ドテンはどんなトレード手法?有効なケースと注意点を解説

  • 更新日: 2019/07/31

ドテンといわれるトレード方法が存在します。保有しているポジションを決済し、再度逆方向にエントリーを行うドテンは、トレード上級者向けのトレード方法として知られています。

ドテンについてその内容や優位点、注意点等を取り上げ解説いたしました。

トレードスタイルの基礎を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

ドテンとは

ドテンとは相場・トレード用語で、今まで持っていたポジションを決済すると同時に、逆のポジションを取ることを指します。

最初のポジションが予定通りの地点もしくは予定前でも利益の確定がなされれば、通常のトレードの場合は、その時点で利益確定によりトレードは完結します。

しかしながら決済の際に、決済地点が相場の天井(もしくは底)と判断することができれば、最初のポジションを閉じた後、次に逆方向にエントリーし直すことがドテンです。

うまくドテンを使いこなすことができれば、トレードで相場の底から天井まで取ることが可能です。トレーダーとしてはドテンが決まり利益計上ができる瞬間は、一相場当てたという実感から、何物にも代えがたい爽快感を得ることができます。

ただしドテンは、順張りトレードと逆張りトレードの両者のテクニックが必要とされるため、非常に難易度の高いトレード方法です。

ドテンロングとは

ドテンロングとは、保有するショート(売り)ポジションを決済して、新たにロング(買い)エントリーを入れて、ロングポジションを持つことです。

相場の天井と底を特定できれば、ドテンロングは非常に有効なトレード方法となります。

ドテンショートとは

一方でドテンショートとは、保有するロング(買い)ポジションを決済して、新たにショート(売り)エントリーを入れて、ショートポジションを持つことです、ドテンロングと真逆のトレード方法となります。

相場の天井を予想できれば、ドテンショートもドテンロングと同様、非常に有効なトレード方法です。

ドテンが有効なケース

ドテンは保有のポジションを決済して、再度逆の方向にエントリーし、それまでとは逆のポジションを持つことになります。

ドテンロング・ドテンショート部分でも解説の通り、ドテンは相場の天井や底の予想が出来れば、既存のポジションの利益に加えドテン後のポジションについても利益を上乗せすることができます。

よってドテンを行うためには、相場が反転する、という根拠が必要不可欠であり、逆張りトレードを余儀なくされます。

ドテンを行うためには相場が反転するという根拠が必要不可欠です。サポート&レジスタンス、テクニカル指標、ファンダメンタル要因などで以後のトレンド変換が予想できる場合、ドテンは非常に有効なトレード方法です。

ただしトレンド転換を読む逆張りエントリーは、トレンドの方向を探りトレンド方向にタイミングを見てエントリーするトレンドフォローに比べると、トレードが難しいと言えます。

よってドテンも初心者・初級者トレーダーには扱いが難しいトレード手法です。

ドテンは特にレンジ相場で有効に機能する

為替市場はトレンドが発生すると一気に伸びる性質がありますが、平常時は同じ価格帯(レンジ)を上下に往来するケースも多いです。

そんなレンジ相場の際には、ドテンが非常に有効に機能します。レンジ相場の上限方面に向けてロング(買い)ポジションを持ち、上限付近でドテンを行い、レンシ相場の下限付近で再度ドテンを行う。

レンジ相場が継続の限り、ドテンを繰り返すことで多額の利益を上げられる可能性があります。

しかしながらレンジ相場はいずれトレンド相場にとって代わられます。レンジ相場では非常に有効に機能するドテンですが、トレンド発生時には損失計上を余儀なくされます。そのままポジションを持ち続けると、多額の含み損の末に損切りを迫られることになります。

よってレンジ相場がいくら得意とはいえ、レンジ相場を認識する能力に自信がなく、トレンド相場への移行時に素早く損切りを入れられないようなら、レンジ相場であってもドテンを行うのはリスクが高いと言ってよいでしょう。

ドテンの注意点

ドテンでは2回ポジションを取ることになります。まず最初のポジションについて、テクニカル判断等の根拠があった上でエントリーを行います(もし根拠なくポジションを取るようなら、まだFX初心者の域を出ておらず、ドテンを行うのは非常にリスクが高いと言えます)。

そしてその後、逆方向にエントリーを行うことがドテンとなりますが、ドテン時は天井や底といったトレンドの反転場所特定の正確性が求められます。

予想を見誤り、2度目のエントリー後もトレンドが継続するようなら、ドテンはアッという間に損切の結果を招きます。

相場の天井と底の判断は慎重にも慎重を期すべきですが、ドテン時には損切も通常以上に重要視されます。

これまでの方向とは逆方向にエントリーするドテンでは、予想が外れるとそれまでのトレンドが継続し、損切注文を入れずにいると、ズルズルと損切注文を入れるタイミングを逃すケースが多いと言えます。

往復ビンタにも注意

ドテンを利用するトレーダーの殆どが経験するのが、いわゆる往復ビンタです。

当初のエントリーが思惑に反して逆方向に相場が進み損切となった後、次は逆方向にエントリーしたものの、逆方向にエントリーしたポジションも再び損切に合うことを、FX業界では“往復ビンタ”と表現しています。

最初のポジションで損切に合い、次に逆方向へのエントリーでも損切にあうという、やることなすこと全てが裏目に出るパターンです。

往復ビンタにあうと金銭的な面のみならず、メンタル的にも大きな影響を受けます。焦って次々に根拠なくエントリーを行い、更なる往復ビンタや損切を招く場合も多くあります。

トレードはメンタルスポーツとしての側面を持っています。よってドテンを行う際は、往復ビンタの連続などで茫然自失状態となり、いわゆるメンタル崩壊が生じないように注意が必要です。

ドテンのポジションを引っ張り過ぎない

初回のポジションが利益確定で決済した後にドテンした場合、ドテンのポジションを必要以上に引っ張りすぎない、という注意も必要です。

本来トレードは1回1回が勝負なのですが、トレードは2回勝負がある形となります。

よって初回のトレードが利益確定で着地した場合、ドテンのポジションを本来の損切ポイントで損切を行うことなく継続保有すると、気付けば2回のトレードで収支均衡、もしくは初回の利益を飛ばすのみならずトータルでマイナスとなる可能性も生じます。

初回分の利益があると、人間どうしても気分が大きくなり損切を後ろにずらす傾向があります。よってドテンした場合も通常時同様、事前に損切ポイントを設定し、損切ポイントでしっかり損切することが、利益を残すためには必用不可欠です。

ドテンの場合、特に2度目の逆張りエントリーの後、それまでのトレンドが継続するとそれほど時間が経過することなく損切りが迫られます。しかし損切りを躊躇っていると、徐々に含み損が増えるケースも頻繁に生じるためご注意ください。

1回1回のトレードでは何ら問題なく損切が出来ても、事前の利益確定があると損切が遅れるトレーダーは多く存在します。本部分はドテンの際の盲点となるので、十分に注意すべき部分です。

ドテンは資金管理も考慮する必要あり

最初のポジションが利益確定であろうと損切であろうと、2度のポジションを持つドテンでも資金管理が必要となります。

資金管理の観点からは、トレード毎にポジションを取れるロットを計算し、その上でトレードを行うことが必要です。しかしドテンの場合、初回ポジションと2回目のポジションについて同じ通貨量でトレードすることも多くなります。

2回のトレードで1回のトレードとも言えるドテンですが、純粋な意味ではトレード2回に変わりありません。特に2回目のエントリーでのポジション量は、通常通り資金量から計算した上でエントリーする必要があります。

ポジポジ病と表裏一体のドテン

FXトレーダーの殆どはポジポジ病と言っても過言ではありません。

FXトレードができる環境になるとポジションを取りたくて仕方なくなり、事前に定めたルール外でもエントリーしてポジションを取ってしまうポジポジ病は、トレーダーにとって非常にやっかいな病気です。

ポジポジ病の克服は非常な困難を伴うため、基本的にはうまくポジポジ病と付き合う方法を見つけるのが、克服の近道です(人間のメンタル面から来るポジポジ病の克服は簡単ではありません)。

またトレードをルール化することも、ポジポジ病とうまく付き合う1つの方法となります。(ただし意外な程ルール破りをしてしまうので、ルールは厳守すること)

そしてポジポジ病とドテンは表裏一体の関係にあります。ドテンでは勝ち負けにかかわらず2回ポジションを取ることになりますが、2度目の逆張りエントリー時は慎重に判断を行わなければ、単なるポジポジ病の発病となってしまいます。

1回目のポジションが損切りとなった時は、損切り分を取り返そうとするだけのエントリーになる可能性も高まります。

また1回目のポジションが利益確定であった場合でも、ポジションを持っていないと不安になるポジポジ病により、無駄な逆張りエントリーになる可能性があります。

ドテンは相場の華とも言うべきトレード方法ですが、一歩間違うと大火傷をするトレード方法です。

よって天井や底の読みに余程の自信のある局面以外は、中級者でも積極的にドテンを行わないことが、最終的に利益を残すことに繋がります。

特にドテンはポジポジ病と密接な関係にあるため、本人は冷静に逆張り局面と判断しているつもりでも、単なるポジポジ病でのエントリーとなる可能性もあります(冷静にならないと本人は気付きません)。

待てないトレーダーは勝てない

トレンドに乗った後で更に逆張りエントリーを行うドテンを使いこなすことが理想ですが、トレード上級者でもドテンを使いこなすことは難しいと言えます。それは相場の天井と底を当てるのが簡単ではないことと同一です。

ドテンでは2度目のエントリーは、1度目のポジションの決済の後、時間を空けずにポジションを持つことになります。

しかしながらトレーダーとしては、エントリーチャンスが来るまで待つことが出来なければ、いつまでも勝てるトレーダーとはなりえません。

FXトレードは平日24時間トレードが可能な反面、チャンスが来るまで粘り強く待つというスタンスが必要不可欠です。

ドテンの場合でも、読み通りトレンドから逆張りの局面が到来するケースもあります。結果的に待つことなく、連続エントリーになることでドテンとなりますが、原則的にはエントリーを待てないトレーダーは勝つことができません。

ドテンを行う時は、2度目のエントリーが単にポジポジ病からの行為ではないか、冷静に自問自答した上で行う必要があります。

自信の無いドテンであれば、エントリーを見送る勇気も必要です。無理にトレードして、利益を減らす必要はありません。

FXトレードは忙しくトレードするイメージがありますが、待つ時間が他の株式等のトレード対象に比べると長い、という特徴もあります。よって“待つ”という特徴を踏まえた上で、トレードを行う必要があります。

まとめ

持っているポジションを決済して、再度逆の方向にエントリーするドテンは相場の華と言うべきトレード方法です。相場の上下を取ることになるため、決まれば非常に爽快で、満足感も得られます。

しかしドテンは江戸時代の米相場の頃から、相場技術としては非常に難しいテクニックとして知られています。またFXの場合は特にポジポジ病と相まって、ドテンは往復ビンタと呼ばれる損切りの連続を招きかねないトレード方法です。

よってドテンエントリーは十分な根拠と自信を持った上で、冷静な心理状況で行う必要があります。

ドテンを利用せずとも、FXでは利益を上げることができます。ドテンを行い、往復ビンタで痛い目にあっているようなら、一度ドテンを止めるところからスタートしてはいかがでしょうか。

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