた場合はどうでしょう?この場合は、ロスカットラインには到達せず、まだポジションを保有できている可能性が高いです。つまり必要保証金の高低は強制ロスカットの危険性の高低とリンクする、というわけです。

レバレッジを高く設定すると、必要保証金は少なくて済みますが、強制ロスカットの危険性が高くなります。しかし通貨ペアのレートが低いのであれば、ある程度レバレッジを高めてもそれほど危険はありません。一番危ないのはレートの高い通貨ペアでハイレバレッジの取引を行うことです。

通貨別のおすすめレバレッジがこれ、という数値を提示することはできませんが、高レートの通貨ペアの場合は低レバレッジ、低レートの通貨ペアの場合は中~高レバレッジで取引を行うとリスクマネジメントもできて、バランスが良いでしょう。

レバレッジ1倍の運用とは?

レバレッジ1倍の運用となると外貨預金と実質同じと考える人も多いでしょう。しかし、以下のような運用方法ができる点で、レバレッジ1倍の運用は外貨預金よりもメリットがあります。

売り取引から始めることができる

外貨預金ではできない方法が空売りです。

FXの場合は空売りから始めることができます。

外貨預金に比べ手数料が圧倒的に安い

外貨預金では買いと売りのレートの間に数円の手数料が含まれていることが多いですが、FXの場合、買いと売りのレートの間には1~2銭程度の手数料しかありません。

手数料
外貨預金 数円
FX 1~2銭

FXの方が安く取引ができるのですね!

買いポジションの場合ロスカットになる心配なく、外貨預金よりも高金利を得ることができる

レバレッジ1倍だと、買った外貨が大きく値下がり含み損が大きくなっても、必要証拠金も外貨の値下がりとともに下がるためロスカットにはなりません。

よって、外貨預金感覚で持ち続けることができ、しかも外貨預金と違い銀行に大きく金利手数料を取られずに済む上、外貨預金よりも高金利を受け取れるケースが多いです。

FXのメリットは
① 外貨預金感覚で運用できる
② 手数料は安く取引できる
③ 高金利が受け取れる

なるほど!ではレバレッジ1倍のおすすめ運用方法は、
「高金利の通貨を買い外貨預金感覚で持ち続けること」ですね。

そうですね。レバレッジ1倍の運用なら、高金利通貨の代表格であり流動性も高い「オーストラリアドル」がおすすめです!

レバレッジ1倍の取引・運用については以下の記事で徹底解説しておりますので、こちらも参考にしてみて下さい。

レバレッジをかける上での注意点

レバレッジは利益を大きくする反面、損失を拡大する性質を持っていることが分かりました。ですので、FX取引時にレバレッジをかける上ではいくつか注意点があります。

この注意点が頭に入っていないと、トレードによっては大きな損失を被る可能性がありますので、レバレッジをかけた取引を検討している方は必ず確認しておくようにしましょう。

注意①:レバレッジは自分で設定することができない

FX初心者の方は、取引をする時にレバレッジ倍率を何倍にするか、自分で選択できると思い込みがちですが、実際には多くのFX会社でレバレッジ倍率の設定をすることはできません。通常レバレッジ倍率は、下記の計算式で算出されます。

レバレッジ倍率=現在の取引レート×取引数量÷証拠金残高

レバレッジを調整するためには、取引数量と証拠金残高のバランスを考える必要があります。次の章から詳しく見ていきましょう。

注意②:ストップロス(自動損切り)を注文する

ストップロスはFXトレードにおいて必須です。ストップロスとは、想定とは逆に相場が動いた場合に、自動的に損切りをする注文のことで、逆指値注文や、ストップ注文とも呼ばれます。

レバレッジをかける時は、取引するたびに必ずストップロスを設定して、設定したストップロスは動かさないようにしましょう。

レバレッジをかけたFXトレードでストップロスを置かないのは、非常にリスクが高い行為です。たとえ少額しか投資していないとしても油断は禁物です。ストップロス注文ができないと、FXで勝てるようになったとしても、1回のトレードで出す損失が命取りになりかねないので必ず設定しておきましょう。

投資家の予想とは裏腹に相場が反対方向に動くのはよくあることです。大切な資産を守るため、ストップロスを常に活用して取引を行うことで、リスク管理を徹底しておきましょう。

注意③:通貨の変動幅を考慮に入れる

FXトレードをする際に、米ドル/円のみをトレードするのであれば、通貨の変動幅をそれほど気にする必要はありません。しかし、様々な通貨ペアのトレードをしているようであれば、各通貨の変動幅にも注意が必要です。

例えば米ドル/円の場合、1円幅は簡単に損切りとなる値幅ではありません。しかし通貨ペアがポンド/円の場合は値動きが激しいため、1円の損切り幅では頻繁に損切りとなる可能性があります。

通貨ペアの応じて、
「レバレッジ」と
「損切り幅」 を設定する必要があります。

なるほど!
・値動きが激しい通貨は、損切り幅を広めにして
・値動きが穏やかな通貨は、損切幅を狭く
設定する必要があるのですね!

注意④:1回のトレードでの損失は最大でも証拠金の5%までにする

先ほどおすすめのレバレッジ倍率でも触れましたが、1回のトレードでの損失は多くても証拠金の5%以内となるようにしましょう。

1回の取引で証拠金の5%以上の損失が出てしまうと、連敗した場合、あっという間に証拠金が減少してしまいます。プロのFXトレーダーでも連敗することがありますので、個人投資家は連敗ですぐに資金が尽きてしまうようなレバレッジは基本的にかけるべきではありません。

連敗のリスクを考えると証拠金5%でも大きな損失であるという認識を持ち、1回のトレードでのレバレッジを考えるべきです。

注意⑤:FX会社のマージン・コールと強制ロスカットを考慮する

証拠金維持率が一定のラインを下回ると、トレーダーの損害を防ぐために保有しているポジションが自動ですべて決済されます。これを強制ロスカットと呼びます。そして強制ロスカット前に知らせてくれるアラート的な存在が、マージン・コールです。なお、証拠金維持率の計算方法については後述します。

マージン・コール(強制ロスカット前のアラート)と、強制ロスカットになるロスカットシステムはFX会社それぞれに違いがあります。ただしどのFX会社でも共通のポイントとして、マージン・コールの時点で対応しておかなければならない、というのは覚えておきましょう。強制ロスカットになれば、大損失確定は間違いないからです。

マージン・コールの時点ですべき対応は、決済を入れる、損切り注文を入れる、口座に資金を入金するのいずれかです。なお、最後の口座に資金を入金するケースの場合はさらに目的別に2つに分かれます。チャート上で反転する可能性が高い場合と、スワップポイント目的で長く保有する必要がある場合です。ただし長期保有の場合は、最初から資金を多めに入金しておくことが肝要ですので、マージン・コールが発生している場合は単純な資金不足と考えてよいでしょう。

ここからは実例として、いくつかのFX会社のロスカットラインとマージン・コールを提示します。

外為どっとコムの場合、有効比率(有効評価額÷必要保証金額)が100%を割った時点で強制ロスカットで、マージン・コールは有効比率が200%になった時点で行われます。有効評価額は資産合計に含み益と含み損を合算した金額です。

楽天FXの場合は、建玉必要証拠金が50%以下になったときに強制ロスカットとなり、マージン・コールは120%と100%の2回発生します。

外為オンラインは少し珍しい例で、強制ロスカットを2つのコースから選べます。残金が多くなる取引証拠金100%で強制ロスカットとなるコースと、残金が少なくなる取引証拠金20%で強制ロスカットのコースです。なお、外為オンラインではマージン・コールをしていないため、自分で管理する必要があります。

ロスカットを避ける方法については下記章にてご紹介していますのでご参考ください。

注意⑥:海外FX会社のレバレッジはおすすめしない

国内のFX会社は現行レバレッジ最高25倍まで設定することが可能ですが、海外のFX会社の中には、レバレッジを50倍、100倍、200倍、400倍などに設定することが可能な業者も存在します。

何度も言いますが高いレバレッジは利益が高い分、損失のリスクも高くなります。

また海外のFX業者を利用すると、メールサポートなどの対応も国内のFX会社に比べると薄く、中には詐欺まがいなサービスもあり安全面に不安要素があります。また、利益が出ても出金拒否されたなど問題の声もありますので、当サイトではおすすめしておりません。

海外FX業者のレバレッジは最大888倍

上で金融庁がFXのレバレッジを25倍から10倍程度に引き下げることを検討していることについて触れました。レバレッジは大きく掛ければ掛けるほど損失リスクも同時に高まるので、リスクを最小限に減らしたい方には特に問題がないかもしれません。

しかし、「早く大きく儲けたい」という方にはこの制度変更は改悪に感じられるかもしれません。もし、本当に大きなレバレッジで取引したいというのであればいわゆる「海外FX業者」を利用するという選択肢もあります。

海外FX企業では国内の金融庁の規制がかからないため、上のレバレッジ規制通りに運営する必要がありません。特に、XMという海外FX企業は最大レバレッジ888倍という、驚異的な数字を叩き出しています。これならレバレッジ効果は莫大で、資金効率をあげ少額でも相当な利益率が期待できます。

ただし、金融庁の保護が受けられない海外FX業者を利用するのは、信用リスクが大きいためおすすめできません。

一瞬の変動でトレードするので初心者向けではない

最大888倍のレバレッジを活用すれば、為替レートの大幅な変動がなくても、一瞬の変動で相当に大きな利益を得ることが可能となります。その反面、相場が自分の予想とは逆に動いてしまった場合、損失リスクも大幅なものとなります。この意味で総資本、元手が少ない上に、適切な予想ができないFX初心者にとっては非常にリスキーな選択となるでしょう。

長期保有型のレバレッジの使い方

ここまでは主に短期取引でのレバレッジについて見てきましたが、長期保有型のレバレッジの使い方についても考えてみましょう。

長期保有取引には、
① 純粋な金利活用で損益を出す」方法と
② スワップ金利を活用して損益を出す」方法
の2種類がありますが、基本的にはどちらも併用して考えた方が資産運用としては効果的です。

この際、レバレッジ1倍で運用するのも一つの手ではありますが、やはりレバレッジを活用した方がより効率的に自己資本を増やすことができます。

例えば、「年利20%」の利益率を狙うとしましょう。
その際、スワップポイントの年利が2%のニュージーランドドルを購入し、レバレッジを10倍に設定すれば、それが達成されます。

このように長期運用の場合は目標をきっちりと決め、「リターンの明確化」をする必要があります。

ただし、長期保有の場合、あまりレバレッジの割合が高すぎると、価格変動時のロスカットに引っかかってしまう恐れがあるので、注意が必要です。このため通常、長期やスイングトレードの場合の割合としては3倍から5倍のレバレッジを選択される方が多いでしょう。

大損してしまった場合

FXは相対取引です。大きな利益を得た投資家がいれば、同額を失っている投資家もいます。百戦錬磨の投資家が切磋琢磨する世界ですので、初心者が容易に利益をあげられるほど甘い世界ではありません。経験が浅いうちは、高レバレッジで取引をしたが故に大きな損失を招いてしまうこともあると思います。

レバレッジが原因で大損してしまった場合は、必ずレバレッジの倍率を見直すようにしてください。レバレッジが低ければ低いほど大損する可能性は低くなります。

初心者が大損をするケースでは、ほとんどの場合、自分の資本に見合っていない高レバレッジで取引を行なっているのが原因です。

レバレッジ別ロスカットのシミュレーション

レバレッジとロスカットの関係性について、もう少し詳しく解説します。ロスカットはFX業者が定める証拠金維持率が維持できなくなった時、強制的に決済が行われるシステムです。例えば1ドルが100円の時にUSD/JPYを買い、証拠金維持率が50%を割った場合にロスカットが実行されるFX業者の場合、レバレッジとロスカットの関係は下記のようになります。

証拠金維持率が50%を割った場合にロスカットが実行されるFX業者の場合
レバレッジ ロスカットが発生するレート  下落率
1倍 0.00 -100.0%
2倍 51.02 -49.0%
3倍 68.03  -32.0%
4倍 76.53  -23.5%
5倍 81.63  -18.4%
10倍 91.84  -8.2%
15倍 95.24  -4.8%
20倍 96.94  -3.1%
25倍 97.96  -2.0%


レバレッジが1倍の場合、ロスカットは発生しませんが、レバレッジ5倍の場合は100円で買ったレートが81.63円まで下落するとロスカットが発動します。国内最大のレバレッジである25倍の場合には、レートが97.96円と、わずか2%の下落でロスカットとなってしまうのです。

表を見れば、高レバレッジのリスクは一目瞭然です。自己資本が10万円でレバレッジ25倍をかけ取引を行なった場合、2%の下落で資産の半分である5万円を失ってしまうことになります。

仮想通貨にもレバレッジ

最近では、投資対象として仮想通貨が人気ですが、FX企業を通しての仮想通貨取引も可能です。その際の魅力としては、「仮想通貨の取引においてもレバレッジを掛けることができる」というものです。ここで簡単に各企業の仮想通貨のレバレッジについて見ていきましょう。

レバレッジ
Quoinex 25倍
BITPoint 25倍
Zaif 25倍
bitFlyer 15倍
GMOコイン 10倍
DMM BitCoin 5倍
Coincheck 5倍

ただでさえ為替レート変動の激しい仮想通貨取引で、このようなハイレバレッジを掛けるのはリスキーではありますが、うまく当たれば大きな利益を得ることができます。

高レバレッジはロスカット(強制決済のリスクも高い)

海外企業の項目でも述べた通り、ハイレバレッジを掛ければ掛けるほど損失リスクが高まります。ハイレバレッジ取引をしている場合は少しの為替レート変更ですぐにロスカット、強制決済となってしまいます。

取引の事例

ロスカットは必要証拠金から発動されるので、必要証拠金の算出からどのような場合にロスカットされてしまうのかということを考えていきたいと思います。必要証拠金は取引する際の保証金のようなもの、と考えればOKです。必要証拠金の式は基本的には以下のようになります。

約定レート × 取引通貨単位 × 取引数量 ÷ レバレッジ = 証拠金

例えば円ドルで1ドル110円の為替レートで取引するとして、通貨単位100,000の取引数量1ロットで、海外業者のXMの最大レバレッジ888倍を掛けたとして考えると
110 × 100,000通貨 × 1lot ÷ 888 = 12387
となります。
つまり最低12,387円あれば、XMにおいて100,000通貨の取引が可能になるので、少ない元手でも確かに大きな儲けを出すことが可能となります。

しかし、XMのロスカットの割合は必要証拠金の20%となるので2477円を下回った時点でロスカットとなります。この考え方でいけば、「多くレバレッジを掛けた方が必要証拠金が少なくなるので、ロスカットをされにくくなる」と考えてしまいがちですが、そこが落とし穴となります。

なぜなら、レバレッジを掛ければ掛けるほど、為替レートの変動による損失割合も多くなるからです。加えて、例えばスイスフランショックなどの急な為替変動では、ほぼ不可避的にロスカットが発生してしまいます。そうした際にハイレバレッジを掛けていた場合はより多くの自己資産を失ってしまうことになります。

このように、ハイレバレッジ取引は大きな利益を得る可能性がある反面、非常にハイリスクであるということがいえるでしょう。

自己資本以外で取引している場合の自己破産

万が一、FXで借金を負ってしまった場合、自己資本ならば、自己破産という選択肢を取ることも可能です。ただし他人資本での投資や個人事業主など、自己資本以外での投資で破産してしまった場合には、その事業資産が差し押さえになります。

その場合は、自己資本は手元に残るのですが、その後、銀行の融資など受け取れなくなり、社会的な信頼性も失ってしまう可能性があるので、また新たに事業を始める際のハードルが以前よりも高くなってしまうでしょう。

レバレッジ以外のFXの魅力

レバレッジ以外のFXの魅力は何ですか?

FXの利益を出す方法は為替差益ですが、その他にも通貨間の金利差(スワップポイント)でも利益を狙う事ができる点も魅力の1つです。他には、取引手数料が安く設定されているので気軽に取引が始められる点や取引時間を自分の生活に合わせる事ができる点などがFXの魅力でしょう。

少額の資金にレバレッジをかけ、高額の利益獲得が見込めるのがFXの最大の魅力ですが、レバレッジで得られるリターンの他にもFXにはたくさんの魅力があります。この章ではレバレッジ以外のFX全体の魅力についてご紹介します。

魅力①: 通貨の金利差でも利益を得られる

FXでは取引した通貨間の金利差で利益を得ることもできます。この金利差での利益はスワップポイントと呼ばれています。金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うと、毎日金利差で利益を得ることができるのです。

逆に金利の高い通貨を売って金利の安い通貨を買うと、毎日金利差で損失がでてしまうため注意が必要です。

スワップポイントについてはこちらの記事でより詳しく説明しています。

魅力②: 取引手数料が安い

FXトレードの魅力の1つに手数料の安さがあります。株式取引や先物取引の場合は、売買のたびに証券会社に手数料を支払う必要がありますが、FXの場合は売買に手数料はかかりません。

FX会社の収益は、顧客がトレードする通貨ペアの「買い」と「売り」の為替レートの差である「スプレッド」です。このスプレッドがFX業者にとって実質的な手数料となっています。

近年はFX会社間の競争の激化からスプレッドが狭くなる傾向にあり、米ドル/円では0.3銭が主流になっています。取引量が少ない通貨の場合はスプレッドも高くなりますが、取引量が多い米ドル/円、英ポンド/円、豪ドル/円などの通貨ペアのトレードを行う場合は、少ない手数料での取引が可能です。

魅力③: 24時間取引ができる

平日の9:00~15:00のみオープンしている株式市場と異なり、為替市場は平日であれば24時間オープンしています。よってビジネスマンやOLなど、デイタイムに仕事をしている方でも、口座さえ開設していれば手軽に取引に参加することができます。

早朝、仕事から帰宅したあとの夜、夜勤の方であれば日中など、どんな生活スタイルの方でもFXトレードに取り組むことが可能です。

自分の空いた時間で投資ができるのは嬉しいですね!

まとめ

レバレッジをかけることで、自己資金を効率よく運用できる事がFXの魅力の1つです。ただし高いレバレッジをかけることで、ハイリターンを狙うことは、リスクも同じくハイリスクを背負うことになります。

FXの取引ではレバレッジのコントロール=1回当たりの損失額のコントロールは必要不可欠です。

この記事を参考にそのことを十分に考え、上手な資金管理のできるトレーダーになって頂ければ幸いです。

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