金曜日にFXで勝てないのはなぜ?魔の金曜日トレードを解説

  • 更新日: 2019/07/31

FXは平日であれば、基本的に24時間いつでも取引できますが、実は、曜日や時間によって動きにクセがあります。

長くFXを取引している人や、FXで利益を出せている人は、曜日や時間による動きのクセを把握しているのではないかと思います。しかし、初心者の場合、動きのクセになかなか気づきません。

そのため、ここぞというタイミングでの取引ができず、勝率に波が出てきてしまうことも少なくありません。
そこで今回は、

  • 「金曜日は勝率が悪い
  • 「FXの金曜日の動きの特徴を知りたい

という人に、金曜日のFXの値動きの特徴や注意点を解説します。

FXを始めると、曜日や時間ごとに特徴があることに何となく気づきます。

初心者のうちは、FX相場が毎日動いていることもあって、曜日や時間を意識せずにトレードしてしまう人も多いのですが、勝ち組トレーダーや、プロのトレーダーは、特定の時間と曜日に集中して取引する人が多いのです。

中でも金曜日は動きが読みづらく、値動きも激しくなったりするため、「魔の金曜日」とも呼ばれる曜日です。

今回は、魔の金曜日がなぜ起こるのかということや、FXにおける金曜日の注意点を解説します。また、FXにおけるアノマリーも紹介しますので、頭の片隅においてトレードに臨んでみてはいかがでしょうか。

要人発言の影響を受け大きな値動きを見せた事例については、下記サイトにてご紹介していますのでご参考ください。

FXと曜日

FXと曜日の関係は大事だと知っていても、どの曜日のどの時間帯にどんな特徴があるのかということについて、しっかり把握していない人もいるでしょう。ここでは、FXとそれぞれの曜日や時間帯の傾向について紹介します。

為替相場に曜日や時間ごとのクセがある

為替相場は、平日であれば基本的に24時間動いていることが特徴で、それがFX取引の魅力でもあります。

休日以外は基本的にいつでも取引できることから、つい、常に取引してしまいたくなるトレーダーも多いのではないでしょうか。

特に初心者の場合、常に動いている為替相場に目を奪われて、利益獲得のチャンスを逃すまいと、無計画にトレードしてしまいがちです。その結果、大きな損失が発生し、資金が減ってしまうことも珍しくありません。

いつでも取引できるのがFXであるため、いつでも同じであるかのように錯覚しそうになりますが、そうではありません。FXには、時間ごとのクセがあり、月ごとのクセもあります。そして、指標発表などのイベント発生時の特徴もあります。

これらの特徴を把握した上で、きちんとタイミングを見極めてトレードする必要があります。

例えば、時間で言えば、東京時間は実需中心のため、ロンドンやニューヨークに比べて大きなトレンドが発生しにくい、という特徴があります。

ロンドンやニューヨークの場合は、時差の関係から、東京よりも取引量が多く、また、実需筋以外に投機筋も多いため、値動きが大きいという特徴が挙げられます。

また、月ごとの特徴で言えば、例えばドル円の場合、1月~3月は、日本の金融機関や企業の決算のため、円高になる傾向があります。

4月に入ると、日本の投資信託や生命保険が海外へ投資するために円を売るため、円安傾向になりやすいです。

さらに、米国債の利払いのある、2月、5月、8月、11月は円高になりやすく、12月は米国企業の決算のために円安になりやすい傾向があります。また、理由ははっきりしないものの、7月は円安になりやすいという特徴があります。

時間ごとの特徴については、銀行間仲値のある9時55分は国内輸入企業によるドル買いが行われ、円安になりやすい傾向にあります。

また、毎日ではないものの、投資信託がドル買いをする11時や14時も円安になりやすい傾向にあります。そして、ロンドンフィックスの16時(夏時間の場合。冬時間の場合は17時)には値動きが荒くなる傾向があり、非常に読みづらい相場になります。

このように、FXは月や時間によって特徴があります。そして、曜日ごとの特徴もあります。

例えば、月曜日はドル買いが起こりやすい曜日です。そして、方向感のない相場になりやすい傾向にあります。

特に、月初から月の半ばまでの月曜日は、主要な指標発表の種類が少なく、特段注目されているニュースがない場合は、方向感のない動きになることも珍しくありません。

また、週末に国際会議等のイベントが行われることから、ここでの要人発言に注目が集まりやすく、その内容によっては、為替相場に大きな影響を与えることもあります。

そのため、月曜日のウエリントン市場のオープン時は、上にも下にも窓を開けやすく、週末の国際会議や土日に起こった出来事によっては、窓が大きくなることも珍しくありません。

金曜日も動きに特徴があります。金曜日は週末ということもあり、他の曜日に比べて少々クセのある動きをすると言われています。そのため、初心者のうちは、金曜日の取引は避けた方が良いでしょう。

魔の金曜日と呼ばれるわけ

さきほど、初心者のうちは金曜日の取引を避けた方が良いということを書きました。というのも、金曜日はポジション調整の動きが多くなるからです。

そのため、それまでとは異なる動きになり、相場の動きが読めずに翻弄されるトレーダーも多くいます。

金曜日にポジション調整を行うのは、翌週までポジションを持ち越したくないトレーダーが多いからです。

最初の方でも書いたとおり、週末に重要な会議が開催されたり、土日の間に何か大きな事件や出来事があると、月曜朝のウエリントン市場では大きな窓が開いて取引がスタートします。

その後、窓を埋める動きになる可能性もありますが、そのまま窓の開いた方向に向かって相場が進んでいくこともあります。

自分が持っているポジションの方向と同じ方向に向かって窓が開けば良いですが、そうではなく、自分のポジションとは反対方向に窓が開いた場合は、損失が出るだけでなく、場合によってはロスカットされることもあります。

さらに、流動性が低いため、普段はほとんど為替相場に影響を与えないバーレーン市場は、土日も市場が開いており、土日に大きな事件や出来事があった場合は、レートが大きく動くケースもあります。

バーレーン市場での動きが月曜日の朝にも波及することがあるため、できるだけポジションを週明けに持ち越したくない、と考えるトレーダーも多いのです。

このように、取引が休みの土日に何か大きな事件や出来事が発生した場合のリスクを勘案し、週をまたぐことで、持ち越したポジションがロスカットされたり、大きく利益を減らすことのないよう、金曜日にポジションをいったんクローズさせる動きが強まるのです。

また、金曜日はドル買い需要が高まる傾向にあります。

もちろん、必ずそうなるわけではないので注意が必要ですが、金曜日の東京時間の仲値前に、ドル買い需要から上昇する傾向がある、ということを知った上で、取引に活かしてみるのも良いかもしれません。

動きが読みづらい金曜日ではありますが、一週間の動きを調整するような流れになることもあります。そのような動きを見つけることができれば、どのように動くか分からない金曜日の相場であっても、利益を狙うことができます。

なお、金曜日は動きが読みにくいということもあって、この日は取引をやめるトレーダーも意外に多いようです。

投資には、「売るべし、買うべし、休むべし」という格言がありますが、この言葉のとおり、相場が良くない時は休むことも選択肢の一つです。

金曜日のような、動きの読みづらい相場に無理やり参加して大きな損失を抱えるよりは、この時にはトレードせず、ただひたすら嵐が通り過ぎるのを待った方が、勝率も上がり、資金も大きく減らさずに済みます。

金曜日の動きで特に気を付けるべきこと

金曜日のFXは、翌週へのポジション持ち越しを避けるための調整が多く、動きが読みにくいという特徴があります。テクニカル指標を使って分析しても、分析どおりの結果にならないこともあります。

そのため、FXトレーダーの中には、金曜日の取引を避ける人も多いことは、先ほど説明したとおりです。

そんな読みづらい金曜日の取引ですが、例えば金曜日に五十日(ごとうび)がぶつかった場合はどうでしょうか。

五十日(ごとうび)の動きとして特徴的なのが、仲値発表の9時55分までの間に、銀行のドル買いによって円安ドル高の流れになる傾向がある、ということです。

もちろん、いつでもそうとは限りませんが、そのような傾向があると言われています。

そして、金曜日には、元々ドル買い需要が多くなるという傾向があります。このことから、五十日(ごとうび)が金曜日だった場合、仲値発表までの時間にドル買い需要が高まり、円安ドル高になる可能性が高い、ということが言えます。

もちろん、必ずそうなるわけではありませんが、そのような可能性が高まります。この他にも、10月15日や11月15日が金曜日だった場合も、動きに要注意です。

なぜなら、この日は11月(10月15日の場合)と12月(11月15日の場合)の決算のヘッジファンド解約の45日前ルールの日に当たるからです。

通常は特に大きな動きにならないものの、何か大きなニュース等があった場合、この時に大きく相場が動くこともあります。そこに金曜日が重なることで、さらに動きの読めない相場になる可能性があり、注意が必要です。

また、四半期末に金曜日がぶつかった時も、相場が読みにくい動きをするため、要注意です。

また、投資の世界には、「確固とした理由があるわけではないが、そうなりやすい」という、投資のアノマリーと呼ばれるものがあります。

例えば、「ジブリの法則」もその一つで、日本テレビの金曜ロードショーでジブリ作品が放映されると、その翌週の月曜日に相場が下落する、というアノマリーです。

ジブリの法則には確固たる根拠がないのですが、そういう傾向が強いことから、個人投資家はもちろん、機関投資家も注意しています。

また、日本におけるこのアノマリーが海外まで広がり、今では海外の投資家の中にも、ジブリの法則を気にする人がいるほどです。

この他にも、株の場合は「Sell in May」という格言があるなど、明確な理由がないにも関わらず、相場が荒れやすいタイミング、というものがあります。

例えば、為替の場合は9月がそれにあたります。なぜか分かりませんが、9月に為替相場を揺るがす大きな出来事が出やすいのです。プラザ合意やポンド危機、リーマンショックがそれに該当します。

そして、株の場合は翌月の10月が、ブラックサーズデーやブラックマンデー、そして、ギリシャ危機などで相場が大荒れとなった月として警戒されています。

為替の動きも株の動きと連動しているので、9月と10月は投資家にとっては要注意月となります。そのため、この時期の金曜日の取引には一層の注意が必要です。

金曜日と雇用統計

金曜日の為替相場が荒れやすいイメージの一つに、米国の雇用統計の存在があります。米国の雇用統計は、毎月第一金曜日に発表される指標で、様々な経済指標の中で、最も注目を集めています。

雇用統計が発表された直後は非常に値動きが荒くなり、相場が荒れやすくなります。また、雇用統計のある週は、週半ばを過ぎると、雇用統計をにらんだポジション調整の動きが出てきます。

雇用統計の結果が、市場の予想を大きく上回るものであったり、反対に予想を大きく裏切るものであった場合は、いったん相場が荒れた後、大きなトレンド転換が発生することもあります。

初心者のうちは、雇用統計の時にはポジションを持たず、結果を確認してから、相場の流れを見極めた上で取引する必要があるのです。

雇用統計は必ず毎月第一金曜日に発表されますが、その他の経済指標は日付が決まっているものもあります。その場合、年によっては、発表が金曜日になることもあります。

重要度の低い指標の場合はそれほど気にすることはありませんが、重要度が高めの指標に関しては、注意が必要です。雇用統計ほどの激しい動きにならなかったとしても、大きく動くことも珍しくありません。

そこに金曜日という要素が加わることで、予想以上に相場が荒れる可能性もあります。そのため、金曜日の経済指標発表には注意が必要です。

金曜日のトレードをどうするべきか

これまで、金曜日は相場が荒れやすく、動きが読みにくいことから、トレードには向かない、ということを書いてきました。

すでに書いたように、金曜日のトレードを休むトレーダーは決して珍しくなく、この日は相場の動きをチェックするだけ、という人もいます。

そのため、トレードは月曜日から木曜日までにして、金曜日にはポジションを持たずに週明けを迎える、というスタイルが、一番ストレスなく、FXに取り組むことができるスタイルです。

しかし、中には金曜日に敢えて取引する人もいます。しかし、その場合も、ポジションの翌週への持ち越しはできるだけしないようにしています。

長期トレードで何百pipsもの大きな値動きを狙うトレーダーの場合は、金曜日にポジションクローズさせず、翌週にそのまま持ち越すケースもあります。

しかし、その場合も、雇用統計などの大きな経済指標や、また、これまでのトレンドが大きく変わるようなニュースがあった場合はいったんポジションクローズさせて、大きな相場の流れを分析してから、再びポジションを持つようにしています。

また、ポジションは持ち越さないものの、金曜日に敢えて取引するのは、例えばスキャルピングなどの超短期取引での利益を狙うトレーダーが該当します。

このようなトレーダーは、金曜日のニューヨーク時間など、ボラティリティの高くなるタイミングの動きを狙って取引を行いますが、初心者にとっては少々ハードルが高いでしょう。

結局のところ、金曜日にトレードを持つかどうかは、その人のトレードスタイルによる部分もあるので、一概にこうだ、ということは言えませんが、相場の流れが読みにくいタイミングに、一攫千金を狙って取引するのは避けた方が良いでしょう。

これは、金曜日に限らず、どんな時にでも言えることです。FXで勝ち組と呼ばれるトレーダーは、トレードすべきポイントを絞って利益を稼ぐ人がほとんどであるため、自分にとって得意な相場や読みやすい相場をまずは狙ってトレードすることを心がけるようにすると良いでしょう。

まとめ

今回は、金曜日のFXの動き方について解説を行いました。曜日や時間帯、イベント開催など、値動きの原因となるものはたくさんありますが、中でも1週間に一度、金曜日の値動きを押さえておくと、取引しやすくなるでしょう。

年間を通しても、取引に向かない金曜日、また取引しやすい金曜日があるので、取引に慣れるまではじっくり動きを観察してみると良いでしょう。

金曜日や値動きのコツがつかめるようになってから、無理のない、損失が小さくおさまる範囲で金曜日にトレードを始めてみてはいかがでしょうか。

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