FXで負けないために知っておきたい重要なこと

  • 更新日: 2019/07/12

FXではまず勝つことよりも、負けないことが大切になります。

FXで負けないためには、FXについて勉強したり、値動きを予測したりチャートのより正確な分析を行っていくことはもちろんですが、一番は適切な損切ができること、リスク管理ができることが大前提となり、更にルールを作ること、そしてそのルールを守ることも非常に重要です。

1回の負けで大きな含み損を抱えたり、資金を大きく失って為替市場から退場をしないための、FXで負けないための注意点を解説します。

勝つことよりも負けないことが大切なFX

FXでは、手法と呼ばれる勝つための方法論に目が向かいがちです。確かにトレードテクニックやトレード手法がなければ、チャンスを掴み、FXで勝つことはできません。しかしながらトレードテクニックは、人によって千差万別。短期目線か、長期目線かだけでも大幅に変わってきますし、Aさんにはフィットしても、Bさんにはフィットしないことが日常的に発生します。

よってトレードテクニックは、自分で作り上げるしかなく、他人に習ったり教材を買うのみでは、自らにフィットする手法を効率的に身に付けることはできません。

そして、相場は変幻自在であり、勝てる手法であっても負ける時が必ず発生します、これはどんな優秀なトレードルールでも避けることができません。

この必ず発生する負けの際に、再起不能となるような負けとならないことも、FXで勝つ・そしてFXで生き残るために必要不可欠です。負けが込んでもトータルで勝つ状態を維持することが大事です。勝ちを積み上げてきたトレーダーが、レバレッジをかけすぎて1回の負けで資金を失い退場するのは、何も珍しい光景ではありません。

リーマン・ショック前の上昇相場時に勝ちを積み上げたトレーダーが、リーマン・ショックで強制ロスカットの憂き目に遭い全てを失ったケースもありますし、直近では仮想通貨市場でも同様のケースが生じています。

FXに限りませんが、トレードでは負けない・負けすぎない技術が必要不可欠です。負ける技術を身に付けず、たまたま発生している上昇相場にうまく乗れて資金が増加し、それが自らの実力と勘違いをすると、いつかやってくる暴落で全てを失うことになります。

勝つ方法にどうしても視線が向かいますが、負けない方法も勝つ方法と同等・もしくはそれ以上に重要視することで、最終的な勝利を得ることができます。

負けないFXには利確も大事

FXで負けない方法を論じる際に、主にメインとなるのはこれまでも申し上げてきたように適切な損切りの方法論です。この記事でも後述して、適切に損切りを行うための考え方について触れていますが。FXで負けないためには、損切りと同じくらい利確も大事である、ということも同時に覚えておくべきです。

例えば、含み益が出ている状態でも、利確していなければお金としてあなたの手元にあるとは言えません。利が乗っていると、いつまでもポジションを持っていたい気持ちになることもあると思いますが、それでは相場が動いた際にマイナスになる可能性も同時に持ち続けているということなります。

実際、FX初心者の多くは、プラスになっているときになかなか利確ができず、トレンドが変わったり、相場変動によりマイナスになり、そのまま損切りできず塩漬けになってしまう……というパターンがあります。利益確定のポイントについても、ルールを定め、一定以上の利益が出たら利確するといったように、利益確定のためのマイルールを持っておくことが大切です。

負けないための方法論、損切とリスク管理(資金管理)

FXで負けないためにまず取り上げたいのは、 ①損切、②リスク管理(資金管理)の2点となります。

ここでの“負けない”とは、トレードで百発百中を狙う、との意味ではありません。一回や数度の売買からくる負けで全財産を失うような負けを防ぐ、との意味です。

ナンピンをしなければ、1度の負けで投資資金を全額失うようなトレードは発生しません。しかしながら損切やリスク管理無しでトレードを続けると、連敗した時にアッと言う間に投資資金を失うことになります。そして損切やリスク管理を行えない投資家は、いずれ連敗する運命にあります。

それでは下記で、

  1. 損切
  2. リスク管理(資金管理)

について詳しく解説いたします。

①損切について

FXに限らずトレードにおける損切の重要性は様々な所で耳にします。しかしながら初心者や株や仮想通貨で資金を増やしている投資家でも、損切をしっかりできる投資家はあまりいません(特に仮想通貨)。逆に言えば、FXで勝ち切っているトレーダーで、損切ができないトレーダーも存在しません。

損切は自らの行為の失敗を認めるとの、人間としては最もストレスのある行為となります。よって何も考えず・ルール化せずにトレードをしていれば、まず自然に損切ができるようにはなりません。

しかしながらFXで勝ちきる以前に、生き残るためには損切は必要不可欠な行為です。あの場面で損切しなければ利益になっていたのに・・・、とのケースは、損切訓練の際からベテラントレーダーに至るまで日常的に発生します。

しかしながら、その時に損切を見送ることは、それと引き換えに後々来るであろう大波の時に、命綱をしないことと、同じ意味となります。

損切の重要性は語りつくせませんが、特にFXを始めた初心者の方に肝に銘じてほしいのが、FXは損切が自然にできるようになって初めてスタートライン、との現実です。

損切ができるのは当たり前ですが、それは今後のトレード人生の入り口に立ったに過ぎません。その後、トレード手法を身に付けるための試行錯誤が必要となります。しかしながら損切を身に付けることができれば、少なくともFXで勝ち切るための玄関口に立つことができます。

自分のタイプにあった損切方法を身に付ける

トレード手法と同様、損切りの方法にも、個人個人で合う・合わないが存在します。スキャルピングが得意な人もいれば、長期でゆっくりトレードするのが性に合うという人がいるように、スイングトレードに短めの損切りは合いませんし、デイトレードに長めの損切りは合いません。また固定pipsでの損切が受け入れられない人もいれば、固定pipsでの損切りでないと損切りができない方もいます。

必要なのはどんな損切方法であれ、損切りを自然とできるようになることです。極論すればFX会社の提供ツールに搭載の、自動注文機能を利用してそのまま固定pipsで損切を入れるだけでも十分です(当然、一度設定したら絶対に損切ラインを動かしてはいけません)。

利益に対する損失幅も考慮の必要がありますが、第一段階は自然と損切ができるようになることが最優先とされます。

相場環境に応じて損切幅は調節すべき、と言うのが理想的となりますが、慣れないと損切幅の調整はメンタル的に難しい(後ろに設定してしまう)側面があるので、まずは固定pipsで損切を入れられるようになることが大切です。

固定pipsで損切が自然に入れられるようになって初めて、相場状況に応じた損切幅について考える余裕も出るのではないでしょうか?

どのような方法でもよいので、まずは自分のタイプにあった損切を自然に入れられる方法を確立すべきです。

②リスク管理(資金管理)について

トレードの手法面に注目される傾向にある中、本来トレードで勝ち切るために手法と車の両輪ともいうべき存在なのが、リスク管理(資金管理)です(下記では、リスク管理で統一)。

リスク管理にも様々な方法がありますが、最も基本的な部分は、1トレード当たりの資産に対する損失許容額もしくは損失許容率です。例えば投資資金100万円の際に1回のトレードでいくらまでの損失を受け入れるか、との考え方になります。

トレードで勝率100%はあり得ません、必ず負けが発生します。その負けが発生した際に、どの程度の負けを許容するかが、リスク管理の基本的な部分と言えます。

例えば勝率90%を超えていても、1回の負けで資金の半数以上を失うトレード手法であれば、それはバクチと一緒です。いずれ到来する負けの際に、資金を一気に失うことになります。

このリスク管理の視点は、FX初心者に著しく欠けている視点です。どうしても勝とう勝とう、そして勝って取り返す、との考えに陥りがちな初心者では、自ら気付くことが難しい視点と言えます。

教科書に記載があり、尚且つ第三者よりリスク管理の重要さを指摘されても、なかなか重要性が理解できない部分もありますが、トレードにおいてリスク管理は手法と同程度に大切、と言うことは覚えておいて損はありません。

そしてリスク管理も様々な方法論が存在しています。その中から、もしくは自らの試行錯誤の中で、自らのタイプに合ったリスク管理の方法論を構築し実践することが必要不可欠です。

例えばハイリスク・ハイリターン型のリスク管理を、ローリスク型の投資家が採用しても長続きしません。逆の場合もまたしかりです。

1回のトレード当たりの最大損失額は5%と言われることが多い

1回のトレード当たりの損失額が、投資資金に対して意外なほど大きいのが初心者トレーダーの特徴となります。

1回のトレード当たりの損失額について、最大損失額は投資資金の5%、と言われることが多いと言えます。よって投資資金100万円の場合、5万円が最大損失額となります。

もう少し具体的に落とし込むと、投資資金50万円の際に許容できる損失額は最大2.5万円となります。

ドル円の通貨ペアを1万通貨でトレードすれば250pips、5万通貨でトレードすれば50pips、10万通貨でトレードすれば25pipsとなります。

この数字を聞いて、取引量が少ないのでは? と思ったのであれば、一般的な視点では正直1回のトレード当たりでリスクを取り過ぎていることになります。それを理解した上で トレードをしているのなら問題ありませんが、意識せずリスクを取りすぎたトレードをしているようなら、トレード当たりのリスクを考えた上でトレードを行うべきです。

実際は1回当たりの損失許容率5%は高すぎる、との指摘がされるケースも多くなっています。どの程度の数字がよいかは、個人個人のトレード内容やタイプにもよるので一概には言えませんが、筆者のおすすめはやはり3%~5%ほどです。損失許容率が低すぎても、それはそれで無駄な損切りが増やしてしまう場合もあるためです。

もしリスク管理について、これまで意識したことがないようなら、一度時間を取って、自分にとって最適なリスク管理とは何かじっくり考えてみましょう。すぐに答えは出ないかもしれませんが、確実にリスク管理に対する意識が芽生るはずです。

尚、伝説のプロ投資家集団と言われたタートルズは、1トレード当たりの損失許容率を投資資金の2%を基本としてトレードを行っていたようです。トレード手法と同様に、損失許容率にも正解はありませんが、少なくともリスク管理の視点を持つこと、1回当たりの投資資金に対する損失許容額・率を意識してのトレードを行うことは、FXで生き残るためには必要不可欠 となります。

負けないためのルール化、そしてルールを守ることが必要

将棋は駒の動かし方に決まりがありますが、トレードでは打ち手に無限の可能性があります。資金さえあれば、何でもやろうと思えばできます。しかしながら負けないためには、やってはいけないことが多く存在しています。ダメなトレードの仕方をルール化して、そのルールを守ることが求められます。

上記で解説の損切及びリスク管理も、トレードルールの1つに過ぎません(最も大切なトレードルールの部類に入りますが)。他に取り上げれば、根拠の無い予想を基に無駄なトレードをしない、指標の前後に理由なくトレードしない、負けた後に焦ってエントリーしない、お酒を飲んでトレードしない、体調が悪い時はトレードしない等、様々なトレードルールが存在します。

それらのルールはトレードを繰り返す上で、自然と会得できるものも多いと言えます。

ただし様々なルールを作っても、そのルールを守るのが非常に難しい、との次の関門が控えています。実はルール化の次に控える、ルールを守る、との関門は想像以上にハードルが高くなります。トレーダーであれば、まぁいいか、と思ってルールを破ったトレードをしたことのある経験は誰しも持っています。

この、まぁいいか、をいかに避けてルール通りにトレードするかが、勝ち切るトレーダーになれるかどうかの意外なポイントです。

トレードはアートの部分があるので、裁量は必要不可欠です。しかしながら攻めのためのルールは裁量があっても、負けないためのルールは命綱であり、可能な限りルールに従うことが自らの身を守ることに繋がります。

トレードの腕前が上達するにつれ、ルールを守れない自分との闘いの面が増えます。ルール化の先に、ルールを守らない適当な自分との戦いが待っているので、ルール化だけで安心するのは時期尚早となります。

まとめ

FXで負けないためには、トレードをしないことが最善となります。しかしながら、ノープレー・ノーエラーとも言われる通り、エントリーしなければFXでは何も始まりません。

ただしFXで負けないためには、最低限守るべきルールが存在しています。今回FXで負けないための、損切とリスク管理そしてルールを中心に解説いたしました。これらが守れるようになって、初めてFXで勝ち切るためのスタート台に立つことができる、と言っても過言ではありません。

実はいずれも、実行自体はそれほど難しくありません。要はやるかやらないかです。しかしながら、特に損切はメンタル的ハードルが非常に高いため、だからこそ自らのタイプにあった、損切方法が必要となります。

FXで負けないためのルールができ、それが実行できるようになれば、あとは期待値の高いトレード手法を繰り返すだけとなります。

トレードの足元を固めるために、損切とリスク管理、そして負けないためのルール化とルール厳守を徹底したいものですね。

FX初心者の人はまずはFXに関する正しい知識を身に着けるために以下の記事を参考に勉強してからトレードを始めましょう!

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