FXの勉強方法を詳細解説/押えておきたいポイント4つ

  • 更新日: 2019/07/10

FXを取引したことのない人が「FXをやってみようかな?」と思った時、まずは何をしますか?

まずはFX会社に口座開設をする、という人もいるでしょう。また、FXについて色々調べてみる人もいるのではないかと思います。色々な意見があると思いますが、今回は、「まずはFXの勉強をしてみよう」と思った方向けに、効果的なFXの勉強法をご紹介したいと思います。

一口にFXの勉強と言っても、為替に影響を及ぼす金融政策や為替レートに影響を与える統計データなどといった知識面での勉強もあれば、本当に利益を出すためのトレード法の勉強もあります。

そこで今回は、

  • FXの効果的な勉強方法を知りたい
  • 実際に利益を出せるような練習法を知りたい

という方に、FXの勉強や練習の仕方の一例をご紹介します。
お金を増やしたいと思うからこそ、FXに興味を抱いて「やってみたい」と思うわけです。ですので、しっかり利益を出せるトレーダーになれるような勉強法をする必要があります。

FX専門家 五十嵐勝久 解説

FXの勉強方法はさまざまあります。これからFXを始める方は得てして、FXでいい成績を出すためにはファンダメンタルズ分析、テクニカル分析の知識が必要だ!となりがちです。まずは取引をするために必要な必須用語や基礎知識、計算方法を覚えましょう。最低限覚えないといけないのは、①通貨ペアの意味、②円安・円高、③為替相場の市場名や参加者の特性、④レバレッジ計算方法、⑤売りからエントリーして利益が出る仕組み、⑥注文方法、⑦利益と損失の計算方法です。これらはFX会社のホームページに全て記載されています。FX会社で内容を全て厳しくチェックしてから公開されているため、安心して知識習得ができます。まずはFX会社のホームページを見てみることから始めたほうがいいでしょう。

> FX専門家 五十嵐勝久について

本取引の前にFXを勉強するには

FXを初めて取引する際、ぶっつけ本番で何の準備もなしに始めるという人もいるでしょうが、本番の前に練習をするなど、準備できることはしておきたいという人の方が多いでしょう。ここでは、「初めてFXを取引する前に、少しでも勉強をしておきたい」という人のために、どのような準備をすればよいのか紹介します。

FXを始めてみたい方は、以下の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。

いきなりトレードをするのは危険

最初に書いたとおり、「まずはやってみてから」とか「何事も実践あるのみ」と、事前準備もなくFXの取引をする人も時折います。しかし、初心者がいきなりFXを取引するのは危険です。

FX相場は通貨ペアによってよく動く時間に違いがありますし、要人発言や指標発表時は大きく動くことも珍しくありません。このことを知識としては知っていても、その時の為替相場の動きをチェックせずにいきなり取引を始めたり、よくわからないまま何となく取引してしまうと、丁半博打のようになってしまいます。

ビギナーズラックで最初は運よく利益が出たとしても、なぜ利益が出たのか理由が分からないため、幸運は長続しません。その後は失敗ばかりして元手を大きく減らし、FXをやめてしまうかもしれません。

そうならないためにも、あらかじめFXについて必要な知識を勉強したり、トレードの練習をして、その上で本番の取引に臨むのがおすすめです。

利用したい練習ツール

昔はFXを始める前の勉強や練習の方法として、為替に関する本やチャートブックなどを読むという方法がありました。少し時代が進んでからは、Nintendo DSなどのソフトで、FXトレードの練習ができるものが登場したりもしました。

もちろん今でもこの方法は有効ですが、もっと便利な方法があります。例えば、FX会社が用意している「デモトレード」がその一つです。さらに、今ではスマホアプリなどを使って練習することもできます。これらのツールを使って実践に向けた練習をするのはもちろん、FXに関する基本的な知識を勉強した上で、実際の相場に臨むと良いでしょう。

FXのデモトレードとは、架空の資金を使い本番とほぼ同じ環境で売買の練習ができるツールのことです。

デモトレードについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考ください。

FXの勉強法【知識編】

FXの勉強を大きく2つの種類に分けると、「知識」と「実践」になります。どちらも実際の取引に必要なものですが、まずは知識の方から説明します。

本やサイトをチェックする

FXを取引するにあたり、何の知識もなくいきなり始めるのは無謀です。

  1. まずはFXがどんなものでどのような仕組みなのか、ということや、
  2. 通貨ペアに関する知識、
  3. FX相場を分析するためのテクニカル指標など、基礎的なことを学びましょう。

これらの知識は教材本で得ることもできますが、最近ではトレード手法や分析方法など充実した情報を掲載しているサイトもずいぶん多くなりました。サイトだと基本的には「無料で勉強できます」ので、FXに関する基礎的な知識を得るにはおすすめの方法です。「この人のトレードを学びたい!」と思える成功者のサイト・ブログを見つけ、その人がどんな苦労をしてきたかなど過去から学ぶことが勝てるトレーダーへの近道です。

セミナーに参加する

FX会社などが開催しているセミナーに参加して知識を得る方法。FXセミナーとは、受講者の知識レベルや知りたいことに合わせて、プロで活躍しているトレーダーなど、FX取引に造詣の深い講師からFXに関する知識を教えてもらえる講座です。

FX会社の「FXの取引説明書」

また、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、FX会社の中にはホームページに「FXの取引説明書」を掲載しているところもあります。どの会社のものでも良いので、取引説明書を読みながら分からないことをFXの説明サイト等で調べてみるのも一つの方法です。もし先に口座開設だけしているのであれば、カスタマーサポートへ問い合わせてみるのも良いでしょう。

この取引説明書は文言こそ堅苦しいですが、FXの「取引説明書」というだけあって、FXがどういう金融商品なのか、どういう仕組みになっているのかが書かれています。「カバー先銀行とは何ですか?」「約定レートに係るリスクとはどういうことですか?」など、カスタマーサポートに確認してみると、丁寧に教えてくれます。

なお、取引説明書は、大まかな内容はFX各社で似通っていますが、提供しているサービスによって記載が異なる箇所ももちろんあるので、複数のFX会社での口座開設を考えている方は、一度見比べてみると良いでしょう。

FXの勉強法【実践編】

FXの基礎知識を勉強したら、いよいよ実践…といきたいところですが、知識だけでいきなり取引をしてしまうと、手痛い洗礼を受けることになるかもしれません。本番の取引の前に、少し練習をしてみた方が良いのは間違いありません。

ここでは、本番の取引前に行いたい実践に関する勉強をどのように行うのかについて紹介します。

① デモトレードを利用する

本番のFX取引の前に、デモトレードで実践に関する勉強をする人は多いと思います。FX会社の中にはデモトレードを提供している会社もあります。デモトレードに関しては、実際の取引画面(取引ツール)と同じレートを配信している会社も多いので、本番さながらの環境で取引できます。

もし、口座開設したFX会社にデモ画面が用意されていたら、ぜひ利用してみてください。FXそのものに慣れることができるのはもちろんのこと、指標発表や要人発言があった時のレートの動き方を確認することもできますし、本番の取引画面の使い方、各種注文方法の仕方を勉強することができます。

本番の取引で、「チャートをどうやって表示するのかわからない」「OCO注文の出し方が分からない」などとまごついて、トレードのチャンスを逃してしまわないためにも、先にデモトレードで慣れておくことは非常に大切です。

また、先ほど書いたように、指標発表等のレートの動き方を確認するのに有効ですが、それ以外にも、東京、ロンドン、ニューヨークの各時間のレートの動き方を確認するのに便利です。「東京時間は動きが比較的緩やか」「ニューヨーク時間はよく動く」などと聞いたことはあっても、実際どのような動きになるのかは見てみないと実感できません。

また、緩やかなことの多いはずの東京時間でよく動いたり、ニューヨーク時間であまり動きがなかったり…など、イレギュラーなことが起こるケースもあります。デモトレードをすることで、各時間の動きの特徴をつかむことができるのもメリットです。FX画面の基本的な使い方はもちろん、トレードスキル向上のためにも使えるのがデモ画面の良いところと言えます。

一歩先の分析ができるダイバージェンスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、分析についてさらに深く知りたい方はご参考ください。

② 勉強用無料アプリを利用する

スマホの普及により、最近ではFXトレードの練習ができるアプリもあります。ゲーム感覚で手軽で簡単に勉強ができ、ただトレードするだけでなく、チャートの形から今後の上げ下げを予想したり、デモトレードで自分の投資スタイルの分析をしてくれたりするものもあります。

また、初心者向けに「FXとは?」といった基礎的な内容の解説ページもあるなど、内容が充実しています。

PCでFXの勉強をしたりトレードの練習をするのももちろん良いですが、スマホで手軽にできる環境も整いつつあります。電車やバスなどの移動中や、待ち時間などのほんの少しの時間をFXの勉強時間に有効利用できるのが、アプリの強みです。少しの時間も無駄にせずにFXの勉強や練習をしたい方は、アプリを使うのがおすすめです。

③ 有料の練習用ツールを利用する

FXの勉強ツール、練習用ツールには「有料」のものもあります。値段はピンキリといった感じですが、高ければ高いほど良いかというと一概にそうとも言えません。

有料のものは、無料のものと違い金銭的なコストが発生しますので、「効果が出なかったらやめて、また別のものを探せばいい」とはなかなか思えない人の方が多いでしょう。そのため、効果のあるものをできるだけ一度で見つけ出さないといけません。実際に使っている人の感想や口コミなどを参考に、自分が求めているものに近いものを選びましょう。

なお、有料の練習用ツールの中には、初心者よりも経験者に向いたものもありますので、対象者のレベルについても注意して選ぶようにしましょう。

勉強の時におさえておきたいポイント

FXの勉強は、ただすれば良いというものではありません。FXに関する知識を深めたり、デモトレードや練習用ツールを使ったからといって、上達しないケースも多々あります。そのようなケースは往々にして、勉強や練習のポイントがずれています。

ここでは、FXトレードを上達させるための、効率的な勉強法や練習法の例をご紹介します。

トレードするタイミングを見極める

FXは「どのタイミングでもいいから、適当にポジションを取ろう」というものではなく、どこでトレードを始めるか考えなくてはなりません。例えるなら大縄跳びと同じです。大縄跳びは入るタイミングを間違えると、縄がひっかかってしまうので、そうならないようにタイミングを見計らって入る必要がありますよね?

FXも同じで、エントリー(新規ポジションを建てる時)や、決済する時のタイミングを見計らわなくてはなりません。そのタイミングを計るために、ほとんどのトレーダーがチャートを見て、移動平均線をはじめとしたテクニカル指標を使います。

取引する時は「このあたりかな?」と勘に頼ったりせず、根拠を持って行うようにしましょう。

各通貨ペアの動きの特徴を捉える

FXの通貨ペアは、それぞれ動き方に特徴があります。そのため、事前にそれぞれの通貨の動きを確認するのがおすすめです。例えば、ユーロドルはポンド円に比べると動きは穏やかと言えますが、時間やタイミングによっては大きな動きを見せることもあります。

それを知らずに新規ポジションを建てたものの、その時はたまたまユーロドルがよく動くタイミングだったとしたら、どうでしょうか。偶然自分が建てたポジションに合った値動きであれば、あっという間に大きな利益が出ますが、逆に動いたらロスカットされてしまうかもしれません。

このように通貨ペアごとの動きには特徴がありますので、自分が取引したいと思う通貨ペアがどんな動きをするのか事前チェックが必要です。その際は、ぜひデモトレードを利用してみましょう。また、練習用アプリや有料ツールの中には、過去のFX相場の値動きがデータとして入っているものもあります。このような練習ツールを使い、それぞれの通貨ペアの値動きの特徴を把握しましょう。

経済指標や要人発言時の動きをチェックする

何度も言うように、経済指標発表時や要人発言があった時、為替相場は大きく動きます。もちろん、内容によってはそれほど大きな反応を示さないケースもありますが、事前予想と大きく異なる内容や、市場にインパクトを与えるような発言があると、為替相場は急激に反応します。

経済指標については、事前にどんな内容が予想されているか各FX会社のHPなどに掲載されていますし、市場に与えるインパクトの大小も記載されています。

しかし、例えば「雇用統計は為替相場に与える影響が非常に大きい」と言われても、どのくらい激しい動きをするのかは、実際の値動きを見てみないことには分かりませんし、実感できません。

また、予想と結果の乖離の程度によっても、相場に与えるインパクトは違います。そのインパクトが一過性のものなのか、それとも大きなトレンド転換をもたらすものなのか、実際の為替相場の動きを見てみないことには分かりません。

「経済指標発表時や、要人発言のある時は取引しない方が良い」ということはよく言われることですが、それがどうしてなのかは、実際の値動きを見てみないと本当の意味で理解できません。経済指標や要人発言時の相場の動き方を実際に確認し、その動きの激しさを自分の目で確かめないと、自身のトレードになかなか活かせないのです。

そのため、本番の取引をする前に、デモトレード等で経済指標や要人発言があった時の値動きを確認しておくようにしましょう。

自分にとって使いやすいテクニカル指標を見つける

移動平均線、ストキャスティクス、MACD等、FXで利用されているテクニカル指標には様々な種類があります。今挙げたものはメジャーなものですが、テクニカル指標にはマイナーなものもたくさんあり、実に様々な種類があります。それぞれに長所・短所があるので、一つだけ使うということはせず、複数使うと良いということはよく言われています。しかし、だからといって、あれもこれもと色々な指標を使ってみても、結局使いこなせずに終わることがほとんどです。

最初のうちは色々なテクニカル指標を試してみて、最終的に自分にとって使いやすいテクニカル指標を3つ4つに絞って使うことがおすすめです。また、「この通貨ペアはこのテクニカル指標との相性が良い」というような傾向が見えることもあります。自分との相性だけでなく、通貨ペアとの相性の良いテクニカル指標を見つけることも、トレードの上達に役立ちます。

本番前に一度少額で取引を

これまで、FXの本番の取引前にやっておくべき勉強や練習について説明してきました。FXの勉強や練習を重ね、為替相場への理解を深めるのはもちろん大切なことですが、これらはあくまで本番前のリハーサルです。

「リハーサルではうまくできたのに、本番では失敗してしまった」という話は、トレード以外でもよく聞きますよね。そうならないために、本番の前に何度かプレトレードをしてみることが大切です。

デモトレードと本番では勝手が違う

デモトレードはあくまでもバーチャルですので、自分の資金を使って取引するわけではありません。そのため、冷静に取引できるケースが多いようです。

しかし、いざ自分の資金を使ってトレードを始めると、迷いが生じたり、冷静な判断ができなくなるトレーダーは多いようで、「バーチャルでは儲かっていたのに、本番だと損してばかり」という声をよく聞きます。

この場合、スキルうんぬんではなく、恐らく精神的なものが大きな影響を与えていると考えられます。FX取引では、メンタルはとても重要な項目ですので、メンタルを鍛えるためにもしっかりと勉強をしましょう。

【メンタルを鍛える←なぜ相場がそうなっているのかの根拠を知る←チャートを理解する←FXの基知識をつける】

少額での取引で「自己資金」を使ったトレードに慣れよう

デモトレードで取引に慣れることはもちろん大切です。ここで慣れておくことで、本番ではスムーズな取引ができるようになります。様々なタイミングの相場を見ておくことで、通貨ペアや時間ごとの特徴などを掴むこともできます。

デモトレードは事前にやっておいた方が良いのですが、デモトレードから本番の取引に進む際、少しの間、「少額資金でのトレード」をするのがおすすめです。100通貨単位などの小さな金額でやってみましょう。

いきなり大きな投資額での取引をしてしまうと、「デモではうまくできていたのに、本番では損してしまった」という結果になりかねません。そのため、少しの間だけでも少額での取引をし、自分のお金を使った取引にメンタル面で慣れておく必要があります。

FX会社を比較してより使いやすいところを選ぼう

本番での取引に慣れてきたら、より使いやすいFX業者を選択しFXを取引していきましょう。チャートの使いやすさ、約定のしやすさ、雇用統計等為替変動が大きいタイミングでのスプレッド等、様々な角度から考慮して自分にとって使いやすいFX会社を選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回紹介したように、FXの勉強法には様々なものがありますが、まずは

  1. 知識をインプットし、
  2. デモトレードで操作を学習し、
  3. 次に小額の自分の資金でトレードをしてから、
  4. 本格的にトレードをはじめる

ことをおすすめします。少しずつで良いので、確実にFXの知識を習得し、コツコツと利益を出せるトレーダーを目指しましょう。またはじめた後は必ず自分のトレード検証を行い、自分の取引ルールを作り上げていきましょう。

監修者紹介/FX専門家 五十嵐勝久

中央大学経済学部卒。アルゴ株式会社代表取締役。銀行や証券、FX会社に勤務し、営業、企画、マーケティング部に所属。40歳で会社を辞めて起業。現在はFXや証券会社などのプロモーション業務、システム開発を行う一方、システムトレーダーとしても活躍。

> FX専門家 五十嵐勝久について
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