豊商事の評判や口コミとは?Yutaka24の特徴やサービスについてご紹介
- 更新日: 2019/07/23
証券会社の中でも最近FXを取り扱っているところが増えてきましたが、その多くは店頭FXと呼ばれるものです。
しかし、中には取引所FXと呼ばれるくりっく365というサービスを取り扱う証券会社もあるので、そちらに興味があるひともいるでしょう。
また、証券会社であれば他の金融商品に対しても投資できるので、FX口座を開設しようと思っている人の中でも
- くりっく365に興味がある
- FXのみならず、金の現物取引など、他の金融商品も含めた資産運用をしたい
という人に、今回は豊商事が提供するFXサービスについて紹介します。
豊商事は元々商品先物会社でしたが、FXやCFD、そして近年では現物株や投資信託の取扱いもしています。
金融商品の提案を通じて顧客の生活を豊かにすることをモットーに、社員教育にも力を入れるなど、多方面からサービス向上に注力しています。
なお、同社は創業以来対面営業を基本としてきましたが、近年ではインターネットによる取引にも力を入れるようになりました。
同社が提供するFXやCFDなどのサービスは、インターネット取引が基本です。手数料についても独自のサービスを展開するなど、顧客が使いやすいよう工夫しています。
使いやすく高性能なトレードシステムを提供するなど、インターネット取引に慣れたトレーダーにとっても利用しやすい会社ではないでしょうか。
「くりっく365に興味があるけれど、どこの会社で取引すれば良いか分からない」という人は、豊商事の提供するサービスを知り、検討材料にしてみて下さい。
この記事の目次
豊商事はどんな会社?
ここでは、豊商事がどのような会社なのかについて解説していきます。
豊商事について
豊商事は、1957年に設立された総合金融サービスを提供する企業です。商品先物取引のみならず、FXやCFD、金地金販売など、様々な金融商品のサービスを提供しています。
設立当初は先物取引を中心としていましたが、2014年にはあかつき証券と業務提携し、現物株や投資信託の取扱いも開始しました。様々な商品ラインナップから、顧客に合った資産運用をサポートしている会社です。
豊商事のFX取引とは
豊商事が提供するFX取引のサービスにはどういった特徴があるのでしょうか?
ここからは、豊商事で提供しているサービスや取引システムについて紹介していきます。
豊商事の「Yutaka24」
基本的にFXといえば、相対取引である店頭FXのことを指していることが多く、FXサービスを提供している会社のほとんどは店頭FXとなります。しかし、豊商事のYutaka24では、店頭FXではなく取引所FXであるくりっく365を提供しています。
店頭FXとの違いとして、くりっく365は、外国為替市場における有力な金融機関である
- コメルツバンク・アクツィエンゲゼルシャフト(コメルツ銀行)
- ゴールドマン・サックス証券
- 株式会社ドイツ証券
- 株式会社野村證券
- 株式会社バークレイズ・バンク・ピーエルシー(バークレイズ銀行)
- 株式会社三菱東京UFJ銀行
がマーケットメイカーとなります。
独自の価格を取引所に提示している中で、取引所が最も投資家に有利となる価格を自動的に抽出して取引価格を提示するマーケットメイク方式を採用しています。
そのため、投資家にとっては透明性が高い価格で取引ができます。
また、店頭FXの場合、スワップポイントの受取額と支払額において差額があるケースが多く、それがFX会社の利益となっているのですが、くりっく365ではスワップポイントから利益を得ていないので、受取額と支払額が同額の1本値となっています。
証拠金の預託先についても、店頭FXでは金銭信託として主に信託銀行へと証拠金を預け、区分管理としているのに対して、くりっく365では東京金融取引所へと全額預託していて、業者滞留分は金銭信託によって区分管理されます。
また、取引相手となるのは、店頭FXの場合は各取引業者ですが、くりっく365では東京金融取引所なので、取引の信頼度が高くなります。
さらに、くりっく365を取り扱うには厳正な基準を満たしている必要があるため、扱える業者は限られています。豊商事はその厳しい基準をクリアした業者の一つです。
このような理由から、あえてFX取引を行う際にくりっく365を選択する投資家は少なくありません。
Yutaka24の取引通貨ペアは?
Yutaka24で取引できる通貨ペアは、
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- 英ポンド/円
- 豪ドル/円
- スイスフラン/円
- 加ドル/円
- NZドル/円
- 南アフリカランド/円
- トルコリラ/円
- ノルウェークローネ/円
- 香港ドル/円
- スウェーデンクローナ/円
- メキシコペソ/円
- ポーランドズロチ/円
- ユーロ/米ドル
- 英ポンド/米ドル
- 英ポンド/スイスフラン
- 米ドル/スイスフラン
- 米ドル/加ドル
- 豪ドル/米ドル
- ユーロ/スイスフラン
- ユーロ/英ポンド
- NZドル/米ドル
- ユーロ/豪ドル
- 英ポンド/豪ドル
の25通貨ペアとなっています。
Yutaka24で取引できる通貨ペアはくりっく365で取引できる通貨ペアということになります。
店頭FX業者の中には、取り扱い通貨ペアの数がもっと少ない会社もあるので、25通貨ペアという数字は、FX取引を扱うFX会社の中でも比較的多い方であると言えます。
また、高金利通貨として人気があるトルコリラやメキシコペソなどを取引できるのも魅力です。
Yutaka24の証拠金は?
Yutaka24の証拠金は、東京金融取引所によって1枚(1万通貨または10万通貨あたり)の金額が決められています。
例えば、米ドル/日本円は1枚あたり43,000円、ユーロ/円は1枚あたり60,000円(どちらも1枚=1万通貨)となっています。
そのため、例えば10枚取引しようと思ったら、1枚あたりの証拠金額を10倍して算出します。
なお、この証拠金額は相場の変動などによって変更されます。
くりっく365のレバレッジは、店頭FXと同じく最高で25倍となっています。そのため、証拠金額やレートが変動したとしても、レバレッジは25倍までの範囲の中で変化することになります。
Yutaka24の取引単位は?
Yutaka24の取引単位は通貨によって異なりますが、1万通貨または10万通貨となっています。基本的には1万通貨が多いのですが、通貨ペアによっては10万通貨のものもあります。
10万通貨になる通貨ペアは、
- 南アフリカランド/円
- メキシコペソ/円
- ノルウェークローネ/円
- スウェーデンクローナ/円
- 香港ドル/円
の5通貨ペアです。
Yutaka24のアラート、ロスカット、追証は?
Yutaka24では、証拠金の有効比率が120%を下回ると自動的にプレアラートメールが送信され、80%を下回るとアラートメールが送信されます。
アラートメールが届いた後、特に何もせず、有効比率が50%を下回った場合はロスカットが発動して、自動的にすべての建玉が決済されてしまいます。
アラート通知やロスカットの判定は取引時間中にリアルタイムで自動的に行われています。また、毎日の取引終了時点で有効比率が100%を下回っていた場合には証拠金不足が発生するので、追証と呼ばれる追加証拠金が必要となります。
もしも追証が発生した場合は、お客様サポートデスクからメールで連絡が届きます。追証が発生した場合は、取引再開日の午後5時までに必要な金額を入金するか、建玉を一部決済し、追証金額以上に必要証拠金額を減額しなくてはいけません。
もしも時間までに上記の対処がされない場合は、すべての建玉が決済されてしまいます。
Yutaka24のスワップは?
Yutaka24のスワップは、くりっく365のスワップです。そのため、くりっく365を提供している会社は、一律で同じスワップが付きます。
くりっく365のスワップは、ドル円が48円前後、豪ドル円が30円~35円程度となっています。
店頭FXの会社の中にはもっと高いスワップがつくところもありますが、くりっく365はスワップから会社の利益を抜かないため、買いポジションの時にもらうスワップと売りポジションの時に支払うスワップが同じ1本値となっているので、透明性が高いといえます。
Yutaka24のスプレッドは?
Yutaka24はくりっく365を提供しているので、スプレッドは固定ではありません。
ドル円の場合は2018年3月9日現在3銭、ユーロ円の場合は3.5銭となっていて、店頭FXに比べるとスプレッドは広いといえます。
店頭FXの会社の場合、スプレッドはドル円で0.2銭、など、銭より小さい厘のスプレッドを提供しているところもあります。そのため、スプレッドを重視するのであれば、店頭FXの会社の中でスプレッドの狭い会社を選んだ方が良いかもしれません。
Yutaka24の取引時間は?
Yutaka24では、取引可能な時間は通常期間とサマータイム期間で違いがあります。また、対円取引とクロスカレンシー取引でも異なり、曜日によっても違いがあります。
対円取引の場合は通常期間において、月曜日は午前6時10分から7時10分の間は発注だけ受理するプレオープン時間帯となり、午前7時10分から翌朝の午前6時55分までは通常の取引時間となっています。
火曜日から木曜日は、午前7時45分から55分の間の10分間がプレオープンとなっていて、午前7時55分から翌朝の午前6時55分までが通常の取引時間となります。
金曜日のプレオープン時間帯は火曜日から木曜日と同じく午前7時45分から55分までの10分間となっていますが、取引時間は午前7時55分から翌朝の午前6時までとなります。
サマータイム期間は、月曜日は午前6時10分から7時10分の間がプレオープン時間帯となり、午前7時10分から要朝の午前5時55分までは通常の取引時間となっています。
火曜日から木曜日は、午前6時45分から55分の間の10分間がプレオープンとなっていて、午前6時55分から翌朝の午前5時55分までが通常の取引時間となります。
金曜日のプレオープン時間帯は火曜日から木曜日と同じく午前6時45分から55分までの10分間となっていますが、取引時間は午前6時55分から翌朝の午前5時までとなります。
なお、クロスカレンシー取引の場合は、どの場合でも取引終了時刻が30分早くなります。
また、
- 土曜日
- 日曜日
- 1月1日
は休業日です。
Yutaka24の口座開設について
Yutaka24でFX取引をする場合は、専用のFX口座を開設することになります。
口座開設は、
のどちらかで手続きできます。
オンライン方式
オンラインで口座開設を行う場合の手順は、
- オンライン口座開設ページからYutaka24取引約款、取引説明書、重要事項説明書、その他の契約締結前交付書面をよく読んだ上で、オンライン申込フォームに必要事項を入力する
- 約諾書とFATCA自己宣誓書類・外国PEPs申告書・非居住者金融口座情報届出書をダウンロードして印刷する
- 署名・捺印して本人確認書類を添付して郵送する
- 書類到着後に豊商事で口座開設審査が行われる
- 審査が完了したら、メールで口座開設通知メールが届く
※審査が通らなかった場合は口座開設を断られる場合があります。 - 口座開設通知メールが送られた後、IDとパスワード、入金用の振込先口座、取引限度額等が記載された書面が送られてくる。
- 受け取ったら取引証拠金を入金して取引を開始
書類方式
一方、書類方式で口座開設を申し込む場合は、
- オンライン資料請求フォームかお客様サポートデスクへと電話して、資料と口座開設申込書類を請求
- 事前交付書類をよく読んで、手元に届いた申込書兼お客様カードに必要事項を記入と捺印をする
- 口座開設に必要な約諾書、重要事項説明書、FATCA自己宣誓書類・外国PEPs申告書・非居住者金融口座情報届出書に本人確認書類を添付して、返信用封筒で送付する
- 書類が到着したら、豊商事で口座開設審査と開設の手続きが行われる
- 口座開設審査が完了したら口座開設通知メールが送られてくる
※審査が通らない場合もあります。 - 口座開設通知メールが送られたら、IDとパスワード、入金用の振込先口座、取引限度額等が記載された書面が送られてくる
- 受け取ったら取引証拠金を入金して取引を開始
Yutaka24の取引手数料
Yutaka24では、取引の際に1枚あたり片道972円(税込)の取引手数料がかかります。ただし、Yutaka24では手数料割引を用意しています。
手数料割引には2種類あり、1つはキャッシュバック方式、もう1つが日計り取引割引となっています。
日計り取引というのはいわゆるデイトレードのことで、日計り取引割引は、日計り取引の決済時手数料が無料になる、というものです。
また、キャッシュバック方式は、その月の累積取引枚数に応じて手数料のコースが自動的に適用され、翌月に徴収済手数料と適用コース手数料額との差額をまとめて取引口座へ返金する、というものです。
コースは5種類あり、
- スタンダード(月間取引枚数0~19枚)は割引後手数料が972円
- シルバー(月間取引枚数20~999枚)は割引後手数料が756円
- ゴールド(月間取引枚数1000~2999枚)は割引後手数料が648円
- プラチナ(月間取引枚数3000~4999枚)は割引後手数料が540円
- エグゼクティブ(月間取引枚数5000枚~)は割引後手数料が432円
となっています。
Yutaka24の入出金について
Yutaka24の入金方法には、専用口座への振込入金とクイック入金サービスの2種類があります。
振込入金の場合は、口座開設時に送られてきた書類に口座番号が記載されているので、銀行窓口もしくはATMから振込を行います。その際の振込手数料については、利用者の負担となります。
また、クイック入金サービスは、提携金融機関に口座を持っていて、かつ、インターネットバンキングを契約している必要があります。
提携先金融機関は
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- ジャパンネット銀行
- セブン銀行
- 楽天銀行
の5行です。
入金手続きはYutaka24取引画面から行い、入金結果は取引口座に即時反映されます。また、クイック入金の手数料は利用者の負担となります。
取引口座への初回の入金については、10万円以上となっているので注意してください。
出金の際は、取引画面から出金指示を行います。出金可能額の範囲で、5,000円以上から出金額を指定できます。
出金指示は取引終了時に確定し、翌銀行営業日に指定の口座へと振り込まれます。その際の振込手数料は豊商事が負担するため利用者は無料ですが、出金指示は1日1回限りとなります。
Yutaka24の取引ツール
Yutaka24では、PC用とスマートフォン用の2つのツールを用意しています。
PC用ツールのYutaka24トレードシステムは、WEBブラウザから手軽に利用でき、シンプルな画面構成で視覚的な操作が可能なので、初心者から上級者まで使いやすいように設計されています。
取引専用のアプリケーションも用意されていて、上級者や専門トレーダーに最適な立地クライアント型の最先端トレーディングシステムとなっています。
また、携帯電話のブラウザからも取引が可能なので、外出先からでも取引が可能なので、「今すぐ取引したい」という時にも手軽にトレードできます。なお、簡易チャートやニュースも閲覧できます。
スマートフォン専用アプリでは、タブ選択機能などのスマートフォンの特性を生かした機能を搭載しています。注文画面にはロック機能が付いているため、安全性の高い取引画面になっています。
スマートフォンに向いた画面レイアウトになっていて、チャートを4画面分割表示することもできるので、トレードに欠かせない相場のトレンド分析にも便利です。
操作は直感的に行うことができるよう工夫されています。マーケット情報をリアルタイムのプッシュ通知で受信できる他、様々な注文を1タップで簡単に発注できる設計になっているため、初心者でも使いやすいのはもちろん、「すぐに売買したい」「すぐに決済したい」という時でも、チャンスを逃しません。多機能チャート表示も可能ですので、トレード回数の多いトレーダーにとっても非常に便利です。
豊商事ではFXの動画の配信や無料コンサルティングも実施!
豊商事では動画配信を行っています。豊商事のシニアFXストラテジストである大倉たかし氏が、その日のマーケット動向などを解説する「おはようFX」という動画が、毎週月曜日から金曜日の朝と夕方に配信されています。
また、投資に関する無料コンサルティングも行っていて、専門スタッフが、利用者のレベルや運用目的に合ったFX取引の方法を教えてくれるサービスを提供しています。
なお、この無料コンサルティングは、東京の本店と大阪支店に設置されています。
まとめ
豊商事はFX取引ができる会社として、様々な金融商品に投資する人達から選ばれてきました。サポート体制も手厚く、他社のセミナーではいまいちよく理解できないという人でも、無料コンサルティングで詳しく教えてもらうことができます。
手数料が若干高いという点がネックではありますが、デイトレードの場合は手数料無料なので、デイトレーダーにとっては使いやすいのではないでしょうか。
何より、信用できる取引所FXということで、信頼度を大切にしたい人は、豊商事のFXサービスを利用してはいかがでしょうか。