【板情報】FXにも板情報はある?その基本とFXの板情報を解説!

  • 更新日: 2019/07/31

FXを取引している時に、「今、どの価格にどれくらの注文が入っているのか分かればなぁ」と思ったことはありませんか?売りと買いのどちらに注文が偏っているのか分かれば、相場の大まかな流れが予想でき、非常に便利です。

実は、株では「板情報」でこのことを知ることができます。しかし、FXでは板情報を公開していない会社が多く、売買状況が分からない中で、チャートなどを頼りに取引しなければなりません。

今では板情報を公開する会社も出てきていますが、全体で見ると少数にとどまっています。今回は、板情報がどのようなものなのかということに加え、FXの板情報がどのようなものかということを解説します。

板情報の基本

「板情報」という言葉は、株の取引をしたことのある人にとってなじみ深い言葉ではないでしょうか。

市場取引である株は、銘柄ごとに板情報が提示されます。板とは別名「気配」「気配値」とも呼ばれ、どの価格にどのくらいの注文が入っているのかを分かりやすく一覧で表示したものです。売りと買いのそれぞれの注文にどれくらいの注文数が入っているのかが一目で分かるようになっています。

板注文は株の取引では一般的で、どのトレーダーも必ずと言っていい程見ます。株の板注文では、売りと買い、それぞれの注文が出ている株数が表示されます。

そして、その条件が合うもの同士で取引が成立します。なお、株の板注文に表示されるのは、指値注文が出ている株数と成行注文の株数です。成行注文は指値注文よりも優先される、というルールがあり、株の場合、成行注文は板の一番上に表示されます。

例えば、板情報の100円の買い気配のところに10,000、101円の売り気配のところに5,000と表示されているとします。

この場合、「100円で買いたい」という注文が10,000株、「101円で売りたい」という注文が5,000株出ている、ということになります。

流動性の高い銘柄の場合、買い気配、売り気配ともに、間が空くことがなく注文が入ります。先ほどの例の場合、買い気配については、100円の下に99円、98円、97円…と表示され、それぞれの価格ごとの注文数が表示されます。

そして、売り気配については、101円の上に、102円、103円、104円…と表示され、こちらも、それぞれの価格ごとの注文数が表示されます。

これが流動性の低い銘柄になると、買い気配に関しては、100円の下に入っている注文が95円、92円…と、値が飛ぶ形で注文が入り、売り気配に関しても同様に、101円の上に104円、108円…というように、値が飛ぶ形で注文が入ります。

このように流動性の低い銘柄については、すでにオーダーが出ているプライスでの売り手・買い手が出てくるまで取引が成立しません。

また、値が飛ぶ形でオーダーが入っているため、ボラティリティの高い銘柄ということになります。

そのため、このような銘柄をローソク足チャートで見ると、大きな陰線や陽線、長いヒゲが出たり、横棒一本のローソク足が点在するような形のチャートになったりします。

その日大きく上昇したり下落したりする銘柄は、板情報の状態を観察することで分かります。上昇する銘柄は買い板が厚い状態…つまり、上で挙げた例でいうなら、「100円で買いたい」という注文が50,000株、「99円で買いたい」という注文が30,000株…というように数量の大きな買い注文がいくつも入り、活発に取引されます。

そのため、例えば「100円で買いたい」という注文が成立した後、「101円で買いたい」「102円で買いたい」という注文が多数入ってきます。このような銘柄は買い手が多く人気が高いということになりますので、状況によってはどんどん値を上げていきます。

下落する銘柄も同様で、「101円で売りたい」という注文が50,000株、「101円で売りたい」という注文が30,000株という形で、数量の大きな売り注文がいくつも入っています。

売り注文の場合も活発に取引され、「101円で売りたい」という注文が成立した後、買い手がいなければ、売り手が買い手のいる価格あるいは買い手のつきそうな価格に値を下げていきますので、どんどん株価が下がっていきます。

このことから分かるように、大幅に上昇する銘柄は売り手よりも買い手が多く、反対に大幅に下落する銘柄は買い手よりも売り手が多いという特徴があります。

FXの場合、このような板情報を提示していない会社が多いのです。というのも、FXは株とは違い、相対取引だからです。

株は市場取引なので、どの価格にどのくらいの買い注文・売り注文が出ているかを提示し、市場参加者同士の注文をぶつけて取引を成立させますが、FXの場合はFX会社とFXトレーダーとの相対取引になるので、板を出す必要はありません。

金券ショップの店頭に掲示されている「〇〇のチケットの買取価格×円」「××の商品券の販売価格〇円」などという張り紙と同様、そのFX会社での買取価格と販売価格をトレーダーに提示する形になります。

そのため、FXでは板情報ではなく、AskとBidが表示されたプライスボードが提示されます。AskはFX会社にとっての販売価格で、トレーダーにとっての購入価格になります。

そして、BidはFX会社にとっての買取価格で、トレーダーにとっての売り値ということになります。FXはトレーダー同士の取引ではないため、株とは違い、板が提示されないのです。

FXの板情報

FXは株とは取引の種類が異なるため、板が提示されないのが一般的です。しかし、少数ではあるものの、板を出しているFX会社もあります。

なお、株取引と似た感じの板を出す会社もありますし、価格ごとに横棒グラフを表示する会社もあるなど、板のスタイルは統一されていません。

先ほど書いたとおり、FXはFX会社とトレーダーとの相対取引になるため、FXにおける板情報は株のそれとは異なります。

FX会社の板は、例えば、「100.00円に、これくらいの買いの指値注文が入っています」「100.05円に、これくらいの売りの指値注文が入っています」ということが表示されたとしても、それは、トレーダーがFX会社に対してそのオーダーを出している、ということになります。

つまり、そのFX会社ではそのような注文状況である、ということであるため、他のFX会社でも同じ状態かというと、決してそうではありません。

もちろん、市場の状況によっては、FX会社が違っても同じくらいのプライスに売りや買いの指値注文が集まることもあります。

しかし、それはたまたまそうなったということでしかなく、為替相場全体の注文状況を知らせているものではありません。FXの場合、そのことを念頭に置いて板情報を見る必要があります。

また、すでに書いたように、FXは株とは違い、板のスタイルが統一されていません。そのため、FX会社ごとに板に表示される内容が異なります。指値注文と逆指値注文の数量が分かるように表示する会社もありますし、未決済ポジションの状況や未決済オーダーの状況を表示する会社もあります。

株では成行注文と指値注文の状況が板情報に表示されますが、逆指値や未決済ポジションの状況などは表示されません。このように、FXと株では、板に表示される内容に違いがあることも知っておく必要があります。

FXの板情報から読み取れること

板情報に表示される内容や、板情報が示す意味が株とは異なるのがFXですが、板情報から、そのFX会社における現状の相場状況や、今後の見通しを推測することができます。

例えば、板に未決済ポジションの状況や未決済オーダーが表示される場合について考えてみます。未決済の売りポジションで含み損を抱えているものが多く、買いの未決済オーダーが売りの未決済オーダーよりも多い場合、底堅い展開になることが予想される、ということになります。

反対に、未決済の買いポジションで含み損を抱えていて、売りの未決済オーダーが買いの未決済オーダーより多い場合、上値の重い展開になりそうである、ということが言えます。

すでに書いたとおり、以前は板情報を公開するFX会社はほとんどありませんでした。しかし、最近では、板情報を公開する会社が少しずつ増えてきています。

なお、FXの場合、「板情報」という名前ではなく、「オープンオーダー」など、各社様々な名前で公開しているようです。

ちなみに、ポジション比率を公開するFX会社も以前に比べてだいぶ増えましたが、ポジション比率の場合、売りと買いのポジションの人数やポジションの比率を公開しているだけなので、板情報のように、「どの価格にどれくらいのオーダーが入っているか」というところまでは確認できないのが難点です。

FX会社の板情報にはどのようなものがあるか

それでは、板情報を公開している会社について、どのような情報を公開しているのかを見てみましょう。

外為どっとコム

外為どっとコムの場合は、「外為注文情報」で、同社で取引するトレーダーが売りと買いの指値・逆指値の注文を入れているのか確認できます。こちらもOANDA同様、横棒グラフでポジションの状況を確認できます。

外為どっとコム

Medium 99cc610d3bc7486acc314e0178bfad56
初回入金額
無料
  • 初心者にオススメ
  • 小額から可能
  • デモトレード
  • 副業にオススメ
  • デイトレード向け
  • スワップ高め

OANDA

例えば、OANDAの場合は「オープンオーダー」「オープンポジション」という名前で板情報を公開しています。

「オープンオーダー」では、同社で取引するトレーダーが、どのレートにどれくらいの指値と逆指値のポジションを持っているのか、そして、「オープンポジション」では、同社で取引するトレーダーが、どのレートに売りと買いの指値と逆指値のポジションをどれくらい持っているのか、ということを確認できます。

なお、OANDAの場合は株の板情報とは違い、横棒グラフで顧客のポジションの状況を確認できます。

みんなのFX

みんなのFXでは「価格分布」で、同社で取引するトレーダーの売りと買いの指値・逆指値の状況を確認できます。こちらもOANDAや外為どっとコム同様、横棒グラフで顧客のポジションの状況を確認できます。

デューカスコピー・ジャパン

デューカスコピー・ジャパンでは、「マーケットデプス(板情報)」という板情報を公開しています。こちらは株の板情報のような形で、AskとBid、それぞれにどれくらいの注文数量が入っているのかを確認できます。

なお、同社がNDD方式を採用していることから、同社で提供しているマーケットデプス(板情報)の価格は、親会社が提供するSWFX(スイスFXマーケットプレイス)のマーケットデプス(板情報)となります。

ちなみに、SWFXが提供するマーケットデプス(板情報)の価格は、デューカスコピー・ジャパンで取引するトレーダーはもちろん、同社のカバー先であるDukascopyBankのカバー先銀行、他のマーケットプレイス(外部流動性プロバイダー)によって構成されています。

このように、FXの場合は株とは異なり、板情報はFX会社によって異なります。しかし、どの価格にどれくらいのオーダーが入っているのか確認できる、という点では株の板情報と同じで、取引の参考にすることにできるのがメリットです。

FXを取引する際、板情報を参考にしたいという人は、今回紹介したような板情報を提供しているFX会社をメイン口座に考えてみると良いでしょう。

また、FX会社ではありませんが、TRADER’S WEB FXでは、ドル円、ユーロドル、ユーロ円、豪ドル円、ポンド円のオーダー状況を提示しています(https://www.traderswebfx.jp/marketorder/Default.aspx?type=1)。

こちらで提供しているオーダー状況は、市場関係者にヒアリングしたオーダーを価格ごとに提示していて、大口投資家がどのレートにどのようなオーダーを入れているのかを把握することができます。

レートの横に「売り」「断続的に売り」「買い厚め」などと記載されていますので、どのレートでどのような注文が出され、相場がどのように動きそうか、ということを予想できるようになっています。詳しい見方は同サイトに記載されているので確認すると良いでしょう。

なお、「厚め」と記載されているものはオーダーがまとまっている状態であるため、特に注意した方が良さそうです。

まとめ

FXは、株とは違い相対取引であるため、板情報を出している会社は少ない傾向にあります。

また、板情報を出している会社であっても、株の板情報とは異なるスタイルで出しているところもあります。

コツが分かれば、どのような流れになりそうかある程度予想できますが、株とは違い、あくまでも「そのFX会社では、そのような状況になっている」ということであると知った上で利用しましょう。

当サイトが選ぶ部門別No.1のFX口座はこちら!

【初心者におすすめ】部門
外為オンライン
1,000通貨から取引可能で、サポートが手厚い口座

公式HPへ

外為どっとコムのキャンペーン内容
【少額投資】部門
外為どっとコム
スプレッドなどのコスト面でバランスが良い口座

公式HPへ

DMMFXは2019年1月末時点でFX口座数国内第1位で2万円のキャッシュバックキャンペーン中
【スマホアプリ】部門
DMM FX
チャート機能が優れていて、上級者でも納得の性能

公式HPへ

GMOクリック証券7年連続FX取引高世界第1位
【スワップポイント】部門
GMOクリック証券
全般的に買いスワップが高く、総合力がある口座

公式HPへ

【通貨ペア数】部門
ヒロセ通商
50ペアの通貨ペア数は業界最高の通貨ペア数

公式HPへ

FXを始めてみたい方は、こちらで人気の会社を見てみましょう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お好みの条件で自分に合ったFX会社を検索

FXのことで悩んだら、専門家に相談!

FXに関するご相談を無料で受け付けております。
お問い合わせが多い場合は、返信が遅れることやお問い合わせ内容によっては返信が出来ない場合がございます。
※お問い合わせ頂いた内容はナビナビFX編集部に送信されます。

(必須)
(必須)

利用規約プライバシーポリシーにご同意いただき、ご利用下さい。