FXの自動売買とは?シストレとリピート注文系を会社ごとに徹底解説

  • 更新日: 2019/08/06
FX専門家 五十嵐勝久 解説

これからFXを始める投資家は必ず自動売買の口座も開設して、自動売買も試したほうがいいと思います。自分の頭で考えた取引(裁量取引)とシステムが考えた取引(シストレ)を同時並行で行う、つまりFX2つの頭脳で行うことができるようになるからです。これはリスク分散にもなりますし、ある一定期間、裁量取引で負けてもシストレで買っていれば非常に気分は楽です。実際私もマネースクエアのトラリピのヘビーユーザーです。特に米ドル円、豪ドル円はレンジを描ことが多いため、長年成績は良好です。トラリピは発注の仕掛けを自分で設定もできるため、いきなり自動で注文を繰り返すおまかせ型シストレよりも、やりやすいと思います。

> FX専門家 五十嵐勝久について

FXを裁量取引で売買を行なってはじめますと、やはりもっといい時間帯を使ってゆっくり取引をしたいと思うことがよくあります。

しかし昼間の時間帯は仕事をしているサラリーマントレーダーですとFX取引に使える時間も限られることになり、もっと効率的に取引のできる自動売買に目が向けられるようになるのは当然の流れといえます。

自動売買のメリットとしては、プログラムを選ぶだけで簡単24時間自動で取引してくれる、チェックに必要な時間が5分程度の時間で済むということなどが挙げられます。また、FXでは初心者の方が負けてしまう原因として損切りできないことがよく挙げられますが、自動売買では損切ラインも設定できることは良い点だといえます。

しかし自動売買といっても簡単に利用できるのかどうかはよくわからないですし、様々なサービスが各社から提供されていますから、それぞれなにが必要で、どのような違いがあり、何を基準に選択するのがベストなのかを理解するのも一苦労です。

そこで今回は国内で提供されている自動売買の種類とどんな違いがあるのかについてご説明していくことにします。これをお読みになれば自分にぴったりな自動売買はなに型なのかを確実に理解することができるようになります。

自動売買の種類について

国内のFX市場で自動売買と呼ばれるのはストラテジーと呼ばれるロジックを走らせて売買するシストレと、リピートイフダンを多様して物理的な売買を複数生成して利益を上げていくリピート系の自動売買の概ね二つのサービスが提供されています。

シストレとは

国内では2010年ごろからシストレが非常に話題になり利用者も急増することとなりました。この時期にヘッジファンドなどがアルゴリズムを使って高速売買を始めたことから、裁量取引ではなくシステムトレードでの売買が大きく注目されることとなったのです。

しかしながら全体的な状況としてはストラテジーを走らせるシストレはかなり人気が落ち込むこととなってしまい、気がつくと足もとでこのサービスを提供しているFX会社は非常に限定的な状況となっています。

ミラートレーダー

ミラートレーダーはもともとイスラエルのソフトウエア会社であるトレーデンシー社が開発したものでFX会社が提供するサーバー上で戦略を複数選択して履行することによりパソコンの電源を切ってもサーバーが自動売買を行なってくれるという手軽さから人気を集め、有名になりました。

このサービスは国内ではインヴァスト証券が非常に力を入れることとなり、トレーデンシー社に対する資本参加も果たすことで国内では圧倒的なストラテジーの数の導入で他を圧倒する存在となっています。

その後を追い続けてきたのがFXプライムbyGMOでしたが、同社はこのシストレのサービスから撤退しており、アヴァトレードとインヴァスト証券の二社のみが国内でサービスを継続提供中です。ミラートレーダーの人気が大きく衰退したのには理由があります。

それは選択したストラテジーが一体どのような売買をしているのかがブラックボックス化してしまい、ドローダウンと呼ばれる損失の発生理由がいまひとつ明確でないことが、利用者の不満となっていることです。

現状ではインヴァスト証券は俺のフルオートという名称で毎週末に前週まで儲かったストラテジーを自動で入れ替えるサービスを導入していますが、評判はいまひとつといったところで、シストレ人気を回復する材料にはなっていません。

MT4を利用したシストレ

シストレによる自動売買の領域では、MTと呼ばれるロシアのソフトウエア会社が制作した取引ツールによる自動売買も大きく注目され有名になりました。

EAと呼ばれる戦略をインストールして利用すれば簡単にシストレに自動売買が可能になることから、店頭FX会社がいち早く導入しましたが、先行導入をはかったYFJXやマネックス証券はサービス提供を終了しており、FXCMを買収した楽天証券もMT4の提供から撤退しています。

現在積極的にMT4を利用している店頭FX会社もあくまで裁量取引のツールとして利用を推奨しているだけで自動売買のツールとしてMT4をプロモートしている会社は存在しないのが実情となっています。MT4は2つの問題を抱えることとなっています。

ひとつは自動売買のツールとして利用する場合には、24時間ノンストップで稼動するサーバをユーザー自身が確保しなくてはならず、仮想化されたサーバーをレンタルで借りて自前で管理するという煩雑さが伴うことが大きくその導入に足を引っ張る形となっています。

またもうひとつの問題として国内では金融庁がMT4の戦略ソフトであるEA(エキスパートアドバイザー)の有償販売に関しては投資助言業の資格をもったもの以外違法としたことからFX会社自身がシストレとしての利用をプロモーションできなくなってしまい自動売買としての普及の道が絶たれてしまったことも残念な状況を招く要因となっています。

MT4、EAについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

国内系FX会社のシストレ

このほかにも国内FX会社が独自に設定したシストレが今もサービスを続けています。

トレイダーズ証券のみんなのシストレは独自のストラテジーを提供するもので簡単に設定ができるのが特徴です。またFXブロードネットではくりっく365を利用してシストレ365のサービスを提供中です。

取引手数料無料で利益が出た場合にのみ20%のシステム利用料を支払うというなかなかユニークな仕組を導入していますが、ロジックは顧客のサーバーで管理することとなるため24時間稼動するサーバーが必須となり、利用はなかなか難しいのが実情です。また利用できるストラテジーもかなり限定的であるため、現実的な利用では大きく期待できない状況といえます。

リピート注文系とは

シストレに代わって国内で大きな人気を博するようになったのがリピート注文系の自動売買です。

このリピート系と呼ばれるものはシストレのようにロジックを走らせて売買するのではなくイフダンと呼ばれる物理的な売買予約をリピートで利用することにより利益をあげていく自動売買のことで、相場の値動きをトレーダー自身が考えて設定をすればあとは機械的に売買を繰り返してくれるという初心者でも何が行なわれているのか理解できる仕組みが人気となっているのです。

リピート系の老舗はM2J

このサービスの国内での火付け役は2007年からトラップリピートイフダンの機能を顧客に提供しはじめたマネースクエアジャパンということになります。口座開設者の実に6割以上がこのトラリピを利用しており、さらに利用者の7割あ利益を上げていると言われており、このリピートイフダン系では多くの利用者を抱える存在です。

この会社は取引手数料がきわめて高く1万通貨のドル/円で300円の手数料を支払うことになりますからですから、すでに取引上スキャルピングなどができるところではなく、トラリピに特化して会社であることがわかります。

トラリピは上昇、下落を選んで一定に値幅に複数のイフダンを設定するものですから上昇か下落一方しか利益を上げることはできません。したがって相場の動きがどうなるかをトレーダー自身が見立てることが重要になります。

ワイジェイFX!リピトレ

YJFX!のリピトレは、かなりM2Jのトラリピを意識したサービスといえます。こちらも独自特許を取得済みで、M2Jのトラリピと大きく異なるのは売りも買いにも1回の設定で往復とれることでレンジ相場の場合には往復利益を確保できるのが魅力となります。

ただし、トラリピのように複数のしかけをすることができないので細かく利益を分散して出していくことはできないのがたまに傷といえます。一方向だけ動いたほうがいいのか両方向で利益を出せるのがいいのかはまさに利用者の判断次第ということになります。

YJFX!

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推しポイント FXでTポイントが貯まる
主要通貨スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
0.20銭原則固定(例外あり)※2019年10月15日19時00分から 0.50銭原則固定(例外あり) 0.70銭原則固定(例外あり)
買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
34円 -10円 36円

アイネット証券ループイフダン

アイネット証券のループイフダンは一定値幅ごとにイフダンの買いもしくは売りの注文を実行する仕組で、利食いは一定値幅ごとに設定が可能となっています。

ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円などで利用可能でドル円は15PIPSごとに設定して15PIPSの利益がでたら確定させる方法から100PIPSごとに設定して100PIPS利益がでたらリカクするといった方法まで4つの仕組を選択することが可能です。

トラップ値幅は固定されますが、トラリピよりも簡単にセットできるので初心者でも利用しやすいのが人気です。スプレッドはトラリピよりもかなり狭いことから利用コストも安いのが大きな魅力となっています。

この手のサービスは初心者でもわかりやすいのが最大のポイントとなりますが、それを十分にカバーしているのがこのループイフダンです。

ひまわり証券ループイフダン

ひまわり証券ISグループでアイネット証券とは同じグループに属することからアイネットよりシステムをキャリーオーバーして同じループイフダンのサービスを口座開設者に提供しています。

サービスの中身はまったく同じですがひまわり証券でこの仕組みを使うと投資助言料という名目でシステム利用料がかかるため、この仕組だけを目当てにするならアイネット証券で口座を開設したほうがお得といえます。

外為オンライン iサイクル注文

外為オンライン

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買いスワップポイント
米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
15円 -20円 10円

外為オンラインが投入したリピート系のサービスはiサイクル注文と呼ばれています。この仕組みにはレンジの値幅想定のためにアルゴリズムが組み込まれており、素人ではなかなか判断しにくい通貨ペアのレンジ幅を自動で感知してくれ、どの幅で仕掛けをしたらいいかをおまかせで設定しできるのが大きな魅力です。

仕組的にはトラリピに非常によく似ていますが、レンジの値幅から先は自動で設定を任せることができるため、こちらもFX初心者には非常にやさしい仕組として人気があります。

FXブロードネット トラッキングトレード

FXブロードネットが顧客向けにローンチしたリピート系の自動売買はトラッキングトレードという名称になっています。

実はこのサービスは外為オンラインのiサイクル注文をキャリーオーバーして利用しているものですから、サービスの中身はiサイクル注文とまったく同じですが、秀逸なのはFXブロードネットならば1000通貨単位からこのサービスを利用できることで、リピート系を目当てにするのならば外為オンラインではなくFXブロードネットを通じてサービスの提供を受けることがおすすめとなります。

また、口座開設で最大20,000円のキャッシュバックがもらえることや、自動売買の方法を詳しく紹介している本がキャンペーンでもらえるのも親切でおすすめの一つです。

インヴァスト証券 トライオートFX

トライオートFXはシストレ24を提供するインヴァスト証券が並行して市場にローンチさせたリピートイフダン系のサービスで導入以来高い人気を誇っており、国内の同業者中、No.1の口座数となっています

※ミラートレーダー国内取扱い業者中、取扱いストラテジー数(2017年10月1日トレーデンシー社調べ)

このサービスではかなりの上級者でも細かく設定のできるサービスが大きな特徴で、利益の刈り取り方を事前にセットされたいくつものパターンの中から選択可能な上に、途中で裁量取引により適当に刈り取りを行なうといった臨機応変な取引もできるのが大きな特徴といえます。

したがって玄人好みのリピート系といえますが、逆に初心者にとっては非常にわかりにくく、簡単にセットしてリピートイフダンのサービスを使いたいのであれば他社のサービスを選択することのほうがわかりやすく使いやすいものといえそうです。

JNB 連続イフダン

JNB(ジャパンネット銀行)では連続イフダンとして9つ連続設定のできるサービスが利用できます。こちらも一応自動の繰り返し設定もできるようになっていますが、決定的な違いは通常のイフダンの世界なのでコストが特別にかからないのが大きな魅力です。ある意味ではこれが最もシンプルとも言えますが、アルゴリズムが自動設定をしてくれるといったサービスを望むことはできません。

まとめ

このように自動売買といってもシストレ系とリピート系に大きくわかれ、その中身も結構異なるものであることがお分かりいただけたと思います。シストレはうまく使えば確かにそれなりの効果を享受することが可能となります。

しかし、人が作成したストラテジーを読み取り利用するのは想像以上に難しいものがあり、初心者として納得して運用していくのであれば、やはりリピート系の自動売買が間違いのないサービスの選択が無難なものになります。

またリピートイフダン系でもできるだけわかりやすい設定のできるものがお勧めで、徹底してその内容を教えてくれるM2Jや効率的な利用のできるFXブロードネット、あるいは設定自身がやさしいアイネット証券などを利用してみるのがかなり安心で判りやすい方法となります。選択に当たってはやはり実際に利用してみるのが一番です。

ただ、自動売買に関してリスクやデメリットがないわけではありませんので、きちんとリスクを理解したうえで自動売買をしていきましょう。

一昔前まではプロのトレーダーが利用していた自動売買ですが、収益性の高いストラテジーを設定するという初心者の方でも難しくない仕様から投資家の皆さんが使えるようになりました。

自動売買を検討中の方で、VPSサーバーについて知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

ナビナビFXでは初心者の方が自動売買を始める場合は「外為オンライン iサイクル」をおすすめしています。

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監修者紹介/FX専門家 五十嵐勝久

中央大学経済学部卒。アルゴ株式会社代表取締役。銀行や証券、FX会社に勤務し、営業、企画、マーケティング部に所属。40歳で会社を辞めて起業。現在はFXや証券会社などのプロモーション業務、システム開発を行う一方、システムトレーダーとしても活躍。

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