GMOクリック証券FXネオのデモトレードをまるっと解説!できること、注意点
- 更新日: 2019/09/02
- GMOクリック証券のデモトレードって初心者にもできる?GMOクリック証券のデモトレードって本当に役に立つの?GMOクリック証券のデモトレードはどんな取引ツールが使えるの?
GMOクリック証券のデモトレードはとても手軽に始められて、以下のようなメリットがあります。
■GMOクリック証券のデモトレードのメリット
・FXの仕組みや取引の進め方などの基本が学べる
・本番口座と同じ取引ツールでリアルなFX取引を体感できる
・完全ノーリスクなので安心して取引経験が積める
このように、とくに初心者にとってはありがたい面が多いですが、いくつか注意点もあります。
■GMOクリック証券のデモトレードを使ううえでの注意点
・一部機能に制限がある、スリッページが起こらないなど、本番口座とまったく 同じわけではない
・長く続けても本番口座で勝てるようになるとはかぎらない
・FXの基本を学んだら、早めに本番口座にステップアップすべき
今回は、GMOクリック証券のデモトレードについて、メリットとデメリット、使える取引ツール、始め方などについて説明していきます。
ぜひ最後まで読んで、デモトレードを上手に使うコツをマスターしていってください!
この記事の目次
- デモトレードとは?
- GMOクリック証券FXネオのデモトレードでできることは?
- FXネオのデモトレードの注意点
- デモ口座の利用期間は1ヶ月
- マーケットニュースをチェックできない
- 配信レートやスリッページが本番環境と微妙に異なる
- FXネオの取引ツールの種類や特徴を比較
- ブラウザ取引画面
- はっちゅう君FXプラス
- プラチナチャートプラス
- FXツールバー
- GMOクリック FXneo
- モバトレ君
- FXWatch!
- デモトレードの始め方
- スマホアプリから始める方法
- Webサイトから始める方法
- デモトレードのやり方
- 取引の流れ
- 口座残高の変更
- GMOクリック証券では、FXネオの他にもこんなデモ取引ができる
- 外為オプション
- CFD
- 株価指数バイナリーオプション
- まとめ
デモトレードとは?
デモトレードは、実際のお金を使わずにゲームのような感覚でリアルなFXを体験できるサービスです。
このデモトレードについて、メリットとデメリットを以下の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・完全ノーリスクで実際のお金は減ることはない ・FXの仕組みや取引ツールの使い方を学べる ・本番さながらのFXを体感できる ・手法を試すことができる |
・いくら勝っても実際のお金が増えることはない ・リスク管理の甘い取引をする癖が付きやすい ・本番で勝つために必要なスキルは身に付かない |
最大の特徴は、実際のお金を使わないので完全にノーリスクで、資金を心配せずにどんどん取引ができるという点です。
そのため、初心者は本番さながらの環境でFXの仕組みや取引ツールの使い方を安心して学べますし、経験者も新しい手法を試すことができます。
一方で、実際のお金を使わないデモトレードでは、いくら勝っても儲けることはできません。
また、資金が減る心配がないため、ハイリスク・ハイリターンなリスク管理の甘い取引をする癖が付きやすい側面もあります。
さらに、本番のFXでは資金が減るプレッシャーに打ち勝つメンタルが必要ですが、デモトレードでそれを鍛えることはできません。
はじめのうちはたくさんメリットがあるデモトレードですが、必要以上に長く続けるとデメリットの影響が大きくなりやすいので注意しましょう。
GMOクリック証券FXネオのデモトレードでできることは?
GMOクリック証券のFXネオのデモトレードでは、本番のFXネオとほとんど同じ条件で、本番とほとんど同じ取引ツールを使って、リアルなFXの世界を体験することができます。
デモトレードで使用するのは仮想の資金で、登録時に10万~9,999万円で自由に設定できます。後から追加することもできるので、残高を気にせず取引できる仕組みです。
利用期間は1ヶ月で、この期間を経過するとデモ口座は自動的に解約されます(再登録して続けられますが、1ヶ月以上デモを続けるのは少し長すぎるかもしれません)。
FXネオのデモトレードは、誰でもその場ですぐに始めることができます。
審査もなく、本人確認書類などの提出も不要です。とても手軽に始められるので、以下のような人にとくにおすすめです。
■FXネオのデモトレ―ドがおすすめな人
・FXの仕組みや取引方法を学びたい初心者
・GMOクリック証券の取引ツールを試してみたい人
・FX会社の乗り換えを検討している人
デモトレードは完全ノーリスクで手軽に始められるので、上記に該当する人は気軽に試してみるといいんじゃないでしょうか。
FXネオのデモトレードの注意点
FXネオのデモトレードは、いくつか本番口座と異なる点があり注意が必要です。
■FXネオのデモトレードの注意点
上記について、それぞれ細かく解説していきます。
デモ口座の利用期間は1ヶ月
FXネオのデモ口座はずっと使い続けることができず、開設後1ヶ月が経過すると自動的に解約されるようになっています。
再登録すれば取引自体は続けられますが、取引に関する情報はすべてリセットされてしまいます。
分析などのためにこれらの情報を取っておきたい人は、解約前にデータをメモしておくようにしてください。
なお、先述した通りデモ口座を必要以上に続けるのは基本的にはおすすめしません。
利用期間が1ヶ月という注意点を上手に利用して、デモトレードを卒業するきっかけにしていただければと思います。
マーケットニュースをチェックできない
FXネオのデモ口座では一部機能が制限されており、「FXニュース」というマーケットニュースを確認する機能が使用できません。
そのため、デモトレードではマーケットのニュースは基本的に使わず、チャートを中心に取引をすることになります。
注意してほしいのは、デモから本番に移行した際に、ニュースという情報が付け加わるという点です。
今までになかった情報が加わると、それに惑わされて取引のペースが崩れてしまうことがあります。
デモトレードでチャート中心の取引がうまくいっていた場合は、本番移行後にニュースで取引判断を変えすぎないことをおすすめします。
配信レートやスリッページが本番環境と微妙に異なる
デモトレードはあくまでも仮想の取引にすぎないので、表示されたレートでそのまま取引が成立するようになっています。
そのため、基本的にスリッページ(表示レートより不利なレートで取引が成立こと)が起こりません。
一方で、本番のFXトレードでは実際に取引が行われるので、状況によってはスリッページが起こることがあります。
さらに、デモトレードの配信レートについて、ほとんど本番の配信レートと同じではありますが、微妙にTickのタイミングがズレることなどがあります。
とくに回転の早いスキャルピングなどの取引をする場合には、この微妙なズレで取引の感覚が狂ってしまうことがあるかもしれません。
本番の取引に移る際には、デモと本番には微妙な違いがあるということを意識しておくようにしましょう。
FXネオの取引ツールの種類や特徴を比較
FXネオではパソコン用、スマートフォン用、フィーチャーフォン用など、たくさんのツールを使うことができます。
それぞれのツールの特徴を以下の表にまとめました。
ツール名 | ブラウザ取引画面 | はっちゅう君FXプラス | プラチナチャートプラス | FXツールバー | GMOクリック FXneo | モバトレ君 | FXWatch! |
---|---|---|---|---|---|---|---|
対象端末 | パソコン | パソコン | パソコン | パソコン | スマートフォン (Android/iOS) |
フィーチャーフォン | スマートウォッチ(Android) |
発注機能 | あり | あり | なし | なし | なし | あり | なし |
最大チャート表示数 | なし | 6枚 | 16枚 | なし | 4枚 | なし | 1枚 |
テクニカル指標 | なし | 8種類 | 38種類 | なし | 12種類 | なし | なし |
描画ツール | なし | なし | 25種類 | なし | なし | なし | なし |
一言コメント | 1画面で完結していてわかりやすく初心者向き | ワンクリックで取引を進められる「スピード注文」がおすすめ | 豊富な機能を備えたハイレベルなチャート分析専用ツール | IEに常駐させられる便利な情報チェックツール | スマートフォンからもスムーズな取引が可能 | フィーチャーフォンからの取引に対応 | スマートウォッチから相場チェックができる |
ツールによって機能が異なるので、自分に合ったものを選んで取引をすることが大切です。
それでは、ツールごとにそれぞれの特徴をザッと見ていきましょう。
ブラウザ取引画面
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
ブラウザ取引画面はログインして最初に出てくる画面ですが、これだけで新規注文や注文変更、決済注文まで、取引に必要なことがひと通りできるようになっています。
また、この画面自体にチャート機能はありませんが、ワンクリックでプラチナチャートプラス(後述)というチャートツールを立ち上げられるようになっています。
この画面はとてもわかりやすいインターフェースですが、操作性の面ではやや難があり、スピーディな取引には向いていません。
初心者はまずここから始めてみることをおすすめしますが、経験を積んできたらより高度なツールに挑戦したほうがいいかもしれません。
はっちゅう君FXプラス
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
はっちゅう君FXプラスは、パソコンにインストールして使用する高機能型の取引ツールです。
発注、チャート分析、マーケットニュースチェック、経済指標の確認など、ひと通りの機能を備えています。
なかでも「スピード注文」という発注機能が便利で、ワンクリックで新規注文・決済注文を繰り返してスピーディに取引することが可能です。
カスタマイズの自由度が高いため、どちらかと言うと経験者向きかもしれません。
プラチナチャートプラス
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
プラチナチャートプラスは、38種類のテクニカル指標と25種類の描画ツールを備えている、チャート分析に特化したツールです。
ただし、発注機能は備えていないので、他の発注機能を備えたールツと併用することになります。
筆者がおすすめするのは、プラチナチャートプラスでチャート分析をして、はっちゅう君FXプラスの「スピード注文」で発注するという組み合わせです。
この組み合わせで取引をすると、しっかりしたチャート分析とスピーディな発注の両方を同時に実現できます。
FXツールバー
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
FXツールバーは、ブラウザ(Internet Explorer)に為替レートやFXニュースなどを表示できる便利な情報ツールです。
経済指標にはアラートを出すこともできて、相場の重要局面を見逃さないようにできます。
他の作業をしながら相場もチェックしたい人にとっては、とてもありがたいツールと言えます。
GMOクリック FXneo
GMOクリック FXneoはスマートフォン用の取引アプリで、Android版とiOS版が提供されています。
テクニカル指標は12種類、描画ツールは11種類も備えており、スマートフォンながらかなり本格的な取引ツールです。
発注機能やニュース機能も充実していて、スマートフォンだけでもハイレベルな取引をすることが可能です。
モバトレ君
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
モバトレ君はフィーチャーフォン(ガラケー)用の取引ツールで、かなり簡素な設計になっています。
発注は問題なくできますが、これをメインツールとして取引をするのは厳しいと言えるでしょう。
パソコンが触れずどうしてもフィーチャーフォンから発注したい等、特殊な場面限定で使うことをおすすめします。
FXWatch!
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
FXWatch!はスマートウォッチ用のツールで、主に相場チェックの用途で使うことができます。
腕時計で時間を確認するような感覚で為替レートをチェックできるので、外出先で相場をちょっと見てみたい時に便利です。
なお、発注機能はなく、取引をする場合にはスマホアプリを別途立ち上げる必要があります。
デモトレードの始め方
FXネオのデモトレードの始め方は、以下の2パターン用意されています。
スマートフォンをメインで使っている場合は1つ目の方法、それ以外の場合は2つ目の方法で始めてください。
スマホアプリから始める方法
スマホアプリから始めるのはとても簡単で、
という2ステップです。
スマホアプリをインストールする
まずはじめに、App StoreもしくはGoogle Playでスマホアプリ「GMOクリック FXneo」をダウンロード、インストールします。
なお、アプリを探す際は「FXneo」と検索してください。
「デモ取引を始める」をクリックする
(引用元:GMOクリック証券公式ページ )
アプリをインストールしたら、「ホーム>設定」で設定画面に移動し、「ログイン設定」の中にある「ログイン」ボタンをクリックします。
するとログイン画面に遷移しますが、その右下に「デモ取引を始める」というボタンがあるので、これをクリックしてください。
これだけでデモ口座の開設が完了、デモトレードを始めることができます。
Webサイトから始める方法
Webサイトから始める場合はメールアドレスを用意する必要があります。
手続は、
・「デモ取引申込」をクリックする
・必要事項を入力する
・登録メールを確認する
・デモ口座にログインする
という流れです。
「デモ取引申込」をクリックする
(引用元:GMOクリック証券公式ページ)
まずはじめに、公式サイトのデモ取引ページに行ってください。
上のほうに「デモ取引申込」というボタンがあるので、これをクリックして申込みフォームに遷移します。
必要事項を入力する
(引用元:GMOクリック証券公式ページ )
申込みフォームで入力するのは、以下の内容です。
・個人情報保護方針、デモ取引利用規約への同意
・ニックネーム
・パスワード
・メールアドレス
・口座残高(10万~9,999万円)
・メール配信希望の有無
すべて入力したら、「確認画面へ」をクリックして入力内容を確認する画面に遷移します。
内容に問題なければ、「この内容で申込む」をクリックしてデータを送信してください。
確認メールでログイン情報を確認する
申込みデータを送信すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
このメールアドレスには、ログインに必要なユーザーIDとパスワードが記載されています。
所定のログインURLに移動してログインをすれば、デモトレードを始めることができます。
注意:使用ツールに合った方法でデモトレードを始めよう
Webサイトからデモトレードの申込みをした場合、そのユーザーIDとパスワードではスマホアプリ「GMOクリック FXneo」にログインすることはできません。
逆に、スマホアプリからデモトレードを始めた場合は、そのユーザーIDでパソコン版のデモトレードをすることはできません。
自分の使いたいツールに合わせて、デモトレードを始める方法を正しく選択するようにしましょう。
デモトレードのやり方
デモトレードで取引する前にあらかじめ知っておきたいのは、
の2つです。
取引の流れ
まずは取引の流れですが、ここではもっとも簡単なはっちゅう君プラスの「スピード注文」を使った方法を紹介します。
新規注文は以下の流れで行います。
(1)通貨ペアの選択
(2)取引数量の決定
(3)売買を選択して発注する
約定すると、(4)のところに保有するポジションの数量や損益などの情報が表示されます。
なお、(5)の両建のチェックマークを外したうえで、新規注文と同じ流れで逆方向に発注することで、決済することができます。
口座残高の変更
次に口座残高の変更ですが、ログイン後のブラウザ取引画面の右上にある「お知らせ・登録情報」をクリックし、遷移後の画面の下部にある「変更」をクリックします。
右下に「デモ入金」という区分があるので、ここに入金したい金額を入力し、下部の「確認画面へ」をクリック、遷移後の画面で「変更」をクリックします。
これで入力した金額だけ口座残高が増えます。
ちなみに、入金額には制限があり、口座残高が1億円以上になるような入金はできないようになっています。
GMOクリック証券では、FXネオの他にもこんなデモ取引ができる
GMOクリック証券では、FXネオ以外にも以下のサービスでデモトレードをすることができます。
これらのサービスについて、それぞれ見ていきましょう。
外為オプション
外為オプションは、所定時間の為替レートが目標レートより高くなるか低くなるかを予想する取引です。
取引対象はFXと同じ為替レートですが少し違った角度からの取引で、相場状況によってはFXよりも外為オプションのほうが勝ちやすい局面もあります。
そんな外為オプションにはデモトレードのサービスが提供されていて、ノーリスクで取引を体験することができます。
しかも、登録やログインが不要なので、FXネオ以上に気軽にデモトレードを始めることができるようになっています。
FXに興味がある人は外為オプションとの相性も良い場合が多いので、一度試しにデモトレードを触ってみることをおすすめします。
CFD
CFDは、レバレッジをかけながらさまざまな国の株価指数、金や原油などの商品といったものに投資できる取引です。
取引対象が外国為替ではありませんが、仕組みはFXとほぼ同じで、FXをやったことがある人であればすぐに慣れることができます。
ただ、取引対象が大きく異なるため、値動きの大きさが外国為替とはかなり変わってきます。
GMOクリック証券のCFDにはデモトレードがあるので、CFDを実際に始める前に、デモトレードを通じて予習をしておいたほうがいいでしょう。
株価指数バイナリーオプション
株価指数バイナリーオプションは、外為オプションの株価指数版だと思ってください。
仕組みは外為オプションと同じで、レートを予想する対象が為替レートから株価指数に変わるイメージです。
これも外為オプションと同様に、登録やログインなしでデモトレードを気軽に体験できるようになっています。
新しい取引に挑戦してみたいという人は、一度株価指数バイナリーオプションを試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
最後にまとめです。
まずは、FXネオのデモトレードを始めたほうがいい人のタイプからです。
・FXの仕組みや取引方法を学びたい初心者
・GMOクリック証券の取引ツールを使ってみたい人
・FX会社の乗り換えを検討している人
次に、FXネオのデモトレードを利用するうえで意識しておきたい注意点です。
・デモ口座の利用期間は1ヶ月
・「FXニュース」を利用できない
・スリッページが起こらない
デモトレードは最初のうちはメリットが大きいですが、長く続けすぎると弊害も出てきてしまいます。
そのため、あまりデモトレードを長く続けすぎるのはおすすめしません。当初の目的が達成できたら、早めに本番口座に切り替えることをおすすめします。