FXはギャンブルではない/ギャンブルにしないための8つのポイント

  • 更新日: 2019/07/24

FXはれっきとした投資商品です。しかし、世間一般では「FXはギャンブル性が高い」というイメージが浸透しており、そのことが「FXは怖い」というイメージにつながっているようです。

「FXはギャンブル性が高い」と思われる原因の一つに、かつて何百倍といった高いレバレッジをかけられたことが挙げられます。実際、少ない資金で取引をはじめ、その資金を何百倍、何千倍にした人もいました。

しかしその一方で、少ない資金で取引した多くの人が、なかなか利益を上げられずにFXをやめていきました。中には、大きな損失を出して負債を抱える人も出てくるなど、FX相場で損失を被る人が多かったのです。このようなことから、「FXはギャンブル性が高い」というイメージが広まってしまいました。

繰り返しになりますが、本来FXは投資商品で、ギャンブルの類ではありません。それなのに、どうしてギャンブルのように思われてしまったのかというと、FXを取引する人の中に、一部ではありますが、まるで丁半博打のようにFXを取引する人がいたからなのです。

今回は、

  • FXはギャンブル性が高いのではないか。
  • FXとギャンブルの違いは何か。
  • FXをギャンブルにしないような取引がしたい。

という人に、FXとギャンブルとの違いや、FXを本来の投資商品として取引するためのポイントをご紹介します。また、大損体験談からわかる負ける失敗パターンについては、下記サイトにてまとめています。

FXはギャンブル性が高いのか

FXのイメージに「ギャンブル性が高い」「怖い」といったものがあります。そのイメージの原因として、小さな元手でFXを始め、短期間で大きな利益を得たり、たくさんの資金をFXに使い、大きな損失を出す人が後を絶たなかったことが挙げられます。ここでは、FXは本当にギャンブル性が高いのか、ということについて解説します。

FXとギャンブルの大きな違い

FXとギャンブルの大きな違いは何でしょうか。どちらも先のことを予想するという点では同じですし、もしもその予想が当たったら、元手が増えるという点も同じです。
しかし、ギャンブルの場合は、「予想」し、「勘」に頼って行うのが特徴です。そのため、確固たる根拠があるわけではないケースがほとんどです。

一方FXの場合、予想はするものの、その予想には根拠があります。例えば、各国の金融政策、政治動向などがそれに該当します。その動向を見ながら、円安、円高の見通しを立て、その通りにならなかった場合のことも考えて、リスクヘッジすることもできます。そのため、FXもギャンブルのように「予想」はしますが、それには根拠があり、勘に頼って行うものではないことが、ギャンブルとは大きく異なります。

FXがギャンブルになってしまう理由

FXとギャンブルは本質的には違うものであるにも関わらず、どうしてギャンブルになってしまうのでしょうか。その原因はいくつか考えられます。

第一に、トレーダー自身がFXのことをよく知らずに始めることが挙げられます。FXがどんな仕組みの取引で、どういうリスクがあるのかをきちんと調べずに、「簡単に儲かる」と思い込んで始めてしまうことが多いのです。

FXが、今のようなレバレッジ25倍が上限ではなかった頃は、特にその傾向が顕著でした。当時は、数百倍のレバレッジをかけられる会社も珍しくなかったため、数千円程度の資金に高いレバレッジをかけてFXを始め、短期間でたまたま利益を出してしまう人もいました。それだけならまだしも、そのままリスクを考慮せずに取引を続け、急な為替変動で大損して口座がマイナスになってしまうケースもあるなど、投資商品からかけ離れた取引をする人が多かったのです。

また、株の経験がある人がFXを始めるパターンの場合、なまじ投資経験があるためにFXについてあまり調べず「株と同じような感じだろう」という感覚で始めてしまうケースもよくありました。その結果、株にはない強制ロスカットの仕組みをよく理解せずに取引してしまい、ロスカットされた時に想定以上の損失が出てしまうケースも多くみられました。

このように、「少ない元手で簡単に儲かる」という誤解から、FXがどんなものか勉強せず、また、きちんと戦略を練らず、ギャンブルのようにトレードするトレーダーが多かったのです。「取引」するのではなく「お金を賭ける」感覚でFXを行うトレーダーが後を絶たなかったことから、「FXはギャンブル」というイメージが定着してしまったものと考えられます。

FXはギャンブルよりリスクが高いか?

FXはギャンブルのようにお金を賭けるものではなく、きちんとした根拠を基に見通しを立て、お金を運用するものです。そのため、ギャンブルとは本来性質を異にするものです。

しかし、FXとギャンブルをリスクという観点がから考えた時、実は、FXの方がギャンブルに比べてリスクが高いと言えます。なぜなら、FXは損失が限定されないからです。

ギャンブルは損失が限定されています。例えば、宝くじやTOTOは、外れても購入した分の損失しか発生しません。他のギャンブルも基本的に同じで、賭けた金額分が考えうる最大の損失になります。

しかし、FXは損失という点において、ギャンブルのように限定されてはいません。例えば、ロスカット注文は成行注文で発注されます。成行注文は「いくらでも買います・売ります」という注文のため、想定よりも不利なレートで約定してしまい、損失が広がることがあります。また、損切の注文としてよく利用される逆指値注文も同様で、成行注文で発注されるため、想定よりも不利なレートで約定してしまい、損失が広がることがあります。

さらにFXの場合、相場が急変したためにレートが大きく飛んでしまい、想定よりもはるかに不利なレートでロスカット注文が執行されることもあります。そのため、場合によっては口座がマイナスとなり、FX会社に借金している状態になってしまうこともあるのです。

このように、FXはギャンブルのように損失が限定されていないため、ギャンブルに比べてリスクが高い部分もあります。

なお、ギャンブルの場合、ギャンブルをせずにはいられない「ギャンブル依存症」になってしまう人がいますが、FXについても依存症に近い状態になってしまう人がいます。というのも、FXは、平日であれば、ロールオーバーの数十分以外は常にレートが動いているため、ずっと取引画面に張り付いてしまう人がいるのです。

取引画面をずっと見続けることで、取引のチャンスを見逃さないようにしないと気が済まない「FX依存症」のような状態になってしまう人もいるので、注意が必要です。

FXをギャンブルにしないためには

FXはギャンブルではなく、れっきとした投資であり資金運用の一つでもあります。しかし、かつて大きなレバレッジがかけられたことや、24時間レートが動いていること、そして、レバレッジ規制のかかった現在でも、他の投資商品に比べて比較的少ない資金で取引できることから、ギャンブル感覚でやろうとする人が少なくありません。そんなFXをギャンブルのようにしないために、どうすれば良いのかご紹介します。

1. FXは投資であるという意識を持つ

FXは投資であり、資金運用の方法の一つであるということをまずは念頭に置きましょう。なぜなら、「FXは資金が少なくても手軽に取引できる」という面ばかりが注目され、FXがれっきとした投資商品であることを忘れてしまう人が少なくないからです。

資金が少なくても大きな利益を得られる可能性があることから、FXに対して一攫千金のようなイメージを持ってしまう人も珍しくありませんが、FXは一攫千金を狙ったものではありません。そのため、FXがどんな投資商品で、どのようなメリット・デメリットがあるのか、しっかり把握した上で取引する必要があります。

2. 資金計画を立てる

FXをギャンブルのように行う人の中には、きちんとした資金計画を立てずに行うケースがよく見られます。用意できる資金をとにかくFX口座に入金し、その資金に最大限のレバレッジをかけ、ロットを持てるだけ持って取引しようとするのです。その結果、相場の読みが外れた時に、想像以上の損失を被ることになります。

このような無計画な取引をするのではなく、きちんとした資金計画を立ててFXを行わないといけません。どれくらいの資金を元手にするのか、そして、過去の為替の値動きを参照して、どれくらいの為替変動があり得るのかを考えなくてはなりません。また、資金と照らし合わせ、その為替変動に耐えられるだけのロット数はどれくらいなのか考える必要もあります。自分の許容リスクなども考慮に入れた上で、きちんとした資金計画を立ててFXを取引しましょう。

3. 無理のない利益目標を決める

FXをギャンブルにしてしまう人の大きな特徴として、「資金を1か月で数十倍に増やす」「1週間で元手を数倍にする」などといった、極端な利益目標を立てることが挙げられます。短期間で利益を数倍、数十倍という目標を達成しようとすると、大きなレバレッジをかけて、たくさんロットを持って取引しなければならず、ロスカットのリスクが高まります。相場の状況によっては、想定以上に大きな損失を被る可能性もあるのです。

このようなことにならないためにも、無理のない利益目標を決めることが大切です。資金を数倍、数十倍に増やすという目標を持つこと自体は良いのですが、それならば、時間をかけてその目標を達成できるようにしましょう。特に、最初のうちは、少しずつ利益を積み重ねていくことが大切です。

また、きちんと余剰資金を作り、為替変動に耐えられるようにすることも大切です。このようなことを考慮し、無理のない取引をするために必要なロット数はどれくらいか、そして、そのロット数で達成できる最大利益と最大損失はどれくらいかを考えた上で、現実的な目標を立てるようにしましょう。

例えば、最初のうちはまだFXに慣れていないので、資金の数パーセントの利益を1か月で出すこと目標にします。慣れてきたら10%、20%…というように、徐々に利益目標を引き上げていくのです。このようにして、資金を1年で2倍、2年で3倍など、無理のないペースで目標を引き上げて取引していきましょう。

4. 大きなロット数での取引は避ける

FXをギャンブルにしてしまう人の特徴に、資金に見合わない大きなロット数での取引をしてしまう、ということがあります。資金が大きければ、レバレッジ1倍であっても大きなロット数での取引は可能ですが、ロット数が大きくなればなるほど損益も大きくなってしまいます。

損益が大きくなればなるほど、適切な相場判断ができなくなるケースも珍しくありません。そのため、大きなロット数での取引は、特に最初のうちは避けた方が賢明です。トレード経験を積んで、大きな損益に流されないようにトレードメンタルを鍛えてから、大きなロットでの取引をした方が良いでしょう。

5. トレードルールをしっかり決める

FXがギャンブルになってしまう人は、確固としたトレードルールを持っていないことがよくあります。「資金の何パーセントの損失が出たら、強制ロスカットされる前に自分でロスカットする」「レートがこれくらいになったら、いったん手じまいする」などのルールを設けずに、行き当たりばったりの取引をしているケースが多いのです。

FXをギャンブルにしないためにも、ロスカットラインや利益確定するラインをきちんと決め、計画的にトレードしましょう。

トレードスタイルについて勉強したい方は、以下の記事を参考にしてください。

6. トレードルールを遵守する

FXで大きな損失を出す人は、トレードルールを守れていないケースが多く見られます。これはFXのみならず、株や商品先物などでも同じです。自分なりのトレードルールを作っても、「自分が作ったルールだから」ときちんと守ろうとせず、相場の状況に応じてルールをコロコロと変えてしまうのです。

例えば、資金の20%の損失が出たらいったんロスカットというルールを作ったにも関わらず、「もう少ししたら相場の流れが変わるかもしれない」「一時的に反対方向に動くかもしれないから、その時にロスカットしよう」などと考え、ルールを守ろうとしません。その結果、損失が広がってしまい、予想以上に資金を減らしてしまうのです。

このようにルールをしょっちゅう破っていると、そのうち自分で作ったルールそのものを忘れてしまいます。その結果、上で紹介した「確固としたトレードルールを持っていない」状態に陥ってしまいます。

FXできちんと利益を出すためには、トレードルールをしっかり守ることが大切です。「もしかしたら相場が変わるかも」と思っても、決めたルールに従ってきちんとロスカットしましょう。また、「もしかしたら、もっと上がるかもしれない」と思っても、目標利益を達成したら、いったん利益確定しましょう。相場に慣れていない最初のうちは特に、機械的なくらいルールに則った取引をすることが大切です。

7. 相場の悪い時に取引しない

FXをギャンブルにしてしまう人は、相場が悪い時でも取引しようとする傾向があります。例えば、方向感がなく、どちらに動くか読めない時でも取引してしまいます。根拠なく勘に頼って取引するため、損失を出すこともよくあります。

「休むも相場」という格言があるとおり、相場は休むことも大切です。また、相場が悪い時だけでなく、体調が悪い時の取引も、判断力が低下するのでやめましょう。

8. 四六時中取引をしない

FXは、平日であればロールオーバー時間以外、ずっと相場が動いています。そのため、取引しようと思えば、基本的にはいつでも取引できます。

FXをギャンブルにしてしまう人の中には、取引時間を決めずにずっとFX画面に張り付いてしまう人がいます。「儲けるチャンスを逃したくない」などと考えて、ずっと取引しようとしてしまうのです。

機関投資家の場合、四六時中相場に張り付いてFXを取引することはしません。プロは、パフォーマンスの良い時間を選び、その時間に集中的に取引しているのです。

FXをギャンブルにしないためには、自分にとって利益を出しやすい時間を見つけ、その時間に取引することが大切です。「儲けられるかも」と考え、そうではない時間にも取引してしまうと、かえって損失を出すことになりかねません。

FXをギャンブルにしないために必要な知識

FXをギャンブルにしてしまう原因の一つに、圧倒的な知識不足が挙げられます。そもそも、FXのことをよく知らず、直感に頼ってギャンブル的に取引してしまうため、資金の大きな機関投資家がどのような内容に反応して取引しているのか理解できていないのです。そのため、ここぞというタイミングで適切なポジションを建てられず、損失を出してしまいます。ここでは、FXをギャンブルにしないために必要なものが何か紹介します。

1. 経済指標はきちんとチェックする

基本中の基本ですが、経済指標の発表のタイミングはきちんとチェックしましょう。ギャンブル感覚でFXをやっている人であっても、米国の雇用統計は知っているはずです。FX相場に大きな影響を与える米国の雇用統計以外にも、様々な経済指標が日々発表されています。

重要度がそれほど大きくない経済指標であっても、予想より結果がポジティブだったりネガティブだった場合は、FX相場に大きな影響を与えることもよくあるので、どのような指標が発表されるのかきちんと把握しておきましょう。

2. 経済指標発表時の取引は避ける

経済指標発表時の取引は避けましょう。このタイミングは、様々な思惑が入り乱れるため、為替相場が大きく乱高下します。また、結果は「神のみぞ知る」ですので、事前に分かるはずもなく、そのような時に取引するのはまさにギャンブルです。このタイミングに取引してしまうと大きな損失を被る可能性があるため、経済指標発表時の取引は避けましょう。

3. マーケットが注目する材料を把握する

マーケットが何に注目しているかを把握することは非常に重要です。例えば、ポンドであれば、今ならやはり英国のEU離脱問題に絡んだ内容が注目されています。離脱にあたり、推進力が落ちてきているメイ首相の政治基盤を脅かすような内容のニュース、EU離脱にあたり、越えなければならない壁となっている内容等をきちんと把握し、それらの問題の進捗をチェックする必要があります。

このように、マーケットが注目している材料を知り、どうなったら悲観論が広がって売りが増え、楽観論が広がって買いが増えるのか把握しましょう。

4. 為替相場に影響を与える他の材料をチェックする

為替相場は長期金利や株価の動向にも左右されます。金利が下がることで通貨を売る動きが強まったり、株価が好調であるために、通貨を買う動きが強まるなど、他の相場の動きが為替相場に影響を与えることがよくあります。そのため、為替相場だけでなく、株や長期金利の動向も確認しておくようにしましょう。

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まとめ

FXはギャンブルではなく、れっきとした投資商品です。しかし、取引の仕方によってはギャンブルのようになってしまいます。FXをギャンブルにしないためには、無理のない利益目標を立て、ロスカットラインなどを具体的に定めるなど、きちんとしたトレードルールを持つことが必要です。そして何より、そのトレードルールを厳守することが大切です。

FXに限らず、投資全般に言えることですが、「なんとなくそう思ったから」というような勘に頼った取引はやめましょう。勘に頼った取引が、投資をギャンブルにしてしまうのです。勘に頼ることなく、きちんとした根拠に基づいた取引を心がけましょう。しっかりトレードルールを守って取引することが、FXをギャンブルにしないためには重要なのです。

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